愛犬がドライフードを食べない…その原因と解決法
- WANMART

- 8月18日
- 読了時間: 7分
「うちの子、急に食べなくなった…」そのとき飼い主の胸に広がる不安
いつもならカリカリと音を立てて食べてくれるドライフード。 でも、ある日突然、器の前で立ち止まり、じっと見つめたまま口をつけない…。
そんな姿を見た瞬間、飼い主さんの心には「どうしたんだろう?」「体調悪いのかな?」と不安が広がります。
食事はワンちゃんの健康の基盤。
食べない状態が続けば、栄養不足や体力低下だけでなく、病気のきっかけにもなりかねません。
今回は、なぜドライフードを食べなくなるのか、そして食欲を取り戻すための具体的なステップを、実用的に掘り下げていきます。

ドライフードを食べない4つの主な原因
1. 味や香りに飽きてしまった
ワンちゃんは食事を「舌」だけでなく「鼻」でも楽しんでいます。 その嗅覚は人間の数千倍とも言われ、微細な香りの変化を敏感に感じ取ります。
ところが、毎日同じドライフードを与え続けると、香りや味の刺激が単調になり、「もうこの匂い、飽きちゃったな…」と興味を失うことがあります。
特にグルメな子や嗜好性の高い食事を経験している子は、香りのインパクトが弱くなると急に食べなくなる傾向があります。
この場合は、食事にちょっとした変化をつけるだけで食欲が戻ることも多いです。
2. 歯や口腔内のトラブル
食欲の低下は、必ずしも「好き嫌い」だけが原因ではありません。 歯周病や歯石の蓄積、口内炎、歯のぐらつきなどがあると、硬いドライフードを噛むときに痛みが走り、それを避けようとします。
シニア期になると歯や歯茎の状態は少しずつ変化します。 見た目ではわからなくても、口の中の違和感がストレスになっていることも。
特に「食べたいのに食べられない」状況はワンちゃんにとって大きな苦痛です。
この場合、フードの硬さや形状を工夫したり、獣医師に口腔ケアを相談することが大切です。
3. 年齢や体調の変化
若い頃は元気に何でも食べられた子でも、年齢とともに嗅覚・味覚が鈍くなり、食欲そのものが低下することがあります。 また、病気や手術の回復期には、消化の良さや香りの強さが求められます。
このようなときには、香りが立つやわらかい食事や、消化器官に優しい食材が向いています。
高齢犬では特に、「栄養価が高く、少量でも満足感を得られる食事」が理想です。

4. 食事環境のストレス
意外と見落とされがちなのが「食べる場所や雰囲気」。
テレビの音、掃除機、子どもの声、他の犬猫の視線…。 これらはワンちゃんにとって集中を妨げる要因になります。
また、落ち着かない場所では「食べても大丈夫かな?」という警戒心が働き、食事より周囲の安全確認を優先してしまうこともあります。
静かで安心できる空間を用意するだけで、食欲が戻るケースも少なくありません。
すぐに試せる“おいしいスイッチ”の入れ方
香りを立たせる
ドライフードを軽くお湯でふやかす、または低温でさっと温めると、香りの成分が立ち上り、嗅覚への刺激が増します。
香りが強くなると「おっ、今日はいつもと違うぞ!」と興味を引くことができます。
トッピングで変化を加える
少量のゆでササミや野菜、生肉などをプラスすることで、香りや味の幅が広がり、嗜好性が一気にアップします。
特に生肉は食欲を強く刺激するため、偏食気味の子にも効果的。
ここでおすすめなのが、後述する「馬うまミンチ」です。少量のトッピングから始めることで、消化器への負担も少なく移行できます。

