トイプードルと幸せに暮らすための全知識 | 魅力たっぷりな「理想の家族」
- WANMART
- 5月22日
- 読了時間: 31分
更新日:1 日前

トイプードルの魅力
ふわふわとした巻き毛に、まん丸な目。
どこかぬいぐるみのような愛らしさを持ちながら、実はとっても賢くて人懐っこい——そんな魅力をギュッと詰め込んだワンちゃん、それが「トイプードル」です。
トイプードルは日本でも長年人気を誇る犬種で、JKC(ジャパンケネルクラブ)の登録頭数でも常に上位に入る常連。
可愛らしい見た目と、その裏にあるしなやかな知性、そして何より人と暮らすことが大好きな性格が、多くの飼い主さんの心をつかんで離しません。
魅力たっぷりな「理想の家族」
トイプードルの魅力を語る上でまず外せないのが、その「人との強い絆」です。
とにかく人が大好きで、飼い主のそばにいることに大きな喜びを感じる犬種です。
お散歩や遊びだけでなく、ただソファで一緒に過ごすだけでも満足そうに寄り添ってくれます。
また、知能の高さは犬種の中でもトップクラス。 しつけやトレーニングにもよく応え、トイレや「おすわり」「まて」などの基本コマンドはもちろん、ドッグダンスやアジリティといった高度なトレーニングにも向いています。
まるでこちらの言葉を理解しているかのような反応に、「この子、天才かも!」と思わずにはいられないかもしれません。
さらに、トイプードルは抜け毛が少なく、犬アレルギーを起こしにくいと言われています(※ただし個体差あり)。 独特のカールした被毛は絡まりやすいため定期的なお手入れが必要ですが、逆に言えば「毛が部屋中に落ちて大変!」という事態にはなりにくく、清潔に保ちやすいというメリットもあります。
どんな人にも寄り添える「万能型のパートナー」
トイプードルは、活発で元気いっぱいな性格と、誰にでもフレンドリーに接する柔軟さをあわせ持ちます。
小さな子どもがいる家庭でも、お年寄りのご家庭でも、その場に応じてちょうどよい距離感を保ってくれる、いわば“空気が読める犬”なのです。
特に最近では、セラピードッグや介護施設のパートナーとしても活躍しており、その穏やかで落ち着いた性格は高く評価されています。
家族の一員としてはもちろん、人生を共に歩む「心の支え」となってくれる存在になり得るのが、トイプードルなのです。
けれど、飼うには「覚悟」も必要です
これだけ聞くと、まるで完璧な犬のように思えるかもしれません。 ですが実際にトイプードルと暮らすには、「かわいい!」だけでは済まない面もあります。
たとえば、被毛は定期的なトリミングが必要です。 毛が伸び続けるため、月1回〜1.5ヶ月に1回程度のカットが推奨され、費用も時間もかかります。
また、賢いぶん退屈に弱く、刺激が足りないとストレスを感じてしまったり、問題行動に発展することも。
毎日のコミュニケーションや遊び、知的刺激をしっかり与える必要があります。
さらに、「かわいいから」と安易に飼い始めて、思ったより大変で飼育放棄されてしまうケースも残念ながら少なくありません。
実際に保護犬の中でもトイプードルは比較的多い犬種のひとつ。
これは、飼う前の情報収集が不十分だったり、見た目だけで選ばれてしまうことが要因とされています。
今回はそんなトイプードルの魅力をしっかりお伝えしつつ、 「可愛いから飼いたい」から一歩進んで、 「この子と一緒に責任を持って幸せに暮らしたい」と思えるような知識や情報をお届けします。
歴史や性格の特徴から始まり、 かかりやすい病気、食事や運動のポイント、しつけのコツなど、 これからトイプードルと暮らす上で知っておきたいことを丁寧にまとめています。
「この子のために、ちゃんと準備して迎えたい」
「うちの子にもっといい環境を作ってあげたい」
そんな気持ちを持ってくれているあなたにこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

