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どっちが合う?ワンちゃんの健康を守るグルテンフリーとグレインフリー

  • 執筆者の写真: WANMART
    WANMART
  • 9月26日
  • 読了時間: 13分

似ているようで違うふたつの言葉


「グルテンフリー」「グレインフリー」――ペットフード売り場やSNSで耳にすることが増えましたよね。


ドライドッグフード

けれど、実際に違いをハッキリ説明できる方は少ないかもしれません。


響きがよく似ているせいで、「なんとなく同じ意味かな?」と混同してしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。


でも実は、この2つは対象となる成分や目的がまったく違うんです。


ワンちゃんの健康を守るうえで、この違いを正しく理解しておくことはとても大切なポイント。


知らずに選んでしまうと、せっかくのごはんがワンちゃんに合わず、思わぬトラブルにつながることもあるのです。


「グルテンフリーとグレインフリー、結局うちの子に合うのはどっち?」

そんな素朴な疑問にお答えするために、ここでは両者の違いを楽しく、そしてわかりやすく解説します。

読み終わったころには、「あ、そういうことだったのか!」とスッキリ納得していただけるはずです。

そしてなにより、この知識を持つことで、毎日のごはんを選ぶのがもっとワクワクしてくるはず。

愛するワンちゃんにピッタリのフードを見つける第一歩を、一緒に踏み出してみませんか?



ペットフードに迷う飼い主

グルテンフリーとは?

まず「グルテン」という言葉。

これは、小麦(こむぎ)・大麦(おおむぎ)・ライ麦(らいむぎ)などに入っているタンパク質の一種です。

パンやうどんをもちもちにしたり、クッキーをさっくりまとめる“のり”のような役割をしています。

だから人間の食べものではよく使われる、とても身近な成分なんです。


「グルテンフリー」とは、このグルテンを含まない食事のこと。 つまり、小麦など一部の穀物を避けたごはんを指します。

「全部の穀物をダメにする」わけではなく、「グルテンを持っている穀物だけ」を外すのがポイントです。


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どうして注目されているの?


実は、グルテンは一部のワンちゃんにとって消化しにくい成分なんです。

体に合わないとどうなるかというと…

  • お腹をこわして下痢になりやすい

  • 皮膚が赤くなったりかゆみが出る

  • 涙やけがひどくなる

こういったトラブルの原因になることがあります。


人間でも「グルテン不耐性」や「セリアック病」という形で話題になっていますが、ワンちゃんの世界でも「小麦アレルギー」は比較的多いと報告されています。



かゆがるフレンチブルドッグ

たとえばこんな子には要注意!

  • パンを食べると体をかゆがる

  • フードを変えてから涙やけが増えた

  • 下痢や軟便が続いている

こんなサインが見られるときは、グルテンが原因かもしれません。

もちろん必ずそうだとは限りませんが、一度グルテンフリーのフードを試してみる価値は十分にあるんです。


グルテンが多く含まれる食べもの・フードの具体例

「どんな食べものにグルテンが入っているの?」という疑問に、代表的な例をまとめました。


  • パンや麺類(小麦粉を使ったもの全般) 食卓からの“おすそ分け”で口にしやすい食品ですが、ワンちゃんには不要な糖質や塩分も含まれているので注意が必要です。

  • ビスケットやクッキーなどのおやつ 小麦粉をベースにした焼き菓子。人間用はもちろんNGですが、ワンちゃん用のクッキーやビスケットにも小麦粉が使われていることがあるため、原材料表示をよく確認しましょう。

  • 安価なドライフード 小麦やトウモロコシを主原料にして“かさ増し”している商品が少なくありません。 これらはグルテンを多く含み、消化に負担がかかることがあります。

  • 加工肉やソーセージ類 そもそも人間用の加工肉やソーセージは、塩分・香辛料・保存料が多く含まれるためワンちゃんには絶対に与えてはいけません さらに“つなぎ”として小麦グルテンが使われている場合も多いため、ダブルで危険です。

