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パグと笑顔で暮らす | 手がかかるほど愛おしい!完全ガイド

  • 執筆者の写真: WANMART
    WANMART
  • 6 日前
  • 読了時間: 11分
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くしゃっと顔がたまらない!パグの魅力

しわくちゃの顔とまん丸な体型が特徴的なパグ。


一度目が合うと、どこか人間っぽい表情に思わず笑ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。


愛嬌たっぷりで、家族みんなに甘えてくれる性格は、小さなお子さんがいる家庭やシニア世代にもぴったり。


おっとりしているのに、たまに見せる全力疾走や「パグ走り」もまた可愛さのひとつです。


ただしパグと暮らすには、健康管理のコツや性格の特徴をしっかり知っておくことが大切です。


特に呼吸器や皮膚のケア、太りすぎ対策は必須ポイント。


適切なお世話と暮らし方を知っていれば、パグは何倍にも愛おしく、長く一緒にいられるパートナーになります。


この記事では、パグの歴史から性格、気をつけたい病気、食事やお手入れのポイントまで、これから飼いたい方にも、すでに一緒に暮らしている方にも役立つ情報をギュッと詰めました。


WANMARTの商品との相性なども交えて、パグとの暮らしを楽しむヒントをお届けします。


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パグってどんな犬?|性格・習性・種類をのぞいてみよう

一度見たら忘れられない、くしゃっとした顔と、ころんとした体つき。

それがパグです。


「小さいのにどっしり感がある」

「顔だけで感情が伝わる」


なんて言われるのも納得。


パグはとにかく人が大好きで、家族と一緒にいる時間が何よりの幸せです。


お留守番が長いとしょんぼりしてしまう子も多いので、できれば一緒に過ごす時間をたっぷり確保してあげたいところです。


「抱っこして~」とお腹を見せてきたり、ソファのすみっこでくっついて寝る姿は、見ているだけでこちらも幸せな気持ちになります。


性格を一言でいうなら「明るい・素直・ちょっと頑固」。


褒められるとぐんぐん吸収するのに、気分が乗らないと「聞こえないふり」をすることも…。


「パグは頑固だけど根は素直」というのは飼い主さんたちの間では有名な話です。


これも愛嬌のひとつとして楽しめる方にとっては、最高のパートナーになってくれます。


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そして忘れちゃいけないのが「食いしん坊ぶり」。


パグの食欲は底なしと言われるほどで、食べ物があればどこまでも追いかけます。


ちょっと目を離したすきに盗み食いをする子もいるので、キッチンに食べ物を置きっぱなしにしないのは鉄則です。


だからこそ、食事管理はとても大切。太りやすいので、日々の体重チェックとカロリー計算は欠かせません。


体の大きさは小型犬の中ではややがっしりタイプで、体重は6~8kg前後が理想です。


見た目は小さくても骨太で筋肉質なので、ずっしり重たい「抱っこ犬」でもあります。


だからこそ足腰に負担をかけないように、フローリングには滑り止めマットを敷いたり、階段を無理に上り下りさせない工夫が必要です。


被毛は短毛ですが、意外と抜け毛が多い犬種としても知られています。


短い毛が洋服やカーペットに刺さって取りにくいのが悩みどころ。


ただ、そのぶんブラッシングはとても大切です。


日々のブラシ習慣で、健康な皮膚と被毛を保てますし、飼い主さんとのスキンシップにもなります。


毛色は有名なフォーン(淡いベージュ)とブラックが定番。


個体によってはシルバーやアプリコットと呼ばれる珍しいカラーも見かけますが、日本で見られるのはやはりフォーンが多数派です。


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しわが深い顔はパグの大きな魅力のひとつ。


このしわには、表情を豊かにするだけでなく、顔を覆うようににおいをためたり、昔の中国では「しわの形に縁起がある」なんて信じられていたこともあるそうです。


パグという犬種は、一見すると「のんびりしていて楽そう」と思われがちですが、実は体のつくりには特有の弱点があります。


特に鼻が短く呼吸がしにくいので、暑さにはとても弱いのです。


「ちょっと散歩に行っただけでハァハァ息が上がる」


「真夏の散歩はすぐにバテる」など、飼い主さんのこまめな配慮が大切になります。


こうした性格や体の特徴をしっかり知っておくと、毎日の暮らし方も自然と工夫ができます。


のんびり屋だけど好奇心は旺盛、甘えん坊だけどちょっぴり頑固。そんなパグの魅力に、一度ハマると抜け出せなくなる飼い主さんが多いのも納得です。


パグの歴史とルーツ|中国皇帝の愛犬から世界のアイドルへ

くしゃっとした顔にまんまるの目、どこか人間くさい表情で世界中を魅了するパグですが、そのルーツは紀元前の古代中国にさかのぼると言われています。


当時の中国では「プー」や「ポー」と呼ばれ、王族や貴族だけが飼える特別な犬として大切にされていました。


パグの丸い顔と深いしわは「縁起がいい」とされ、宮廷で絹のクッションに寝かされるほどの待遇を受けていたそうです。


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その後、シルクロードを通じてパグはヨーロッパに渡り、特に16世紀頃にオランダ商人が中国から持ち帰ったことで一気に西洋の貴族社会に広まりました。