トイプードルってどんな犬?
「ぬいぐるみみたいで可愛い!」 ——トイプードルを初めて見た方の多くが、そんな第一印象を持つのではないでしょうか。 ふわふわの被毛と愛くるしい瞳、上品な立ち姿に小さな体。 まるでおしゃれなアクセサリーのように見えるその姿に、ついつい憧れを抱いてしまいます。
でも実は、トイプードルは見た目の可愛さだけでは語りきれないほど、多彩な魅力をもった犬種なんです。
「プードル」の中でも一番小さいサイズ
プードルには4つのサイズがあります。スタンダード、ミディアム、ミニチュア、そして一番小さなトイプードル。
成犬でも体高24〜28cm程度、体重は3〜4kg前後が一般的で、マンションなどの室内飼育にも向いています。
小型犬としての扱いになりますが、プードルはもともと水中回収犬としてヨーロッパで活躍していた歴史があり、意外にも運動能力や筋肉量はしっかりしています。 トイプードルもその名残を色濃く残しており、見た目に反して活発で体力もあるのが特徴です。

愛され続ける「賢さ」と「人懐っこさ」
トイプードルは世界的に見てもトップクラスの知能を持つ犬種だといわれています。 カナダの心理学者スタンレー・コレン博士の犬の知能ランキングでも、常に上位をキープする頭の良さ。
飼い主の指示を素早く理解し、覚えるスピードも早いので、トイレトレーニングやしつけも比較的スムーズに進められることが多いです。
さらに、人の感情をよく読み取る能力にも長けていて、「今日はなんだか元気ないな」と感じたときにそっと寄り添ってくれるような優しさも。
また、好奇心が強く、新しい遊びやトリックにも積極的。
芸達者な子が多いため、ドッグダンスや知育玩具などでも活躍でき、子どもやお年寄りと遊ぶのも上手です。
抜け毛が少ない!でもお手入れは必要
トイプードルの被毛は「シングルコート」と呼ばれるタイプで、抜け毛がとても少ないのが特徴です。 これは犬アレルギーの人にとっても嬉しいポイント。 部屋が毛だらけにならず、掃除の手間も減ります。
ただし、抜けない代わりに毛は伸び続けます。
しかもくるくるとカールしているため、放っておくとすぐに毛玉やもつれの原因に。
ブラッシングは毎日〜2日に1回程度、トリミングは月に1回前後が理想です。
トリミングスタイルも自由度が高く、「テディベアカット」や「ラムクリップ」「アフロスタイル」など、オシャレを楽しみたい飼い主さんにはぴったりの犬種です。
無駄吠えが少ないわけではない
可愛い見た目に反して、「意外とよく吠える」と感じる飼い主さんもいます。 これは、トイプードルの警戒心の強さや飼い主への依存度の高さが原因のひとつ。
インターホンや知らない人の気配に対して敏感に反応するため、番犬としての能力はあるものの、マンションなどでは対策が必要なケースも。
しつけで十分にコントロールできますが、「鳴かない犬」と思って迎えるとギャップを感じることがあります。
また、甘えん坊な性格から分離不安になりやすい面もあります。ひとりぼっちが苦手で、長時間の留守番が苦手な子も。共働きや留守が多い家庭の場合、適切な対策や工夫が必要です。

どんな人に向いている?
トイプードルは「初心者にも飼いやすい犬」とよく言われます。
確かに、体が小さくて室内飼いしやすく、頭が良いぶんしつけもしやすい傾向があります。実際、はじめて犬を飼うご家庭にも非常に人気です。
ただし、「飼いやすい」と言われる裏には、毎日ちゃんとお世話できる人にとっては、という条件があります。
定期的なブラッシングやトリミングを苦にしない
毎日コミュニケーションを取り、刺激を与えられる
留守番時間が長すぎない生活環境
こうした条件が整っていれば、トイプードルは本当に素晴らしい家族になってくれる存在です。
反対に、「ふわふわで可愛いから」「おとなしくしてそうだから」といった理由だけで飼うと、思ったより手がかかることに驚くかもしれません。