  • ジャーキーなどの市販おやつ ワンちゃん用でも、肉だけではなく小麦粉やでんぷんで固めているタイプがあります。 「グルテンフリー」と明記されていない限り、原材料に小麦が含まれていないか要チェックです。

「人間の小麦製品」はもちろん、ワンちゃん用のおやつや安価なフードにも意外とグルテンが含まれていることがあります。

大切なのは「原材料ラベルを確認する習慣」を持つこと。

これだけで、グルテンを避けたい子にとって大きなサポートになります。

飼い主さんへの一言

「グルテンフリー」と聞くと特別な食事のように思うかもしれませんが、実はとてもシンプル。

小麦などのグルテンを避けるだけで、他のお肉や野菜、果物は普通に食べられます。


「うちの子のかゆみや涙やけ、もしかしたら食べものが原因?」と感じているなら、ちょっとフードを変えてみるだけで体が楽になるかもしれません。

ワンちゃんの体調の変化を一緒に観察することが、健康への第一歩になるんです。


グルテンフリーのフレッシュフード

 ラベルチェックのコツ

「グルテンを避けたい」と思ったら、まずはフードやおやつの原材料ラベルを確認する習慣をつけましょう。

特に以下の言葉が書かれていたらグルテンが含まれています。


  • 小麦

  • 小麦粉

  • グルテン

  • 小麦グルテン

これらが入っていたら、グルテンが含まれているサイン。

グルテンに敏感なワンちゃんには避けた方が安心です。


逆に、「グルテンフリー」と表示されている商品は、これらを含まないことを意味します。


ただし、100%安心かどうかは製造工程にもよるので、信頼できるメーカーを選ぶことも大切です。


 グレインフリーとは?

「グレイン」とは英語で「穀物(こくもつ)」のこと。

つまり「グレインフリー」とは、すべての穀物を使わない食事を意味します。


ここでポイントになるのは、グルテンフリーとの違い

グルテンフリーは“小麦などグルテンを含む一部の穀物”だけを避けますが、グレインフリーは“米やトウモロコシも含めて全部の穀物”を避けるのです。


どうして注目されているの?

ワンちゃんは本来、オオカミを祖先に持つ「肉食寄りの雑食動物」。

お肉や魚の消化は得意ですが、穀物を大量に消化するのは体にとってちょっと負担が大きいと考えられています。


そのため、穀物を抜いたグレインフリー食は、


  • 消化を助けてお腹の調子を良くする

  • 穀物アレルギーのリスクを減らす

  • 血糖値の急な上昇を抑える


といったメリットが期待され、注目されてきました。

グレインフリーによく使われる代替食材


穀物を抜いたからといって、栄養が足りなくなるわけではありません。 代わりにイモ類や豆類が使われます。


  • サツマイモ → 食物繊維でお腹にやさしい

  • エンドウ豆 → タンパク質と食物繊維を補える

  • ヒヨコ豆(ガルバンゾー) → 栄養価が高く腹持ちが良い


穀物を抜いた分、別の食材で栄養をバランスよく整えているんです。


焼き芋を食べるフレンチブルドッグ

グレインフリーによくある誤解

「グレインフリー=良い」「穀物=悪い」と思ってしまいがちですが、これは誤解です。


  • 米やオーツ麦などは、アレルギーがなければ消化にやさしくエネルギー源にもなる

  • 穀物からはビタミン・ミネラル・食物繊維も摂れる

  • 穀物を全部抜かなくても、体質に合っていれば健康に役立つ

つまり、「穀物=悪者」ではなく、ワンちゃんの体質に合うかどうかが大切なんです。

飼い主さんへのひとこと

グレインフリーは、確かにお腹や皮膚のトラブルに悩むワンちゃんの助けになることがあります。

でも「すべてのワンちゃんにとって必ず良い」わけではありません。


大切なのは「メリットとリスクを理解した上で、うちの子に合うかどうか試してみる」こと。 そして、かかりつけの獣医さんに相談しながら少しずつ切り替えることが安心です。


グルテンフリーとグレインフリーの違いをシンプルに整理

ここまで読んで「なんとなく違いはわかったけど、もっと簡単に整理して知りたい!」と思った方もいるのではないでしょうか?