オランダでは「モプス」と呼ばれ、王室の愛犬として人気に。


特に有名なのがオラニエ家の逸話で、ウィリアム沈黙公(ウィリアム一世)の愛犬が夜の襲撃をいち早く察知し、大声で吠えて主人の命を救ったと伝えられています。


この忠誠心が評価され、パグは「王室の守護犬」としてその名を広めました。


オランダで人気を博したパグは、その後イギリスへ渡り、イギリス国王ウィリアム三世が連れてきたことでも知られています。


この頃からイギリスの貴族階級でもパグは愛玩犬として絶大な人気を誇るようになります。


ロシアでも女帝エカテリーナ二世(キャサリン大帝)がパグを愛したことで有名です。


彼女は社交の場にパグを連れて現れ、その姿は肖像画などでも確認されています。


こうしてパグはヨーロッパ各国の王侯貴族に可愛がられ、各国で改良されながら独自の魅力を育んでいきました。


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パグ愛好家として特に名を残しているのが、イギリスのレイディ・ウィロビー・ディ・アースビーとモリソン夫人です。


彼女たちは19世紀後半のイギリスでパグのブリーディングに尽力し、「パグの母」と呼ばれるほど繁殖と血統管理に情熱を注ぎました。


この功績があってこそ、今の丸くて愛嬌たっぷりのパグが広く一般家庭にも親しまれるようになったのです。


パグという名前の由来は諸説ありますが、ラテン語で「握りこぶし」を意味する Pugnus に由来する説、中国語で「握りこぶし」を表す言葉がルーツという説、どちらも有力です。

顔をよく見ると、しわの入り方がぎゅっと握ったこぶしのように見える…と言われれば納得ですよね。

こうして見ると、パグはただの「おもしろ顔の犬」ではなく、長い歴史を背負った由緒ある犬種です。

何百年も前から王や貴族のそばに寄り添い、今では世界中の家庭で笑顔を届けてくれる存在。それがパグの一番の魅力なのかもしれません。


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パグの体と健康を守る|かかりやすい病気とその予防法

パグと暮らすうえで、絶対に知っておきたいのが「かかりやすい病気」と「未然に防ぐポイント」です。


パグは独特の顔つきと体の構造が大きな魅力ですが、実はその“可愛さ”が原因で健康面のリスクを抱えやすい犬種でもあります。


ここでは短頭種ならではの呼吸器トラブル、皮膚・目の病気、パグに多いとされる脳炎、そして逆くしゃみやシニア期の免疫ケアまで、しっかり整理しておきましょう。


短頭種の宿命|呼吸器の病気に注意

パグを語るうえで外せないのが“短頭種”としての特徴です。


愛らしいつぶれたお鼻の奥は、実はとても空気が通りにくい構造になっています。


代表的なのが【短頭種気道症候群】と呼ばれる総称的な呼吸器トラブルです。


具体的には「軟口蓋過長症候」「外鼻孔狭窄」「喉頭虚脱」などが含まれます。


軟口蓋過長症候は、のどの奥の軟口蓋(上あごの奥側の柔らかい部分)が通常より長く、気道をふさいでしまう状態です。


これにより、呼吸時にガーガーと苦しそうな音がしたり、寝ているときにいびきをかきやすくなります。


また、鼻の穴(外鼻孔)がもともと狭い外鼻孔狭窄は、特に子犬の頃から見られることが多く、放置すると呼吸困難や熱中症のリスクが高まります。


さらに睡眠時無呼吸もパグに多いと言われています。

寝ているときに呼吸が止まることで酸素不足を起こし、肥満があるとさらにリスクが高まります。


予防と対策

・肥満にさせない(余分な脂肪が気道を圧迫するため)

・夏場の散歩や外出は涼しい時間帯に

・寝ているときの呼吸音を観察し、異常を感じたら早めに獣医師へ相談

・必要に応じて外科的手術で軟口蓋を短くする、鼻孔を広げるなどの処置を行うこともあります。


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デリケートな皮膚|しわとアレルギーに注意

パグの特徴である深いしわは、雑菌がたまりやすい場所でもあります。

放っておくと皮膚炎の原因になるため、日々のケアがとても大切です。


代表的なのが犬アトピー性皮膚炎です。


遺伝的にアレルギー体質を持つ子が多く、ダニ・花粉・ハウスダストなどが原因で皮膚が赤くなったり、かゆみが出ます。


さらに食物アレルギーにも注意が必要です。


パグは食べることが大好きなので何でも食べてしまいがちですが、合わないタンパク源や添加物で皮膚に湿疹が出ることも。


膿皮症マラセチア症もパグで比較的多く見られる皮膚病です。


膿皮症は皮膚に小さなニキビのようなものができ、化膿してしまう状態。


マラセチア症は皮膚に存在する常在菌が異常に増殖し、耳の中やしわの部分に赤みやかゆみを引き起こします。


予防と対策

・しわを定期的に清潔に保つ(湿ったコットンや専用シートで拭く)