可愛さの裏にある“中身”まで知ってこそ
トイプードルは、見た目の可愛さと内面の賢さが絶妙にバランスした、とても魅力的な犬種です。
そのぶん、「人と暮らすことが前提」の性格をしており、飼い主の愛情と関わりが何よりのごちそうになります。
忙しい日々の中でも、「この子の笑顔があるからがんばれる」と思える。
そんな風に、お互いの人生に彩りを与えてくれる存在。 それが、トイプードルというワンちゃんなのです。
ティーカッププードルとは? 定義:公認の犬種ではない
「ティーカッププードル」とは、トイプードルの中でも特に小さなサイズのプードルを指す言葉です。 ただし、この名称には注意すべきポイントもありますので、以下に詳しくご説明いたします。
まず知っておいていただきたいのは、ティーカッププードルは正式な犬種ではないということです。 JKC(ジャパンケネルクラブ)やAKC(アメリカンケネルクラブ)など、主要な血統登録団体では「トイプードル」という分類しか認められていません。
「ティーカッププードル」というのは、極小サイズのトイプードルに対してブリーダーやペットショップが便宜的に使っている愛称です。
一般的なサイズ目安
種類 | 体高 | 体重の目安 |
トイプードル | 24~28cm程度 | 約3~4kg |
ティーカップ | 20cm以下(非公式) | 約1.5~2kg未満が多い |
※あくまで目安であり、個体差があります。
「ティーカップに収まるくらい小さい」ことからその名がついており、ぬいぐるみのような愛らしさが魅力です。
魅力と注意点
魅力
とにかく小さくてかわいい!
抱っこやお膝の上にちょこんと乗るサイズ感が愛おしい
一人暮らしやシニア層にも人気
そのコンパクトさから、住宅事情を問わず飼いやすく感じる方も多いようです。
注意すべきポイント
1. 健康リスクが高い
ティーカッププードルは、あまりに小さすぎるために骨が細く内臓も弱い傾向があり、以下のようなリスクを抱えがちです。
低血糖症になりやすい
脱臼や骨折が起きやすい
心臓や呼吸器の発達が不十分な場合も
成犬になっても1kg台のまま体重が増えないことも
2. “小ささ重視”のブリーディングの問題
無理な小型化を追求するブリーディングの中には、健康より見た目を優先した交配が行われているケースもあります。
信頼できるブリーダーを見極めるためには、
両親犬の健康状態を確認できるか
サイズだけでなく性格や生活環境についても丁寧に説明してくれるか
子犬に十分な体重・発育があるか
などをしっかり確認することが大切です。
3. しつけやトレーニングが難しい場合も
体が小さく繊細なため、通常の首輪やハーネスも合わず、お散歩やトレーニングに手間取ることもあります。
甘やかされやすく、吠えグセやわがままが出やすい傾向も。
可愛さの裏にある“覚悟”
ティーカッププードルは、確かにぬいぐるみのような愛らしさがあります。 しかし、その反面でとてもデリケートで繊細な命でもあることを忘れてはいけません。
「小さくて可愛いから」という理由だけで選ぶのではなく、
健康的に育っているか
生活環境は整えられるか
将来的な医療費やケアにしっかり向き合えるか
という観点から、慎重に検討することが大切です。

トイプードルの歴史・ルーツ
ぬいぐるみのように可愛らしく、おしゃれなカットスタイルが似合うトイプードル。 でも、そんな現代的なイメージからは想像できないような「働く犬」としての歴史を、この犬種は秘めています。
トイプードルのルーツをたどると、そこには驚くほどタフで頼もしい一面が見えてくるのです。
実は“狩猟犬”だったプードルの先祖
「プードル」という名前は、ドイツ語の“pudel(プーデル)”に由来すると言われています。
これは「水を跳ねさせる」「水しぶきを立てる」といった意味を持ち、プードルがかつて水中で活躍していた狩猟犬だったことを物語っています。
中世ヨーロッパにおいて、プードルはウォーター・リトリーバー(水鳥の猟犬)として活躍していました。
主にカモ猟で使われ、撃ち落とされた水鳥を湖や沼から回収する役目を担っていたのです。
寒い水中でも作業できるよう、体を守るために密度の高い巻き毛を持つよう進化し、濡れても冷えにくい体質が求められました。
現在でも特徴的な「ライオンカット(コンチネンタルクリップ)」は、この頃の名残です。 体の一部の毛を短く刈り、胸や関節などの重要な部位だけ毛を残すことで、水中での動きやすさと保温性を両立させていたのです。 おしゃれのためではなく、機能美として誕生したカットだったというわけです。

