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賢さと優しさに包まれて|ラブラドールレトリバーと暮らす幸せ

  • 執筆者の写真: WANMART
    WANMART
  • 6月10日
  • 読了時間: 22分

更新日:6月25日

はじめに(ラブラドールレトリバーの魅力)

ラブラドールレトリバーは、世界中で愛され続けている犬種のひとつです。 盲導犬や介助犬として活躍する姿を見たことがある方も多いかもしれませんが、彼らの魅力はそれだけにとどまりません。 家庭犬としても非常に優れており、優しい性格、賢さ、そして人への深い愛情が、たくさんの飼い主さんの心を掴んできました。

何よりも魅力的なのは、その「人懐っこさ」「協調性」です。 誰とでも仲良くできる性格は、小さなお子さんがいる家庭でも安心して迎え入れられますし、初めて犬を飼うという方にもぴったり。

初対面の人にもフレンドリーに接し、常にしっぽを振ってうれしそうに寄ってくるその姿に、つい笑顔になってしまうことでしょう。

ただし、ラブラドールレトリバーは“理想の犬”というイメージが強い反面、「かわいいだけ」では付き合いきれない一面も持っています。

運動量が非常に多いため、日々の散歩や遊びの時間をしっかり確保する必要がありますし、食欲旺盛なため太りやすい傾向も。 特に成犬期〜シニア期にかけては体重管理が重要で、気を抜くとすぐに肥満体型になってしまいます。

また、好奇心旺盛でおおらかな性格の裏には、「退屈が苦手」という側面もあります。刺激のない生活が続くと、ストレスから家具をかじったり、いたずらをしたりすることもあります。 ラブラドールを飼ううえで大切なのは、彼らの心と身体を日々しっかり満たしてあげること。 「飼う」ではなく「共に暮らす」気持ちが求められる犬種なのです。

とはいえ、その手間をかける価値が十分すぎるほどあるのがラブラドールレトリバー。 飼い主に寄り添い、時に守り、いつもあなたの笑顔を見たがる――そんな彼らとの日々は、まるで信頼できる親友と過ごしているような心地よさです。

そんなラブラドールレトリバーの特徴、歴史、性格、健康管理、飼い方のポイント、しつけのコツまで、総合的にわかりやすく解説していきます。 読むうちにきっと、「こんな子と暮らしてみたい!」という気持ちが芽生えてくるはずです。


ソファで寛ぐラブラドルレトリバー



歴史・ルーツ

ラブラドールレトリバーの起源をたどると、カナダ東部に位置するニューファンドランド島へと行き着きます。

この島の漁師たちが、過酷な海での仕事を助けるために飼っていた犬たち──それがラブラドールのご先祖「セント・ジョンズ・レトリバー」です。


セント・ジョンズ・レトリバーは、冷たい海でも平気で泳げる頑丈な体と防水性のある短毛、そして何よりも飼い主と協力して働くことに喜びを感じる性格を備えていました。

彼らは網にかかった魚を泳いで回収したり、ボートを引っ張ったりと、漁師の右腕として活躍していたのです。


海で活躍するラブラドルレトリバー

19世紀初頭、この働き者の犬たちはイギリスの上流階級の目にとまりました。 特にイングランドの貴族たちは、この犬種の優れた“回収能力(レトリーブ能力)”に注目し、自らの猟犬として改良を重ねていきます。

彼らはニューファンドランドから連れてきたセント・ジョンズ・レトリバーに、イングリッシュポインターやセターなどの猟犬を掛け合わせ、より洗練された作業犬として育てていきました。

この改良の過程で誕生したのが、現在の「ラブラドールレトリバー」です。 名前の由来は諸説ありますが、当時この犬たちが多く使われていた「ラブラドール地方」にちなんで名付けられたという説が有力です。

