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叱るより伝える!ワンちゃんともっと仲良くなれるしつけ入門

  • 執筆者の写真: WANMART
    WANMART
  • 6月24日
  • 読了時間: 13分

更新日:6月26日

最新の正しいワンちゃんのしつけ方


「昔はちょっと強めに注意すれば聞いてくれた気がする…」 「“ダメ!”とハッキリ言えば伝わると思ってた」──そんなふうに思っていませんか?


実は、かつて当たり前とされていたしつけ方法の多くが、今ではNG行為とされているんです!

科学的な研究や犬の行動学が進んだ今、“しつけの常識”は大きく変わりつつあります。 キーワードは、「怖がらせて教える」ではなく「伝えて導く」。 ワンちゃんと信頼でつながる、新しいしつけのかたちです。

今回は、思わず「えっ、それもダメなの!?」と驚くような、知らずにやってるかもしれないNGしつけ例&その正しいやり方を、まるっとわかりやすくご紹介します!


今すぐチェックして、今日から“優しく伝わるしつけ”を始めましょう!




ダメな例①:叩いて教える

▶ 今は:「褒めて伸ばす」時代!

「悪いことをしたら叩いて教える」──かつては当たり前とされていたこの方法、今では多くの専門家が“絶対に避けるべき”としています。

なぜなら、ワンちゃんは「叩かれた=自分が悪かったから」とは理解できず、ただ「この人は怖い」「ここは危険」と学習してしまうからです。

これにより、人に対して怯えたり攻撃的になったり、逆に何も表現しなくなる“学習性無力感”に陥る可能性もあります。

叩くことで一時的に行動が止まったとしても、それは恐怖による抑制。 根本的な改善にはなりません。 むしろ、恐怖やストレスによって問題行動が悪化することも多々あります。

一方で、現代主流の「陽性強化」は、良い行動をした時に即座に褒めて、ごほうびを与えるというスタイル。 成功体験を積ませることで、ワンちゃんは「この行動をすると褒められる」と理解し、意欲的に学んでくれます。


たとえば「おすわり」ができたら、笑顔で「すごいね!」+ごほうび。 これだけでワンちゃんのやる気スイッチがONに!

WANMARTのふりかけなど香りの良いごほうびを活用すれば、さらに楽しくトレーニングできますよ♪



ダメな例②:上下関係で支配する

▶ 今は:「信頼ベースのパートナー関係」

「犬には上下関係が必要!」 「飼い主がリーダーとして君臨すべき!」──こうした“リーダー論”は、かつてのしつけ本やテレビ番組などでもよく語られていた考え方でした。 確かに狼の群れが基になった理論ですが、近年の研究ではその多くが誤解や観察ミスに基づくものであることが判明しています。

現代の動物行動学では、犬は“支配”によって行動を変えるのではなく、“安心と信頼”によって人と協力する生き物だと考えられています。 つまり、叱って従わせるよりも、「この人と一緒にいたい」「言うことを聞くと良いことがある」と感じさせる方が、はるかに効果的。

例えば、無理やりマズル(口元)をつかんで押さえつけたり、仰向けにして服従させる“アルファロール”のような手法は、信頼関係を壊すリスクが高いだけでなく、攻撃行動の引き金にもなります。

その代わりに今は、「褒める」「一緒に楽しむ」「安心させる」といったアプローチでしつけを行うのが主流。

信頼ベースのしつけを続けることで、ワンちゃんとの心のつながりが深まり、自然と良い行動が増えていきます。 WANMARTのクッキーで、トレーニングタイムを“楽しい時間”に変えていきましょう!