フランスで愛された“貴族の犬”へ
そんな実用犬として活躍していたプードルですが、やがてその美しさや知性が貴族たちの目に留まり、フランスを中心に上流階級のペットとして重用されるようになります。
17世紀から18世紀にかけて、フランス王室や貴族たちの間で「エレガントで、しかも賢く芸達者な犬」として大ブームに。
これをきっかけに、より小型で愛玩向きのプードルが交配されるようになり、ミニチュアプードルやトイプードルへとサイズダウンされていきました。
ちなみに現在、プードルは「フランスの国犬」としても知られていますが、ルーツ自体はドイツとされるのが一般的です。 このように複数の国で育まれた犬種であることから、「国際的な背景を持つ犬」としても面白い存在なのです。

サーカスや大道芸で活躍した“賢さ”
小型化が進んだトイプードルは、その愛らしい見た目と賢さから、19世紀にはヨーロッパ各地のサーカスや大道芸にも登場するようになります。
輪くぐり、逆立ち、ダンスなど、人間と息の合ったパフォーマンスを披露するその姿は、多くの人々を魅了しました。
これにより「プードル=芸達者」というイメージが世界中に広まっていったのです。
また、一般家庭においても、芸を教えたりしつけを楽しんだりする文化が広がり、トイプードルは「一緒に遊べて学べる犬」としてますます注目されるようになっていきました。
日本での普及と現在の人気
日本においてトイプードルが本格的に注目され始めたのは、2000年代に入ってからのこと。
それまで「お金持ちの家にいる高級犬」というイメージがあったプードルですが、小型で飼いやすく、しかも抜け毛が少ないという特性が都市部でのライフスタイルにマッチし、人気が爆発的に高まりました。
特に「テディベアカット」と呼ばれる丸い顔立ちのトリミングスタイルが話題となり、SNSや雑誌などで可愛い姿が次々に拡散。
その流れで、一般家庭でも飼いやすい犬種としてトイプードルが一気に広まっていきました。
現在では、毎年JKC(ジャパンケネルクラブ)の登録頭数ランキングでもトップを争うほどの人気を誇り、まさに「国民的犬種」と言っても過言ではありません。
魅力と責任——歴史が教えてくれること
こうして見てくると、トイプードルは「見た目だけで人気になった犬」ではないということが分かります。 もともとは厳しい自然環境で働くために生まれた賢い犬種であり、そこから人と共に暮らし、愛され、進化してきた歴史があります。
この背景を知ると、「可愛いから飼いたい」という気持ちだけでなく、「この子とどう生きていくか」「どう責任を持って付き合うか」という視点も自然と育ってくるのではないでしょうか。
トイプードルは、歴史の中で何度も姿や役割を変えてきました。
そして今、あなたのそばで「家族」という新たな役割を担おうとしているのです。
見た目の特徴・種類
トイプードルといえば、ふわふわ・くるくるとした巻き毛と、愛らしい表情が魅力的。 しかし、実はその「見た目」にもさまざまなバリエーションがあるのをご存じでしょうか?
トイプードルの体の特徴から毛色の種類、さらには人気のトリミングスタイルまで、見た目に関するあれこれをじっくりご紹介していきます。
全体の体型とサイズ
トイプードルは、全体的に小柄で引き締まった体つきをしています。
骨格は華奢に見えますが、筋肉はしっかりついており、見た目以上にアクティブ。
しっかりした足腰で軽やかに歩く姿は、まさに“品のある小型犬”という印象です。
体高:24〜28cm程度(理想は25cm前後)
体重:3〜4kgが平均的(小柄な子では2kg台の子も)
顔立ちは大きく分けて「ベビーフェイス」タイプと「スッとした細面」のタイプがあります。 前者はより幼く可愛らしく見え、後者はやや知的でスタイリッシュな印象を受ける傾向にあります。
このあたりは血統や両親犬の影響もあり、ブリーダーによって“作風”が異なるのも面白いところです。

