黒いうんち = 全部危険じゃない!犬の便色からわかる健康と不調
- WANMART
- 12 時間前
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原因・見分け方・受診目安・健康的なウンチの基準までまとめて解説
ウンチは、ワンちゃんの体調を知るための最もわかりやすい“日々のバロメーター”です。
なかでも黒いうんちは、正常な範囲のこともあれば、注意したほうがよいケースもあります。
ここでは黒便の原因・心配いらない例・受診の目安に加えて、健康的なウンチの状態についても整理していきます。
健康的なウンチってどんな状態?
まずは、日常的にチェックしておきたい“良いうんち”の特徴です。
ここを押さえておくと、黒便の意味も理解しやすくなります。
● 色:チョコレート色〜こげ茶
一般的には濃い茶色が理想で、食べたものによって多少濃淡が変わるのは正常です。
● 形:コロッとしたバナナ形
適度な水分があり、持ち上げても崩れにくい“しっかりタイプ”。お尻からスルッと出て、地面に軽く跡が付く程度がちょうど良いと言われます(※個体差あり)。
● 水分量:やわらかすぎず、固すぎず
指で押すと少しへこむ程度が理想。乾燥しすぎてパサパサなら水分不足、逆にどろっとしている時期が続けば腸のトラブルを疑います。
● におい:強すぎない
「いつもと同じにおい」というのが大切。強烈に変化した場合は、腸内環境の乱れや食べ物の影響が考えられます。
こうした“日々の良いうんち”を知っておくことで、黒いうんちが出たときに「いつもと違う変化かどうか」を瞬時に判断しやすくなります。

黒いうんちはどうして起こる?
黒便には、大きく分けて2つの原因があります。
① 食べたもの・サプリによるもの(心配なしが多い)
② 上部消化管からの出血(注意が必要)
心配しなくて大丈夫なケース
まずは“よくある自然な黒便”です。
● 赤身肉・レバーなど鉄分の多い食材
ヘム鉄は酸化すると黒っぽく見えるため、特に赤身肉中心の食事の後に色が濃くなることがあります。
● 濃い色の食材(ブルーベリー・海藻など)
一時的な黒色化。元気で食欲があるならほとんど心配いりません。
● シンプルな赤身中心のフレッシュフード
良質なタンパク質や内臓を取り入れると、自然と色が濃くなることも。
特にWANMARTの赤身肉(鹿・馬)を使ったメニューは鉄分が吸収されやすく、この変化が起こりやすい傾向があります(※個体差あり)。
注意したい“病気のサイン”の黒便
黒く、ベタッ・ドロッとした質感で、においが強い場合はタール便(=消化管出血の可能性)に注意が必要です。
こんな様子があれば、すぐにチェックを。
いつもより元気がない
食欲が落ちている
嘔吐を繰り返す
下痢と黒便が交互に出る
お腹を触ると痛がる
ぐったりしている
上部消化管(胃・小腸)からの出血は、血液が胃酸で分解されて黒く見えるため、色だけで判断するのが難しい特徴があります。

病院に行くべきかの判断基準
迷ったら、次のポイントをセットで見ます。
● 1〜2回で色が戻る?
食材が原因ならすぐ戻ります。
● 元気・食欲は普段どおり?
どちらも落ちているなら要注意。
● タールのようにベタつく?
伸びるような質感の黒便は出血の可能性があるため、早めの受診を。
● 繰り返している?
2〜3日以上続く場合は病院で相談が安心です。
WANMARTからできる"食事のサポート"
黒便の原因が「胃腸の負担」であるケースも少なくありません。 そこで、日々の食事でお腹をいたわるサポートが役立ちます。
ボーンブロス(放牧牛・チキン)
消化しやすく、少量でもエネルギーとミネラルを補えるスープ。
季節の変わり目や疲れやすい時期の“弱った胃腸のつなぎ食”に便利です。
PERFECTシリーズ(鹿・馬)
お肉・内臓・骨をまるごと使用したホールフード設計。
シンプルな素材で作られているため、フードの複雑さが原因で腸が乱れてしまう子にも向いています。
鉄分由来でやや濃い色の便になることがありますが、それは“自然な範囲の変化”なので見極めがしやすい点がメリットです。
緑イ貝ふりかけ
関節ケアだけでなく、消化管に負担をかけないシンプル素材のケア食材として活用できます。
抗炎症性のある脂質(ETA)の働きが期待され、季節のゆらぎによるお腹の不調を抱える子にも相性が良い素材です。
まとめ
黒いうんちは、
① 食べ物由来で心配いらない黒便 ② 消化管トラブルの可能性がある黒便の両方が存在します。
日ごろから健康的なウンチの色・形・におい・硬さを把握しておくことで、「いつもと違う変化」に気づきやすくなります。
迷ったときは、元気・食欲・便の質をセットでチェックし、必要に応じて受診を検討しましょう。
胃腸がゆらぎやすい子や、いつも便が安定しない子には、まず“シンプルで消化しやすい食事作り”が基本です。
WANMARTでは、赤身中心のフレッシュフードやボーンブロスなど、体に無理をかけないごはん作りをサポートできる選択肢をそろえています。


