ワンちゃんが亜鉛不足になったら??〜意外と知らない亜鉛の重要性〜
- WANMART

- 2 日前
- 読了時間: 7分

毎日、愛犬のために「体に良いものを」と一生懸命ごはんを選んでいる飼い主の皆さま。 たんぱく質やカロリーはチェックしていても、「ミネラル」にまで目を向けたことはありますか?
実は今、多くのワンちゃんで「亜鉛」というミネラルが不足していると言われています。
「うちは毎日、総合栄養食のドッグフードを食べているから大丈夫じゃないの?」
そう思う方が大半かもしれません。 しかし、現実はそう甘くありません。
ワンちゃんは人間が想像する以上に多くの亜鉛を必要としているにもかかわらず、日々の食事だけでは十分な量を「吸収」できていないことが非常に多いのです。
ワンちゃんは人の「5倍」も亜鉛が必要!?
実は、ワンちゃんが健康な体を維持するためには、体重1kgあたり「約1mg/日」の亜鉛が必要とされています。
これを人間の必要量(体重にもよりますが、成人で1日約8〜10mg程度)と体重比で比べてみると、なんと約5倍にもなる量なのです。
なぜ、小さなワンちゃんの体にそれほど大量の亜鉛が必要なのでしょうか?
それは、ワンちゃんが全身を「毛」で覆われているからです。
被毛や皮膚を作るためには大量の栄養素が使われます。
とくに、体がグングン作られる「成長期」や「妊娠授乳期」、そして春と秋に大量の毛が生え変わる「換毛期」には、体内の亜鉛が驚くほどのスピードで消費されていきます。
そのため、通常の食事で少し亜鉛が入っている程度では、この莫大な必要量をカバーしきれず、知らず知らずのうちに「慢性的な亜鉛不足」に陥っているワンちゃんが少なくないのです。

ワンちゃんにとって亜鉛はなぜ必要なの?
では、亜鉛はワンちゃんの体の中で具体的にどんな働きをしているのでしょうか?
亜鉛は体内の数百種類もの酵素の働きを助ける、まさに「必須ミネラル」です。
皮膚や被毛の健康維持 細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)を助けます。亜鉛が足りていると、皮膚のバリアが強くなり、ツヤツヤでフワフワの毛並みが作られます。
免疫力の向上 ウイルスや細菌から体を守る免疫細胞を元気に保ちます。病気に負けない強い体づくりのベースになります。
消化機能(腸内環境)の正常化 胃や腸の粘膜は非常に早いスピードで生まれ変わります。亜鉛はこの粘膜の修復をサポートし、栄養をしっかり吸収できる元気な腸を作ります。
嗅覚・味覚のコンディション維持 匂いや味を感じる細胞の働きを正常に保ちます。犬にとって「匂い」は食欲のスイッチ。ここが鈍るとご飯を食べなくなってしまいます。
つまり、亜鉛は「丈夫な体づくり」と「毎日のイキイキとした生活」の土台となる、絶対になくてはならない栄養素なのです。

要チェック!見逃しがちな亜鉛不足の「サイン」
亜鉛が不足すると、体にさまざまな不調のサインが現れ始めます。
「生まれつきの体質かな?」 「年をとったからかな?」と思って見過ごしがちなちょっとした症状も、実は体からの「亜鉛が足りないよ!」というSOSかもしれません。
以下のリストで、愛犬に心当たりがないかチェックしてみてください。
涙やけ・目ヤニがずっと気になっている
お腹が弱く、下痢や便の不調(軟便など)を繰り返す
フケが出やすい、体をよく痒がる、皮膚炎が治りにくい
シャンプーをしても、すぐに体臭や口臭が気になってくる
最近食いつきが悪く、フードをコロコロ変える「フードジプシー」になっている
ひとつでも思い当たる項目がある場合は、栄養バランスの見直し、とくに「亜鉛不足」を疑ってみる価値があります。

亜鉛が不足するとどんな深刻な問題が起きる?
「たかがミネラル不足でしょ?」 と侮ってはいけません。
亜鉛不足が引き起こす最大かつもっとも厄介な問題は、「腸の粘膜が傷つき、体のバリア機能が落ちてしまうこと」です。
健康な腸は、細かい網目のように「必要な栄養」だけを吸収し、「不要なゴミ」はブロックします。
しかし、亜鉛が不足して腸の粘膜がボロボロになると、この網目が広がってしまいます(これをリーキーガット症候群などと呼ぶこともあります)。
すると、本来なら便として排出されるはずの「未消化の食べ物」や「老廃物・毒素」が、そのまま腸の壁をすり抜けて血流に乗り、全身へ運ばれてしまうのです。
体はなんとかしてその毒素を外へ追い出そうと必死に戦います。
その結果として、ドロドロの涙となって溢れれば「涙やけ」に、皮膚から排出しようとすれば「治らない皮膚炎やフケ」に、そして「きつい体臭」といった目に見える形となって表面化してしまうのです。
また、細胞の元気がなくなることで嗅覚や味覚も落ちるため、シニア犬の食欲不振や「何を出してもプイッとそっぽを向いてしまう」という深刻なお悩みにも直結します。

ここが盲点!「摂る」ことよりも「吸収される」ことが大切
「原因がわかった!じゃあ、パッケージに『亜鉛配合』と書いてあるドライフードに変えればいいのね!」
…ちょっと待ってください!
実はここが最大の落とし穴なんです。
市販のドッグフードの多くにも亜鉛は添加されていますが、大切なのは「口に入れること(摂ること)」ではなく、「体の細胞に届くこと(吸収されること)」です。
一般的なフードに使われている安価な無機亜鉛などは、犬の短い腸ではうまく吸収されにくく、せっかく食べてもそのままウンチと一緒に体外へ排出されてしまうことが多いのです。
お腹の調子が崩れがちな子や、シニア犬のように消化力が落ちている子なら、なおさら吸収率は下がります。
弱った腸でもしっかり認識して吸収できる、体に優しい「形」の亜鉛を選んで届けてあげることが、根本的なトラブル解決への第一歩なのです。

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「じゃあ、どうやって吸収されやすい亜鉛を選んであげればいいの?」
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