被毛の特徴と魅力
トイプードルの最大の特徴ともいえるのが、その巻き毛(カーリーヘア)です。
この被毛は「シングルコート」と呼ばれ、アンダーコート(下毛)がないため抜け毛が非常に少ないのが特長です。
そのためアレルギーのある方でも比較的飼いやすいとされており、室内を清潔に保ちやすいというメリットもあります。
ただし、毛はどんどん伸びていくため、月1回前後のトリミングが必須です。放っておくと毛玉や皮膚トラブルの原因になるため、毎日のブラッシングも大切です。
また、被毛の手触りや巻き具合にも個体差があり、モコモコした羊毛のような毛質の子もいれば、ややウェーブが緩く柔らかなシルクのような毛をもつ子もいます。
どちらも魅力的ですが、毛質によってお手入れのしやすさも変わってくるので、飼う前に確認できると安心です。
毛色のバリエーション
トイプードルは、毛色の豊富さでも知られています。
JKC(ジャパンケネルクラブ)で認定されている公式カラーだけでも10色以上あり、組み合わせを含めるとバリエーションは実に多彩です。
代表的なカラーをいくつかご紹介します。
アプリコット:明るめのオレンジがかった優しい色合い。日本では非常に人気のある定番カラー。
レッド:アプリコットより濃く、赤茶に近い色味。テディベアカットがよく映える。
ホワイト:純白で清潔感があり、ぬいぐるみ感が際立つ。手入れをしっかりすればとても上品。
ブラック:艶のある黒が美しく、凛とした印象に。目鼻立ちもくっきり見える。
ブラウン:濃いチョコレート色で落ち着いた雰囲気。成犬になるにつれて色がやや薄くなる傾向も。
シルバー:子犬期は黒っぽくても成長とともに淡い銀色に変化。上品で個性的。
グレー:シルバーよりも濃く、知的で都会的な雰囲気。
カフェオレ:ブラウンよりやや明るく、ミルキーな優しい印象。
クリーム:ホワイトよりやや黄みがかった色合いで、穏やかな雰囲気。
中には、パーティーカラー(2色以上の模様)やファントムカラー(眉のような模様がある個体)など、希少カラーも存在します。 個体差を楽しむのもトイプードルの醍醐味です。

人気のカットスタイル
トイプードルといえば、トリミングで大きく印象が変わる犬種です。 お手入れの一環でありながら、カットスタイルによって全く違う表情を見せてくれるため、「今日はどんなスタイルにしよう?」と美容室感覚で楽しむ飼い主さんも多いです。
人気のトリミングスタイルには、こんなものがあります:
テディベアカット:まんまるの顔と短めの耳、ふんわり丸い体が特徴。ぬいぐるみのような可愛らしさで断トツ人気。
ラムクリップ:顔・足・尾などを短くカットし、体をすっきりさせたスタイル。プードル本来の上品さが引き立ちます。
アフロカット:頭の毛を大きく丸く整える個性派カット。おしゃれ上級者に人気。
モヒカンカット:背中にラインを入れたり、頭をとがらせたりと自由度の高いユニークカット。
コンチネンタルクリップ:クラシックなショー向けカット。脚のポンポンが特徴で、王室風の気品を演出。
カットスタイルは被毛の長さや顔立ちによって似合うものが異なるため、トリマーさんと相談しながら「うちの子だけのスタイル」を作り上げていく楽しさもあります。
十犬十色の“見た目”を楽しむ
トイプードルは、まさに「見た目で遊べる犬種」。 サイズは同じでも、毛色や顔立ち、毛質、トリミングスタイルによって驚くほど表情が変わります。
自分のライフスタイルや好みに合った子を探すもよし、トリミングでさまざまなスタイルを試すもよし。
「うちの子は今月どんな姿にしようかな」と考える時間も、トイプードルと暮らす醍醐味のひとつです。
ただし、美しさを保つには日々のお手入れとトリミングの手間が欠かせません。
その分だけ、「愛情をかけた分、どんどん魅力的になる」犬種でもあります。
性格と習性
くりくりとした目にふわふわの被毛、小さな体でちょこちょこと歩くトイプードル。
その可愛らしい見た目に惹かれて飼い始める方も多いですが、実際に一緒に暮らしてみると、その性格の豊かさに驚かされることも少なくありません。
ここでは、トイプードルがもつ性格や習性について、日常生活でのエピソードも交えながらご紹介していきます。
驚くほど「賢い」——人の気持ちを読む名人
まず、トイプードルを語る上で外せないのがその知性の高さです。
世界的に有名な犬の知能ランキングでは、トイプードルは常に上位。
学習能力と指示の理解力において、ボーダーコリーに次ぐ2位とされることもあります。
具体的には、
一度教えたコマンドをすぐに覚える
飼い主の表情や声のトーンから気持ちを読み取る
状況に応じて行動を変えられる柔軟さがある
など、まるで“人間の子ども”と接しているかのような知的さを感じる瞬間が多々あります。
「飼い主が笑っていると近寄ってきて甘える」
「怒られたことをすぐに反省して態度を変える」といった行動は、知性とともに感受性の高さも表しているといえるでしょう。
とにかく「人が好き」——愛情深く、寂しがりや
トイプードルはとても社交的で人懐っこい犬種です。
特に飼い主への愛情は深く、四六時中一緒にいたがる子も多いです。
よく「ひとりぼっちが苦手」と言われるように、トイプードルは人と関わっていたい欲求がとても強い傾向にあります。 そのため、長時間のお留守番が苦手で、寂しさからストレスを感じたり、吠えたり物をかじったりといった行動に出る子も。
もちろん個体差はありますが、
常に飼い主のそばにいようとする
抱っこや撫でられるのが大好き
来客にもフレンドリーに接する
といった愛嬌のある性格の子が多いため、家庭内でのコミュニケーションを大切にしたい方にはぴったりの犬種です。