噛みやすくする
歯や顎に負担がかからないよう、粒を細かく砕いたりお湯でふやかして柔らかくすることで、「食べたいけど噛めない」という状態を防げます。
環境を整える
静かで安心できる場所で、落ち着いて食べられるようにしましょう。
時間を決めて食事を与えることで「ごはんの時間」を習慣化するのも効果的です。
食欲復活の切り札「生食(ローフード)」
近年、犬の栄養学や自然食への関心が高まり、生食(ローフード)が注目されています。 これは生肉・内臓・骨・魚などをバランスよく組み合わせた食事で、本来の食性に近づけることで、香り・栄養・水分を自然な形で摂れるのが魅力です。
香り立つお肉の匂いに、耳がピン!鼻がクンクン。
――この“本能に届くシグナル”こそ、生食が偏食期のワンちゃんの背中をそっと押してくれる理由のひとつです。
香り×水分×食感が“食べたい”を引き出す
生食は加熱したフードよりも香りが濃く、水分もたっぷり。 ワンちゃんは嗅覚がとても優れているため、この“香りの強さ”が大きな魅力になります。
さらに水分量の多い食事は、しっとりとした食感も相まって嗜好性が高まりやすいことが知られています。
つまり、生食は「クンクン…これは食べたい!」という本能的なスイッチを押してくれる設計なんです。
“水分を食べる”=消化器にやさしい設計
生食やウェットフードは、食事そのものからしっかり水分が摂れるのもポイント。
水分を多く摂ると消化吸収がスムーズになり、尿の比重が下がるなどの体内変化も起こります。
これは、尿路結石のリスクが高い犬種や、シニア犬にとっても有益なこと。
「食べながら水分補給できる」ことは、体にやさしいメリットです。
栄養の“熱影響”を受けにくい可能性
加熱によって失われやすい栄養素があります。
例えばビタミンB群やオメガ3脂肪酸は高温で減ってしまうことがあるため、生食は理論上、そうした栄養素をより効率的に摂れる可能性があります。
ただし「生だから絶対に健康効果が上回る」と言えるほどの決定的なデータはまだありません。
ここは冷静に、「栄養を壊しにくい可能性がある」という程度に押さえておくのが大切です。
このように、ローフードはドライフードだけでは摂りづらい栄養や水分を補いながら、嗜好性を高めることができる点が、食欲低下時の強い味方になります。
生食デビューにおすすめ!WANMART「馬うまミンチ」
初めて生食に挑戦するなら、まずは扱いやすく安全性が高いものから。
そこでおすすめなのが、WANMARTの「馬うまミンチ」です。
馬うまミンチの魅力
安心・安全:国産・ヒューマングレードの赤身馬肉を使用
高栄養・低脂質:シニア犬やダイエット中の子にも安心
亜鉛酵母入り:皮膚・被毛・免疫サポートに最適
アレルギーに配慮:牛・豚に比べて反応が出にくい
亜鉛不足による「皮膚のかゆみ」「フケ」「毛艶低下」に悩む子に特におすすめ。 馬肉の脂質はお魚と同じく血液サラサラ効果があり、消化吸収も良好です。
馬うまミンチ 栄養価一覧
与え方のポイント
衛生管理は最優先
生肉にはサルモネラやリステリアなどの食中毒菌が潜むリスクがあります。 家庭で扱うときは、解凍から調理器具の洗浄、保存方法まで、人間用の生肉以上に徹底した衛生管理が必要です。 特に乳幼児や高齢者、免疫力の低い家族がいる場合は、取り扱いに十分注意しましょう。

栄養設計は“全体最適”で
手作りの生食は、カルシウムや微量栄養素の不足・過剰といったバランスの崩れが起きやすいもの。 完全栄養設計がされた市販の生食をベースにし、トッピングとして手作りを足す方法が安心です。獣医師やペット栄養士のアドバイスを参考に、その子の年齢・体重・活動量に合わせて配分しましょう。
食事全体の半分程度を目安に
60℃以上で加熱すると亜鉛酵母の効果が落ちるので注意
初めは少量のトッピングから始め、徐々に量を増やすとスムーズに移行できます

まとめ
愛犬が食べなくなったときは、まず原因を探ることが大切です。 環境・口腔状態・嗜好の変化…これらを見極めれば、必ず解決の糸口が見つかります。
そして、新しい選択肢として「生食」を取り入れてみることもおすすめ。
特に馬うまミンチは香り・栄養・安全性の三拍子が揃い、食欲のない子の“おいしい笑顔”を引き出すきっかけになるはずです。







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