その後、イギリスの貴族社会を中心にラブラドールの名声は広がり、1903年にはイギリスのケネルクラブにより正式に犬種登録が行われました。

アメリカでは1917年にAKC(アメリカン・ケネル・クラブ)によって認定され、以降、北米やヨーロッパを中心に急速に人気を集めていきます。


クラシックなラブラドルレトリバー

ラブラドールが単なる猟犬から、家庭犬や作業犬としての地位を築いたのは、その「万能性」にあります。

人と関わることを心から楽しみ、学習能力が高く、さらに強靭な体力を持つ──まさに「人とともに暮らすための資質」をすべて備えていたのです。

現在では、ラブラドールレトリバーは盲導犬・聴導犬・介助犬・災害救助犬など、さまざまな分野で活躍する“頼れるパートナー”として、その名を世界中に知られる存在となりました。

こうした歴史を持つラブラドールは、ただ可愛いだけのペットではありません。

人のそばで働き、共に生きることを生きがいとする、まさに「相棒」として進化してきた犬種なのです。


盲導犬として活躍するラブラドルレトリバー

見た目の特徴

ラブラドールレトリバーは、その姿を見るだけで「優しそう」「賢そう」と感じる方が多いのではないでしょうか? その印象は決して偶然ではなく、彼らの見た目はその性格や資質を映し出すように設計されています。

まず注目したいのは、がっしりとした体つきです。

中型から大型犬に分類されるラブラドールは、骨太で筋肉質な体格を持ち、全体的にどっしりとした安定感があります。

これは、もともと寒冷地の水辺で重い魚網を引いたり、獲物を運ぶ仕事をしていたルーツによるものです。 特に胸囲はしっかりと張っており、力強い前脚と大きな足で地面をしっかり捉える姿は、頼もしさを感じさせます。

次に、短く密生した被毛。ラブラドールの被毛は「ダブルコート」と呼ばれる2層構造になっており、外側の上毛は水をはじく性質を持ち、内側の下毛は保温効果が高いのが特徴です。

この構造により、冷たい水中でも活動できる耐寒性を備えています。 濡れてもすぐに水が流れ落ち、身体を冷やしにくいため、泳ぎが得意な犬種として知られています。


泳ぐラブラドルレトリバー

さらに印象的なのが、表情豊かな顔立ちです。 アーモンド形の大きな瞳は、優しさと知性を感じさせます。 目の色はブラックやチョコレートの個体ではヘーゼル~ダークブラウン、イエロー系では明るめのブラウンになることが多いです。

鼻は大きく、感覚器官としての性能も非常に優秀。視覚・嗅覚ともに発達しているため、警察犬や救助犬にも適性があります。


外で遊ぶラブラドルレトリバー

また、垂れた耳もラブラドールらしい特徴のひとつ。

柔らかく、頭の両側に自然に垂れた耳は、常に人の声や音に集中しているような印象を与えます。

そして忘れてはならないのが、「オッターテール(カワウソのしっぽ)」と呼ばれる太くてまっすぐな尾。 これは泳ぐ際に舵のような役割を果たし、バランスを取るのに大きく貢献しています。

体高はオスで約57~62cm、メスで約55~60cm。体重はオスで29~36kg、メスで25~32kgほどが一般的です。

見た目には落ち着いた印象を与えますが、実際はかなりの筋肉量と体力を備えているため、日々の運動や食事管理が重要となります

毛色については、「ブラック」「イエロー」「チョコレート」の3種類が存在します。 どの色でも共通しているのは、毛並みが光を受けると美しく輝き、健康的な印象を与える点。適切な食事とブラッシングで艶を保つことができます。

ラブラドールの見た目は、どこを取っても「人と共に暮らす」ために進化してきたことを感じさせます。

そのやわらかく親しみやすい姿に、思わず心を許してしまう方も多いのではないでしょうか。


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種類

ラブラドールレトリバーと一口に言っても、実は「毛色」によって3つのバリエーションに分類されます。


具体的には、ブラック(黒)イエロー(黄)チョコレート(茶)の3種類。それぞれ見た目だけでなく、少しずつ性格傾向や体質にも違いが見られることがあります。

ブラック・ラブラドール

最もスタンダードで古くから存在するのがブラックのラブラドールです。

歴史的にも最初に確立された毛色で、猟犬としての性能が高いとされていました。

そのため今でも、作業犬や警察犬など、現場で活躍するラブの多くはブラックであることが多いです。

性格的には落ち着きがあり、集中力も高め。家庭犬としてはもちろん、訓練の入りやすさや物事への適応力の高さから、初心者にも非常におすすめです。

イエロー・ラブラドール

やや明るめで、家庭的な雰囲気を感じさせてくれるのがイエローのラブラドール。色味にはバリエーションがあり、クリームに近い淡い色から、キツネ色に近い濃いゴールド系まで個体差があります。