活発で遊び好き!でも「刺激」が必要
トイプードルは見た目の華奢さに反して、とても活発で好奇心旺盛。 毎日のお散歩はもちろん、知育トイやトレーニング遊びなどを通じて、“頭と体”の両方を使う刺激が必要です。
放っておくと退屈を感じやすく、ストレスがたまりやすい犬種でもあります。
例えば:
同じおもちゃばかりだとすぐに飽きる
「ボール持ってきて」「ハウスして」などの指示に応えたがる
褒められると尻尾をブンブン振ってやる気が上がる
といった行動からも分かるように、自分の能力を発揮したい!という意欲が強いのがトイプードルです。
ですから、「お散歩+頭を使う遊び」が日課になっていると理想的。
例えば、おやつを隠して探させる遊びや、簡単なトリック(お手、おかわり、回ってなど)を教えていくと、生き生きとした表情を見せてくれるはずです。
意外と「繊細」な一面も
ここまでの話だけだと、「何でもできる優等生」というイメージかもしれませんが、実はとても繊細で感受性が強い犬種でもあります。
環境の変化に敏感
怒られすぎると萎縮してしまう
大きな音や強い刺激にストレスを感じる
といった反応を見せる子も多く、「叱るしつけ」よりも「褒めて伸ばすしつけ」が向いています。
また、多頭飼いの環境では、他の犬の性格によってはトイプードルがストレスを感じやすくなる場合も。 その意味では、飼い主との一対一の関係を大切にできる家庭により適しているともいえます。
家族の“ムードメーカー”に
賢くて、人懐っこくて、遊びも大好き。 そんなトイプードルが家族にいると、自然と会話が増え、笑顔が生まれ、家の中が明るくなります。
朝起きるとベッドにちょこんと座って挨拶してくれる
飼い主が落ち込んでいると寄り添ってくれる
「おかえりなさい!」と全身で喜びを表してくれる
こうした日常の一コマが、飼い主にとっての何よりの癒しになります。
ただ、トイプードル自身も「飼い主と心を通わせたい」と願っているため、忙しくて構ってあげられない日が続くと、愛情不足になりやすい点には注意が必要です。
知性と愛情に満ちた“心でつながる犬”
トイプードルは、単なる「可愛い犬」ではありません。 賢くて、愛情深くて、ちょっと繊細で、ものすごく人が大好きな犬です。
だからこそ、「ぬいぐるみ感覚で飼う」と後悔してしまうことも。
でも逆にいえば、「しっかり関わって、たっぷり愛情を注げる」人にとっては、トイプードルほど信頼できるパートナーはいないと言っても過言ではありません。
あなたの笑顔を引き出し、心を癒してくれる存在として、トイプードルは今日もあなたのそばでしっぽを振ってくれることでしょう。