ダメな例③:トイレ失敗は鼻を押し付ける

▶ 今は:「失敗はスルー、成功を褒める」

「トイレを失敗したら現場に連れていって鼻をグリグリ!」──昔ながらのしつけ方法として、今でも耳にすることがありますが、これはワンちゃんにとってとても理不尽な体験です。 なぜなら、ワンちゃんは“排泄そのもの”を叱られたと解釈してしまい、「排泄=怖いこと」「排泄=怒られる」と思い込んでしまうからです。

この結果、トイレを我慢してしまったり、飼い主の目を盗んで隠れて排泄するようになったりするケースも。 こうなると、衛生面の問題だけでなく、膀胱炎や便秘など健康被害にもつながる可能性があります。

そもそも失敗の原因の多くは、飼い主の誘導不足や環境設定のミスによるもの。 叱るのではなく、失敗の原因を冷静に見直す方がよほど効果的です。

では、どうすればいいのか? 答えはシンプルで、「成功したときにすかさず褒める」こと。 ワンちゃんが正しい場所で排泄できたら、笑顔で「おりこうさん!」と褒めたり、おやつをあげたりして成功体験を積ませましょう。

「トイレ=いいことがある!」と覚えてくれる確率もぐんとアップしますよ♪



ダメな例④:吠えている最中に「うるさい!」

▶ 今は:「静かになった瞬間を褒める」

「ピンポンが鳴るとすぐ吠えちゃう」 「通行人や他の犬を見るとワンワン大騒ぎ!」──そんなとき、つい「うるさい!」「ダメでしょ!」と声を荒げてしまうこと、ありますよね。

でも実はこれ、ワンちゃんにとっては“ご褒美”になってしまっているかもしれません。

犬は「吠える→飼い主が反応する=構ってもらえた!」と学習します。 特に注意してほしいのが、声のトーンや表情。

人間にとっては「怒ってる」でも、犬には「大きな声で反応してくれた!成功!」と勘違いされがちなのです。 つまり「うるさい!」という声すら、ワンちゃんにとっては強化になってしまうんです。

さらに、“吠えたら怒られる”というパターンが続くと、ワンちゃんは吠えながら不安やストレスを抱えるようになります。 根本解決にはなりませんし、関係性にもヒビが入ることに…。


そこで取り入れたいのが「静か=いいことがある」を教えるしつけ。 吠えたときにはあえて無反応を貫き、吠えやんだ瞬間に「いい子だね〜♪」と褒めて、おやつを与える。 これを繰り返すことで「静かでいる=ごほうびがもらえる」と理解し、自然と吠えない習慣が育ちます。

トレーニング効果をグッと高めてくれますよ♪





ダメな例⑤:「目を見て𠮟る」

▶ 今は:「目線ではなく、行動で伝える」

「悪いことをしたら、ワンちゃんの目をじっと見て叱りなさい」──そんな教えを受けた方も多いかもしれません。

ですが、犬の世界では“じっと目を見つめる”という行為は、友好的な意味ではなく、むしろ“敵意や威嚇”のサインとされることが多いのです。



人間同士では「ちゃんと目を見て話す」が礼儀でも、犬にとっては真逆。 目を見つめながら叱られると、ワンちゃんは「怒られてる」よりも「睨まれて怖い!」と感じ、混乱してしまいます。

特に繊細な性格の子や保護犬などは、こうした行為で強いストレスを受けてしまい、逆に人の目を見なくなったり、怯えたりするようになることも。

大切なのは、怖がらせて“やめさせる”のではなく、「どうすればいいか」を伝えて“導く”こと。 たとえばいたずらをしたときには、低めの落ち着いた声で「ダメだよ」と言い、すぐに正しい行動(おすわり・まてなど)に誘導して、できたらしっかり褒める──それが伝わるしつけです。

目線は“優しく信頼を築くとき”に使うもの。 叱るための手段にせず、普段からアイコンタクトを通してポジティブな関係性を育てていきましょう。



ダメな例⑥:ケージに閉じ込めて反省させる

▶ 今は:「ケージ=安心スペース」

「いたずらしたから反省のためにケージへ!」──このしつけ方法、かつてはよく使われていましたが、今ではNGとされています。

なぜならケージは、ワンちゃんにとって“安心して休むためのプライベートスペース”であるべき場所だからです。

それを「罰の場所」として使ってしまうと、「ケージ=嫌な場所」「閉じ込められる場所」と認識してしまい、ケージそのものがストレスの原因になってしまいます。

これにより、ケージに入ることを拒んだり、無駄吠えや破壊行動を起こしたりといった問題に発展することもあるのです。

特に怖いのが、災害時や動物病院での入院時など、“ケージに入る必要がある状況”で、極端に嫌がってしまうケース。 パニックを起こしたり、体調を崩すリスクにもつながります。