イエローのラブは、優しく穏やかな印象を与えることが多く、盲導犬として選ばれることも多い毛色です。毛色の柔らかさと相まって、人当たりのよさや社交性の高さを感じやすいのも特徴。

おだやかで甘えん坊な子が多く、子どもや高齢者のいる家庭にもなじみやすい傾向があります。

チョコレート・ラブラドール

最後は、深みのあるブラウンが印象的なチョコレートのラブラドール。

3種の中ではやや珍しく、見た目の個性も強いため、一目惚れして迎える飼い主さんも少なくありません。

チョコラブは、少しやんちゃで活発な性格の子が多いと言われています。

好奇心旺盛で遊び好きな面があり、しっかりとしたしつけと日々の運動でエネルギーを発散させてあげることが大切です。ただし、その分、飼い主との絆が深まりやすく、「この子にして良かった!」と感じる瞬間も多くなるでしょう。

毛色で性格は変わる?

基本的に、ラブラドールレトリバーの性格傾向は「温厚・賢い・人が好き」で共通しています。ただ、毛色による性格の違いは、あくまで“傾向”として見られるもの。育った環境や遺伝、飼い主との関係によって性格は大きく変わります。

どの毛色が優れている、という優劣はまったくなく、あなたのライフスタイルや好みに合った子を選ぶことが、最も大切なポイントです。

被毛の違いによるケアは?

基本的に3色とも「短毛のダブルコート」で、被毛の構造に大きな違いはありません。よく抜ける時期には週3〜4回のブラッシングを行い、皮膚トラブルを防ぐことが大切です。明るめのイエローは汚れが目立ちやすい、チョコレートは紫外線の影響を受けやすいなど、見た目上の差に気をつけながらケアしてあげるとよいでしょう。

左から ブラック イエロー チョコレート
左から ブラック・イエロー・チョコレート

性格と習性

ラブラドールレトリバーが「理想の家庭犬」として長年人気を集めている最大の理由は、その性格の良さにあります。 フレンドリーで穏やか、賢くて素直――まるで人間のよき友人のような気質を持つラブラドールは、まさに“信頼できる家族の一員”です。

とにかく「人が大好き」

ラブラドールの最大の特徴は、なんといっても人懐っこさです。 飼い主に対しては強い愛着を持ち、常にそばにいたがる甘えん坊な一面があります。 また、見知らぬ人に対してもフレンドリーに接することができるため、来客時の対応にも安心感があります。 多頭飼いや、小さなお子さんのいる家庭でも比較的うまくやっていける協調性の高さも魅力のひとつです。

ただし、この「人好き」が裏目に出ると、分離不安を引き起こすことがあります。 長時間のお留守番が続くと、不安から吠えたり、家具をかじったりするケースも。 共働き家庭の場合は、事前にペットシッターの手配や、留守番トレーニングをしっかり行っておくことが大切です。

賢くて素直な性格

ラブラドールは学習能力が非常に高く、「褒められるのが好き」な性格でもあるため、しつけがしやすい犬種として知られています。 基本的なコマンドはもちろん、応用的なトレーニングやアジリティ、ノーズワークなども楽しんで取り組める能力があります。

特に「褒める・遊ぶ・ごほうびを与える」といったポジティブな接し方に対して、抜群の反応を見せてくれるでしょう。

その反面、繊細な一面もあり、怒鳴られると一気に自信を失う子もいます。強い叱責ではなく、できた時にたっぷり褒めてあげる「陽性強化」がラブラドールにはぴったりのアプローチです。

活動的で遊び好き

レトリバーという名のとおり、物を「取ってくる(retrieve)」ことが大好きな性質があります。 ボール遊びやフリスビーなどを通して、飼い主と一緒に遊ぶ時間は彼らにとって最高のごほうび。 運動量も多く、1日2回の散歩と、30分以上の遊びや運動時間が理想的です。