そんな飼い主さんのために、グルテンフリーとグレインフリーの特徴をひと目で分かる表にまとめました。

グルテンフリーとグレインフリーの違い

項目

グルテンフリー

グレインフリー

対象

小麦・大麦・ライ麦など、グルテンを含む一部の穀物を除く

すべての穀物を除く(小麦・米・トウモロコシなど)

メリット

小麦アレルギーや消化不良の改善に期待できる

消化を助ける/血糖値の急上昇を防ぐ/穀物全般のアレルギー対策

リスク・注意点

穀物はある程度OKなので栄養バランスを取りやすい

長期的に続けると心臓病(DCM)との関連が指摘されている

よく使われる代替食材

米、トウモロコシ、イモ類など

サツマイモ、豆類(エンドウ豆・ヒヨコ豆など)

向いているワンちゃん

小麦でかゆみや涙やけ、下痢が出る子

穀物全般が合わない子/血糖値コントロールが必要な子/体重管理したい子

まとめると

  • グルテンフリーは「小麦が合わない子」にピンポイントで対応。

  • グレインフリーは「穀物を広く避けたい子」に対応。

どちらが良いかは「ワンちゃんの体質次第」です。 「小麦だけがダメなのか」「穀物全般が合わないのか」で選び方が変わります。

グルテンフリーで元気になったワンちゃんたち

アイリッシュセッター あるアイリッシュセッターは、パンやクッキーに使われる「小麦」に含まれるグルテンを食べ続けていたら、いつもお腹をこわして下痢をしたり、体重がなかなか増えなかったそうです。 でも、グルテンをやめて「グルテンフリー食」に変えたら、すぐにお腹の調子が良くなり、体も元気を取り戻したと報告されています【LABOKLIN Europe】。

ボーダー・テリア この犬種には「特発性ジスキネジア」という、体が勝手にピクピク動いてしまう病気が知られています。 あるワンちゃんは発作が何度も出て大変でしたが、9か月間グルテンを完全にやめた食事を続けたら、発作がぐんと減ったそうです【Royal Canin Academy/LABOKLIN Europe】。

つまり、一部の犬種では「グルテンをやめる」ことで、本当に体調が良くなるケースがあるんです。



グレインフリーで見られる変化(ただし注意も必要)

飼い主さんからの声(アンケート調査)【Dawg Team】

「ごはんをグレインフリー(穀物を全部なしにしたフード)に変えてから…」


  • うんちの状態が良くなった!

  • 毛がピカピカになった!

  • かゆみが減った!

  • 前より元気に走り回るようになった!

こんなふうに、嬉しい変化を感じた飼い主さんがたくさんいると報告されています。

でも研究者からは注意の声も。 2018年以降、アメリカのFDA(食品医薬品局)が「グレインフリー食と心臓の病気(拡張型心筋症=DCM)の関係」を調べ始めました【PetMD/Walker Road Animal Hospital/ASPCA】。

「本当に関係があるかどうか」はまだ結論が出ていませんが、長いあいだグレインフリーだけを食べさせるとリスクがあるかもしれないと考えられています。

まとめ

  • グルテンフリー → 特定の犬種で明らかな改善例がある(お腹や発作の症状が良くなった)。

  • グレインフリー → 多くの飼い主さんが「毛がツヤツヤ」「元気になった」と感じている。でも、心臓への影響が心配されているので長期利用は要注意

だから、「まずはグルテンフリーから試す」「獣医さんと相談して様子を見る」ことが安心です。


グルテンフリーにもグレインフリーにも生肉がオススメ!