正しい使い方は、ケージを「落ち着ける場所」「ごほうびがもらえる場所」として教えること。 たとえば、ケージに入ったらお気に入りのおもちゃやふりかけ入りの食事を与える、静かにできたら褒めてごほうびをあげる──このようにしてポジティブな印象を育てていくのがベストです。




ダメな例⑦:首輪でガツンと止める

▶ 今は:「ハーネス+やさしく誘導」

お散歩中にワンちゃんがグイグイ引っ張って、「危ないから!」とガツンと首輪を引っ張る──そんなシーン、よく見かけますよね。

でも実はこの行動、ワンちゃんにとってはかなり危険です。 首輪への強いショックは、気管虚脱や頸椎損傷のリスクを伴い、健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。


引っ張られる犬

特に小型犬やシニア犬、首回りが敏感な子は要注意。 無理な力でリードを引くことで、痛みや恐怖を覚え、「お散歩=怖い時間」と学習してしまうケースもあります。 また、引っ張ること自体が癖になってしまい、悪循環に陥ることも。

そこでおすすめなのが、「前にリードのついたハーネス」を使ったやさしい誘導。 ハーネスはワンちゃんの体にかかる負担を軽減しながら、動きをコントロールしやすくしてくれます。

そして、引っ張らずに歩けた瞬間を逃さず褒めて、おやつで強化!

例えば、小さなトリーツをポケットに入れておけば、外でも使いやすい“ごほうびアイテム”に早変わり。

ワンちゃんとアイコンタクトをとりながら、「上手に歩けたね!」と楽しく学べるお散歩時間に変えていきましょう!




リードをつけられた柴犬

ダメな例⑧:リードで合図して従わせる

▶ 今は:「声とアイコンタクトでつながる」

以前は「リードでツンと引っ張って合図する」ことで犬に指示を伝えるという方法が主流とされていました。 たしかに見た目には“しっかり言うことを聞いているよう”に見えるこの手法ですが、実際にはワンちゃんにとって大きなストレスとなっている可能性が高いのです。

リードで強く引かれることで、犬は身体的に驚いたり不快感を感じるだけでなく、「飼い主とのお散歩=痛い・嫌なこと」というネガティブな印象を持ってしまいます。 さらに、リードを使ったコミュニケーションは「無理やり言うことを聞かせる」という支配的な関係になりがちで、信頼関係を築くことが難しくなります。

今は「声」「表情」「アイコンタクト」でしっかりと意思を伝えるのが基本。 散歩中もリードはたるんだ状態を保ちつつ、歩調を合わせてくれたら「いい子だね」と声をかけて褒める。 それを繰り返すことで、ワンちゃんは“自発的に飼い主と歩調を合わせる”ようになってくれます。

ごほうびトレーニングを活用すれば、褒め言葉と一緒に「嬉しいこと」がセットになり、しつけの効果もアップ!信頼と絆を深めるお散歩に変えていきましょう。



ダメな例⑨:我慢させて留守番を覚えさせる

▶ 今は:「不安を減らす“安心の練習”を」

「お留守番は我慢を学ばせるチャンス!」──確かにひと昔前まではそう言われていました。 しかし今では、この“いきなり長時間のお留守番”は、ワンちゃんにとってストレスと不安のもとになることがわかってきました。

特に甘えん坊な性格の子や、家族と一緒にいる時間が長い子は、突然のひとりぼっちに強い不安を感じ、遠吠え・粗相・家具の破壊などの“分離不安”の症状が出ることも。 こうした不安行動は、ただ時間を重ねれば慣れるというものではありません。

そこで今推奨されているのが、“段階的なお留守番練習”。 まずは1分間部屋を離れる→戻って褒める。次は3分、10分…と少しずつ時間を延ばしていき、ワンちゃんが「ひとりでも大丈夫」「ちゃんと戻ってきてくれる」と理解できるようにしていくことが大切です。

また、留守番中に夢中になれるおもちゃや、香りの良いふりかけをかけたごはんを用意してあげることで、ポジティブな経験を与えるのも効果的です。

WANMARTの鰻ふりかけや緑イ貝ふりかけは、留守番のごほうびごはんとしても大活躍!