飼い主と遊ぶラブラドルレトリバー

また、泳ぎが得意という習性も見逃せません。 水を見つけると喜んで入っていく子が多く、夏場の川遊びやドッグプールでの運動にも適しています。

食欲旺盛な“食いしん坊”

ラブラドールの多くはとても食いしん坊です。 おやつへのモチベーションが高いため、しつけやトレーニングには活用しやすい反面、肥満になりやすいという注意点もあります。 フードの量や内容は年齢・体格・運動量に応じて見直し、体型チェックは定期的に行いましょう。


ラム肉や馬肉、白身魚といった高タンパク・低脂肪な食材を中心とした生肉フードは、体重管理をしたいラブラドールにもぴったりです。 必要な栄養をしっかり摂りながら、食べ応えもあるメニューで、健康的な満足感を得られやすいです。


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かかりやすい病気と対策 

ラブラドールレトリバーは丈夫な体つきと明るい性格で知られていますが、遺伝的な特性や体質から、特有の病気にかかりやすい一面もあります。 ここでは、生涯を通して注意したい代表的な病気と、その予防・対策について解説します。

生涯を通して気をつけたい病気

皮膚の病気

ラブラドールは短毛でダブルコートのため、一見皮膚病とは無縁に思われがちですが、実は皮膚トラブルの多い犬種です。

若年性蜂窩織炎(じゃくねんせいほうかしきえん)は、生後数カ月〜半年の子犬に見られる自己免疫性の皮膚炎で、顔や耳、頬に腫れや膿が見られます。 重症化すると食欲不振や元気消失も。 抗炎症剤やステロイド治療が主になりますが、早期発見で完治するケースも多いです。

アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質の犬に多く、季節や環境要因(ダニ、花粉、ハウスダストなど)に反応して皮膚が炎症を起こします。 掻きむしりによる二次感染にも注意が必要。 こまめなシャンプーやアレルゲンの特定、皮膚バリアを保つ食事が有効です。

膿皮症指間性皮膚炎もよく見られ、特に湿気の多い時期や足裏の不衛生状態が原因になりやすいです。 足拭き・ドライ・殺菌洗浄の徹底を習慣化しましょう。

ニキビダニ症(毛包虫症)も、免疫力が落ちた時に増殖し、脱毛やフケ、かゆみの原因になります。 獣医での皮膚検査と投薬で管理できます。

また、稀ですがエーラス・ダンロス症候群という遺伝性の結合組織異常症もあります。 皮膚が非常にもろく、裂けやすいのが特徴です。 対症療法が中心で、体への衝撃を避ける日常管理が必要です。


かゆがるラブラドルレトリバー

■ 外耳道炎

ラブラドールは垂れ耳のため通気性が悪く、外耳道炎(耳の炎症)を起こしやすい傾向にあります。 耳を頻繁に掻く、頭を振る、臭いが強くなるといった症状が見られたら要注意。 予防のためには、週に1〜2回の耳掃除や、入浴後のしっかりとした乾燥が効果的です。

■ 骨・関節系の病気

活発で体重のあるラブラドールにとって、骨や関節のトラブルは避けて通れないテーマです。

特に注意したいのが股関節形成不全 これは股関節の構造が不完全なまま成長してしまう遺伝性疾患で、歩き方がおかしい、足を引きずる、立ち上がりが遅いなどの症状が見られます。 予防には、子犬期の過度な運動を避け、栄養バランスのとれた食事を与えることが重要です。

早期骨閉鎖は、骨の成長板が早く閉じてしまい、前脚の変形などを引き起こす疾患です。 ジャンプや激しい運動を控え、適切な体重管理が予防につながります。


具合ぼ悪そうなラブラドルレトリバー

シニアになってから気を付けたい病気

ラブラドールの平均寿命は12〜14歳前後。 7歳を過ぎた頃からは、次第に「老犬期」へと入っていきます。 この時期に気をつけたい代表的な病気をご紹介します。

■ 腫瘍(がん)