「グルテンフリー」「グレインフリー」と聞くと、なんだかむずかしいフード選びをしなくちゃいけないように思えますよね。

でも、どちらにも共通しておすすめできるのが “生肉(フレッシュミート)” です。


生肉

1. シンプルだから安心

生肉は「そのままのお肉」。 小麦も穀物も入っていないから、グルテンもグレインも自然にフリー 余計な原料を気にしなくてもいいシンプルさが魅力です。

2. 栄養をダイレクトに摂れる

加熱すると失われやすいビタミンやオメガ3脂肪酸も、生肉ならしっかり摂れます。

3. 消化にやさしい

ワンちゃんは肉や魚を消化するのが得意。 生肉は消化がスムーズで、お腹にやさしく栄養を効率よく吸収できます。

4. おいしいから食いつき抜群!

香りも味も自然だから、食欲が落ちている子でもパクパク食べやすいんです。

5. ちょい足しでもOK

ドライフードに「ちょっと生肉をトッピング」するだけでも、栄養の質がグッと上がります。


ドーベルマンと生食

WANMARTのおすすめ生肉商品

WANMARTでは、グルテンフリー・グレインフリーの食事にぴったりな生肉をそろえています。

  • 馬うまミンチ 高タンパク・低脂肪。さらに亜鉛酵母入りで、皮膚や肝臓のケアをサポート。

  • 本州鹿赤身ミンチ 鉄分やミネラルが豊富で、体力アップや血液の健康を助ける赤身肉。

  • MIXサーモン DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)がたっぷり。皮膚や被毛、肝臓ケアにうれしい魚の恵み。

どの商品も「そのまま」「ちょい足し」「トッピング」と幅広く使えて、無理なく毎日のごはんに取り入れられるのが魅力です。


馬うまミンチ
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本州鹿赤身ミンチ
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MIXサーモン
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飼い主さんへのアドバイス

フード選びって、ちょっとむずかしく感じますよね。 でも実は「ワンちゃんの体をよく見てあげる」ことが、いちばん大事なんです。

1. まずは少しずつ試してみよう

いきなり全部のごはんを変える必要はありません。 少しずつ試すことでワンちゃんのお腹や皮膚の変化がわかりやすくなります。


2. ワンちゃんの体をよく観察する

ごはんを変えたら、次のようなサインをチェックしてみましょう。


  • うんちの状態(硬さ・におい・色)

  • 毛並み(つやつやしている?パサパサしている?)

  • 皮膚(赤みやかゆみが減った?)

  • 元気さ(散歩や遊びのときに前より活発?)


こういう小さな変化が、フードが合っているかどうかを教えてくれます。


3. 無理をしないことが大切

「グルテンフリー」や「グレインフリー」は、万能の魔法ではありません。 うちの子に合うかどうかは、実際にちょっとずつ試してみないと分からないんです。


だから、「うちの子にはこれがいいかも!」と思ったら試してみて、もし合わなかったらやめれば大丈夫。

気楽に考えてOKです。

4. 獣医さんに相談するともっと安心

もし体調が気になるときは、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

「このフードにしてみたいんですが、大丈夫ですか?」と聞くだけで安心感がぐっと増します。


フード選びは「テストと観察」のくり返し。 その積み重ねが、ワンちゃんの未来の健康を守る大切な一歩になります。


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まとめ:今日のひと工夫が、明日の元気につながる

「グルテンフリー」と「グレインフリー」、名前は似ていても意味するものは全く違います。

でも、そのどちらを選ぶにしても大切なのは、“うちの子に合っているかどうか”

体質やライフステージによってベストな答えは変わります。

だからこそ、飼い主さんのちょっとした観察と気づきが、ワンちゃんの未来の健康を守るカギになるのです。


そして迷ったときは、シンプルに「生肉を取り入れてみる」という方法もあります。

余計なものを足さず、自然のままの栄養を届けることは、グルテンフリーにもグレインフリーにも共通する安心の選択。


毎日のごはんは、ただお腹を満たすだけのものではなく、ワンちゃんへの“愛情そのもの”。その一杯が、数年先も変わらない笑顔や元気を支えてくれる――そう思うと、フード選びがちょっと楽しく、誇らしく感じられませんか?


WANMARTは、そんな飼い主さんとワンちゃんの「健康と幸せな毎日」をそっと支える存在でありたいと願っています。


ドーベルマンと生肉フード


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