“我慢”ではなく“安心”を教える──これが今どきのやさしいお留守番しつけです。





ダメな例⑩:「よし!」だけで褒める

▶ 今は:「“何が良かったか”を具体的に伝える」

「よし!」という言葉、私たち飼い主からすれば「今の行動、よかったよ!」という褒めのつもり。 でも実はこれ、ワンちゃんにとってはあまりピンときていないことがあるんです。

ワンちゃんはとても賢い一方で、“その瞬間の行動”と“ご褒美”や“褒め言葉”をセットで学ぶ動物。 ですので、ただ「よし!」とだけ言われても、「何を褒められたのか?」がわからず、次回同じ行動をとってくれるとは限らないのです。

そこで効果的なのが、“行動を具体的に褒める”方法。「おすわりできたね、すごい!」「お手、上手だね!」など、ワンちゃんがしたことを“言葉で再確認”するように伝えると、理解度がグッと深まります。 声のトーンも大切で、明るく高めの声で褒めると、ワンちゃんは「これは良いことなんだ!」と前向きに学習してくれます。

さらに、そこにごほうびを添えれば最強の学習効果! 喜び倍増で記憶にも定着しやすくなります。

褒めるときは、「今何が良かったか」をしっかり“伝える”意識が大切です。



ダメな例⑪:しつけは子犬のうちだけ

▶ 今は:「しつけは一生続く“心のコミュニケーション”」

「しつけは子犬のうちに終わらせるもの」──これは昔ながらのよくある誤解です。 もちろん、子犬期は学習のゴールデンタイム。 でも、ワンちゃんのしつけは“生涯続くコミュニケーション”なのです。

年を重ねると性格が落ち着いてくるため、「もう教えても無理かな」と思いがち。 でも、シニアになってからでも“教え直し”や“新しいことを覚える力”はちゃんと残っています。 実際、年齢を問わず新しい芸を覚えるワンちゃんもたくさんいます。

また、高齢になると刺激や運動量が減りがちですが、ちょっとしたしつけ練習やごほうびトレーニングは“認知機能の低下予防”にもつながります。 おすわり、まて、ふせ…などの基本動作を日々繰り返すことで、生活のリズムやメリハリもでき、心身の健康維持にも貢献します。

WANMARTの関節サポート食品、緑イ貝入りなど、年齢に合わせたごほうびを使えば、しつけタイムも無理なく続けられます。

“教える”というより“つながり続ける”──それが現代のしつけのカタチです♪



まとめ:叱るより「伝える」、怖がらせるより「導く」

ここまで読んでくださったあなたは、きっと愛犬のために“もっと良い関係を築きたい”と心から願っているはず。

だからこそ知ってほしいのが、「しつけは、怖がらせて言うことを聞かせるものではない」という新常識です。

叱る、無理に従わせる、リードで引っ張る……それらは一見“しつけっぽく”見えても、実はワンちゃんにとってはストレスでしかなく、長い目で見ると逆効果になることも多いのです。

大切なのは、「伝えること」と「信頼されること」。 ワンちゃんは、人の言葉すべてを理解することはできませんが、“優しさ”や“空気感”、“表情”はとても敏感に読み取っています。

だからこそ、褒めて、導いて、安心させながら学んでもらうしつけが、今の時代に求められているのです。

失敗を怒るのではなく、成功を喜ぶ。無理に従わせるのではなく、喜んで協力してくれる関係を築く。 これが、しつけを超えた“絆づくり”の第一歩。

そして、そんな関係をサポートしてくれるのが、美味しいおやつ。 毎日のしつけにちょっとした“うれしいごほうび”を加えるだけで、ワンちゃんの学習意欲も、飼い主のモチベーションもぐっと高まります。


「昔のやり方」から、「今のやさしい伝え方」へ──あなたもぜひ、今日から実践してみてくださいね♪


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