シニア期のラブラドールで特に多いのが腫瘍(良性・悪性を含む)です。 皮膚にしこりができる皮膚腫瘍や、内臓にできる脾臓腫瘍などが知られており、食欲の低下や急な体重減少、元気がないなどの症状が出たら、すぐに受診を。

早期発見がカギとなるため、月1回程度のボディチェックを習慣づけましょう。

脂漏性皮膚炎

老化によって皮脂分泌のバランスが崩れると、皮膚がベタつき、フケや臭いの原因となります。 これが脂漏性皮膚炎です。高齢になると新陳代謝も落ちるため、定期的な薬用シャンプーと清潔な生活環境が大切です。

関節障害・筋力低下

加齢によって関節炎変形性関節症を発症することがあります。 散歩のペースが遅くなる、階段を嫌がる、足を引きずるといった変化に気づいたら、関節サプリやリハビリを取り入れるとよいでしょう。

関節の健康を考えた緑イ貝ふりかけは、天然のグルコサミン・コンドロイチンが含まれているため、日々のケアにおすすめです。

甲状腺機能低下症

代謝をコントロールするホルモンの分泌が減少する病気です。 元気がなくなる、太りやすくなる、被毛が薄くなるなどの症状が出ます。 血液検査で診断され、投薬治療によって比較的安定した管理が可能です。

クッシング症候群

副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されるホルモン性疾患で、多飲多尿・お腹が膨れる・筋力低下などの症状が出ます。 早期診断とホルモン調整によって、生活の質を維持できます。 高齢になっても食欲が収まらず、やたら水を沢山飲むなど、注意してください。


■ 認知症(犬の認知機能不全症候群)

夜鳴き、徘徊、トイレの失敗など、認知機能の低下による症状が見られることがあります。完全な治療法はまだありませんが、脳機能をサポートする栄養素や環境刺激、生活リズムの維持が有効です。

年老いたラブラドルレトリバー

飼い方のポイント 食事

ラブラドールレトリバーは食欲旺盛で、食べることが大好きな犬種です。

そのため、食事の内容や量の管理を怠ると、すぐに肥満につながってしまいます。 肥満は関節や内臓、皮膚などあらゆる健康リスクの引き金になるため、毎日のごはん選びはとても重要です。

理想的な食事は、高タンパク・低脂肪・消化吸収がよいもの。特におすすめなのが、生肉ベースのドッグフードです。 中でもラブラドールに人気なのは、以下のような食材です:

馬肉

脂肪が少なく、アミノ酸が豊富。筋肉維持に最適。


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ラム肉

ビタミンB群や鉄分が多く、皮膚・被毛の健康をサポート。


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鴨肉

香りが強く、食いつきの悪い子にもぴったり。


国産京鴨骨ごとミンチ
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緑イ貝

グルコサミン・コンドロイチンが豊富で、関節ケアに効果的。


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また、アレルギーがある子には、ノベルプロテイン(鹿、カンガルー、ターキーなど)を選ぶのも有効です。


国産鹿肉ジャーキー
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カンガルーミンチ
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七面鳥ターキーネック
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WANMARTの製品はすべて保存料・着色料不使用。

食材の原産地や加工工程も明記されており、安心して愛犬に与えることができます。

食事の回数は成犬で1日2回が基本。

おやつの与えすぎには注意し、どうしても欲しがる場合は、低カロリーな乾燥野菜や無添加トリーツを少量ずつ与えるようにしましょう。

給餌量は体重と運動量に応じて調整し、定期的な体重測定も忘れずに。


喜んで食べるラブラドルレトリバー

散歩・運動 

ラブラドールは元々、猟犬として水鳥を回収する仕事をしていた犬種。 スタミナが豊富で、運動が大好きです。 毎日しっかり体を動かさないと、エネルギーが余ってしまい、いたずらや無駄吠え、過食などの問題行動を引き起こすことがあります。