・無添加で余計な添加物を含まないフードを選ぶ

・新鮮な生肉(ラム肉や馬肉など)を取り入れて、アレルギー源を絞るのも方法です

・部屋を清潔にし、ダニやカビを繁殖させない

・かゆみが続くときは必ず早めに獣医師に相談する


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大きな瞳に潜むリスク|目の病気

くりっと大きな目もパグの大きな魅力ですが、そのぶん傷つきやすく病気も多いです。


白内障は加齢に伴いリスクが高まります。


水晶体が白く濁って視力が低下し、シニア期に多い病気です。


ドライアイ(乾性角結膜炎)は涙の分泌量が減ってしまい、角膜が乾いて傷つきやすくなる病気です。


目をしょぼしょぼさせていたり、目やにが増えたときは要注意。


チェリーアイはまぶたの裏側にある瞬膜腺が飛び出して赤い腫れが見える状態です。


若いパグにも比較的起こりやすく、外科的な処置が必要になることもあります。


予防と対策

・目やにや充血を見つけたら放置しない

・目をぶつけないように家具の角などに注意

・散歩やドッグランで大きな犬と遊ぶときは目を守れる環境を

・乾燥しやすい季節は加湿器を活用


パグ特有の「パグ脳炎」

パグの飼い主さんが特に知っておきたいのがパグ脳炎(PDE:Pug Dog Encephalitis)です。

原因はまだはっきりと解明されていませんが、自己免疫が関わっているとされています。

主に若いパグ(2〜3歳頃)で発症することが多く、発作やけいれん、ふらつき、意識障害などの神経症状が急速に進行します。


残念ながら有効な治療法が確立していないため、早期発見と免疫抑制療法などの対処で進行を遅らせることが中心です。

異変を感じたらすぐに病院へ連れて行くことが何よりも大切です。


その他|逆くしゃみ症候群

パグに多い「逆くしゃみ」も覚えておきましょう。

これは興奮したときなどに突然「フガフガ」と息を吸い込む現象で、多くは心配いりませんが、頻発する場合は鼻腔や気道に問題が隠れている可能性もあります。


シニア期に増えるトラブルと免疫ケア

パグは比較的長生きな小型犬の部類に入りますが、シニア期(7歳頃〜)には免疫力の低下が顕著になります。


皮膚病の治りが遅くなる、腫瘍ができやすくなる、感染症にかかりやすくなるなど、年齢とともに小さな体調不良が重なりやすいです。


対策として大切なのは… ・適正体重の維持(肥満は免疫力を下げます) ・高品質で消化に良い食事(シンプルな高タンパク・低脂肪の生肉は◎) ・乳酸菌やオメガ3など、免疫バランスを整える栄養素をプラスする ・定期健診で血液検査を含めた健康チェックを習慣にする


パグと長く暮らすには「観察」と「予防」がカギ

パグと暮らす最大のポイントは、「ちょっとした異変を見逃さないこと」。


しわの奥、鼻の奥、目の奥にトラブルを抱えやすいからこそ、毎日のスキンシップと定期的なチェックで早期発見を心がけましょう。


何百年も王族に愛されてきたパグだからこそ、今の私たちもお殿様のようにお世話してあげるのがきっとぴったりです。


そうすれば、パグも全力であなたの毎日を癒してくれますよ。


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まとめ|パグと一緒に、笑いと癒しの毎日を

見つめてくるだけで、つい笑顔になってしまう不思議な存在――それがパグです。


ふとしたときに見せる人間のような表情、家族のそばで丸まって眠る姿、ちょっぴり頑固だけど甘えん坊な性格…。どれも一度知ると、もう虜にならずにはいられません。


ただ、この独特な可愛さをずっと守っていくためには、呼吸器の弱さや皮膚のデリケートさ、目の病気など、パグ特有の弱点を知っておくことが大切です。


日々のブラッシング、しわのお手入れ、食事の見直し、そして褒めて伸ばすしつけ――。


どれも「ちょっと大変そう」と感じるかもしれませんが、その手間がパグとの信頼を育てる時間になります。


健康を支える食事も、新鮮な生肉や無添加ふりかけなどを上手に取り入れれば、無理なく美味しく続けられます。


パグの頑固さもお茶目さも全部受け止めて、安心できる環境を用意してあげれば、きっと毎日は笑いと癒しでいっぱいです。


「手がかかるけど、やっぱり最高」――それがパグとの暮らしの醍醐味です。


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