理想的な散歩量は、朝夕2回、各30分以上 できれば1日1回は広い公園やドッグランなどで自由運動の時間を取りたいところです。

ボール遊びやフリスビー、ノーズワーク(嗅覚を使った遊び)など、頭と体を同時に使う遊びはラブラドールの満足度をぐんと高めてくれます。

特に水遊びは、ラブラドールの本能に合った運動。夏場には浅い川やドッグプールに連れていってあげると、ストレス発散にもつながります。

注意したいのは、激しすぎる運動は関節に負担をかけるという点。 特に若齢期(成長途中)やシニア期には、ジャンプや急な方向転換を伴う運動は避けましょう。


散歩するラブラドルレトリバー

被毛のお手入れ 

ラブラドールの被毛は短毛ですが、「ダブルコート」と呼ばれる2層構造になっており、思った以上に抜け毛が多い犬種です。 特に春と秋の換毛期には大量の毛が抜けるため、日常的なケアが必要です。

基本のお手入れは、週に2〜3回のブラッシング 換毛期はほぼ毎日ブラッシングをして、抜け毛を取り除きましょう。 おすすめは、ラバーブラシやスリッカーブラシなど、毛をしっかりキャッチできるタイプ。ブラッシングは皮膚のマッサージにもなり、血行促進や被毛の艶出しにも役立ちます。

シャンプーは月1回程度が目安。皮脂を落としすぎないように、犬用の低刺激なシャンプーを使いましょう。 乾かし残しは皮膚トラブルの原因になるため、ドライヤーでしっかり乾かすことも重要です。

ラブラドールは皮膚疾患にもなりやすいため、定期的なスキンチェックを習慣にしましょう。 WANMARTでは皮膚ケアに配慮した栄養価の高い生肉や、皮膚サポート成分配合のふりかけも取り扱っており、内側からのケアも意識できます。


馬うまふりかけ
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ブラッシングされるラブラドルレトリバー

住環境

ラブラドールは室内・屋外どちらでも飼育可能ですが、理想的なのは室内飼育+十分な運動時間。 人と一緒にいるのが好きな犬種なので、家族と同じ空間で過ごせることが心の安定につながります。

広い庭や敷地がなくても、室内にゆとりあるスペース快適な寝床を確保すればOK。 体格が大きい分、ベッドやクレートも大型サイズを選びましょう。 冷暖房は必須で、特に暑さに弱いため夏場はエアコン管理を徹底してください。

また、家具や壁の角をかじる子も多いため、おもちゃや噛む専用グッズを複数用意してあげましょう。 知育トイを使って頭を使わせるのもおすすめです。

ラブラドールは掃除機やインターホンなどの音にも比較的慣れやすいですが、子犬期から生活音に慣らす「社会化トレーニング」は重要です。 来客が多い家庭でも安心して暮らせるよう、玄関まわりのしつけや、落ち着ける専用スペースの設置を検討しましょう。


クレートで寛ぐラブラドルレトリバー

しつけのコツ

ラブラドールレトリバーは「しつけやすい犬種」として知られています。 これは、彼らがもともと人と協力して作業をするために改良された犬種であり、人に褒められることが大好きで、学習意欲がとても高いからです。

しかし、ラブラドールだからといって自然と良い子になるわけではありません。 しつけの基本を押さえ、愛情と根気をもって接することが、信頼関係を深める第一歩となります。

1. 褒めて伸ばす「陽性強化」が鉄則

ラブラドールに最も効果的なしつけ法は、「陽性強化(ポジティブ・トレーニング)」です。 つまり、良い行動をしたらすぐに褒める・ご褒美をあげるというスタイル。 ラブラドールは褒められると目をキラキラさせて次も頑張ろうとします。

「おすわり」「まて」「ふせ」などの基本動作も、最初はおやつやオモチャを使って誘導し、できたらすぐにご褒美→繰り返し→徐々にご褒美を減らすという手順で習得できます。

無添加ふりかけや、乾燥レバーなどのヘルシートリーツは、しつけのご褒美としても非常におすすめです。 高嗜好性でアレルゲンが少なく、体重管理もしやすいため、トレーニングとの相性が抜群です。


馬うまレバージャーキー
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2. 遊びを通じて「信頼関係」を育てる

ラブラドールは「遊ぶこと=楽しい記憶=飼い主との絆」と考える傾向があるため、しつけも遊びの延長で教えるのが効果的です。

たとえば、引っ張りっこ遊びの中で「放して」のコマンドを教えたり、ボール遊びの中で「おいで」や「待て」を練習するなど、日常の中で自然にしつけを取り入れることができます。

一緒に遊んで信頼が深まれば、叱らずとも「飼い主の言うことを聞こう」とする姿勢が育ちます。


しつけを受けるラブラドルレトリバー

3. 問題行動の予防と対処

ラブラドールでよくある問題行動は以下の通りです:

  • 拾い食い

  • 引っ張り癖

  • かみ癖

  • 飛びつき

  • 留守番が苦手(分離不安)

これらの行動には「無視」や「置き換え」が効果的です。 たとえば、拾い食いには「リードを短く持つ」+「口元で“オフ”を教える」など。 飛びつきには「飛びついたら相手をしない」「4本足が地面についてから褒める」という工夫を。

また、噛み癖のある子には噛んでいいオモチャを用意しておくことが非常に重要です。 噛むことでストレスを発散するラブラドールには、丈夫で安全なチュートイやナチュラル素材のおやつ型おもちゃを使うと良いでしょう。


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4. 成長段階でアプローチを変える

子犬期(〜6カ月)は社会化と基本的なしつけに集中する時期。 新しい音・匂い・場所・人・犬にできるだけ触れさせ、臆病にならないように育てましょう。

1〜2歳の若犬期は最もやんちゃな時期です。 この頃はエネルギーを持て余して悪戯も増えますが、叱るのではなく環境調整と運動量の確保で対応を。 失敗は責めず、成功を褒めることが肝心です。

3歳を過ぎたあたりからは落ち着きが出て、教えたことの定着が見えてきます。 この頃になると、感情のやり取りも豊かになり、細かな指示や声色への反応も良くなります。

5. 怒らず、あきらめず、信じて続ける

ラブラドールは感受性が豊かなので、強い口調で叱られると萎縮してしまうことがあります。逆に、褒められた経験が多い子は、自己肯定感が高くのびのびと育ちます。

「どうしてできないの?」ではなく、「どうしたら伝わるかな?」という気持ちで向き合いましょう。


頭を撫でられるラブラドルレトリバー

まとめ

ラブラドールレトリバーといえば、賢く、優しく、そして何よりも人が大好きな大型犬。 家族への深い愛情と、まるで人の言葉を理解しているかのような賢さを併せ持ち、多くの人の心を掴んできました。 盲導犬や介助犬として活躍している姿からもわかるように、彼らは「信頼されるパートナー」として、心に寄り添ってくれる存在です。

そんなラブラドールとの暮らしは、実に豊かであたたかい時間をもたらしてくれます。 目が合うたびにしっぽを振り、外に出れば全力で遊び、帰宅すれば膝に顔を乗せて甘えてくる……その一つ一つのしぐさに、飼い主としての喜びを感じることでしょう。


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ただし、ラブラドールレトリバーは「かわいい」だけでは飼えない犬でもあります。

大型犬であるがゆえに、日々の散歩や運動にしっかりと時間を割く必要がありますし、食事量も多く、健康管理に気を配らなければすぐに体重が増えてしまいます。 賢い反面、退屈を嫌う性格でもあるため、日々の刺激や関わりを大切にしないと問題行動に発展することもあります。

そして、大型犬ゆえの現実的な負担も忘れてはいけません。 介護が必要な年齢になると、立ち上がりを補助する、階段を抱えて移動する、など体力的なサポートが求められるようになります。 体重30kg前後の犬の介助は、決して軽いものではありません。 また、小型犬よりも寿命がやや短く、10〜14歳ほどで旅立つ子が多いというのも事実です。

けれども、それらすべてを知った上で、なおラブラドールと暮らしたいと思えるなら——あなたはきっと、この犬種と深い絆を結べるはずです。

毎日の運動やトレーニングを共に楽しみ、疲れて眠る姿を見守る時間、歳を重ねるごとにますます深まっていく信頼と愛情。 ラブラドールレトリバーは、あなたの人生に“かけがえのない温もり”を与えてくれる存在になるでしょう。

「大変なこともあるけれど、それ以上に大きな喜びがある」——それが、ラブラドールレトリバーと生きるということなのです。


3匹のラブラドール

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