かかりやすい病気と対策
トイプードルは比較的丈夫で長寿な犬種とされていますが、それでも犬種特有のかかりやすい病気や、遺伝的なリスクは存在します。
「まだ若いから大丈夫」と油断せずに、日々のケアと定期的な健康チェックを続けることが、元気な一生をサポートする鍵になります。
この章では、トイプードルによく見られる病気とその対策について詳しくご紹介します。
1. 膝蓋骨脱臼(パテラ)
トイプードルで最も多く見られるのがこの「膝蓋骨脱臼」、通称パテラです。
後ろ足の膝のお皿(膝蓋骨)がずれてしまい、歩き方がぎこちなくなったり、片足を上げてスキップするような歩き方をしたりします。
原因
生まれつき膝が浅く、骨の構造に問題がある(先天性)
滑りやすい床でのジャンプや高所からの着地(後天性)
対策
フローリングにはマットを敷くなど、足に優しい住環境づくり
ソファや階段など、高い場所の昇降を控える工夫
子犬のうちから過度な運動を避ける
早期発見のために、動物病院での定期検診
特にグレード2以上の重度になると、手術が必要になる場合もあるため、違和感のある歩き方を見たら早めに相談を。

2. 外耳炎・耳のトラブル
トイプードルは垂れ耳で耳道に毛が生えやすいため、耳の中が蒸れて雑菌が繁殖しやすい環境にあります。
これにより、外耳炎やマラセチア感染が起こりやすくなります。
サイン
頻繁に耳をかく・頭を振る
独特のにおいがする
耳の中が赤くなっている、分泌物が増える
対策
耳毛のケア:トリミング時に耳の中の毛を抜いたり、短くカットする
耳掃除:週に1回程度、イヤークリーナーを使って清潔を保つ
湿気対策:シャンプー後の耳はしっかり乾かす
過度に触ると耳道を傷つけてしまうこともあるため、不安な場合はプロのトリマーや獣医師に相談しましょう。
3. 歯周病・歯石
小型犬全般に言えることですが、トイプードルも歯のトラブルが非常に多い犬種です。
特に3歳を過ぎた頃から歯石が溜まりやすくなり、放っておくと歯周病や口臭、食欲不振、心臓病のリスクにもつながります。
対策
毎日の歯磨きを習慣にする(ガーゼや犬用歯ブラシでOK)
歯磨きが苦手な子には、デンタルガムや水に混ぜるタイプのケア用品も
定期的に動物病院で歯石チェックを
特にトイプードルは口が小さいため、奥歯が磨きにくくなります。子犬のうちから歯磨きに慣れさせると将来のケアが格段に楽になります。
4. 涙やけ(流涙症)
トイプードルの中には、目の下が常に濡れて赤茶けてしまう涙やけに悩む子も少なくありません。
これは目の構造や涙管の詰まり、アレルギーやドライフードの質が影響していることもあります。
対策
涙をこまめに拭く:清潔なガーゼやペット用シートで1日2回程度
ドッグフードの見直し:添加物の少ない自然派フードや生食などに切り替えてみる
涙やけ対策サプリやふりかけの活用(例:WANMARTの「国産本鮪ふりかけ」は添加物不使用・涙やけ対策の相談にも◎)
涙やけは「見た目だけの問題」と思われがちですが、実は皮膚炎や不快感の原因にもなるため、軽視せず丁寧なケアが大切です。
5. 低血糖(特に子犬に注意)
トイプードルの子犬、とくに1.5kg未満の小さな個体は、低血糖症にも注意が必要です。 急に元気がなくなったり、震えたり、倒れたりすることがあり、最悪の場合命に関わることも。
対策
食事を1日3〜4回に分けて与える
長時間空腹にしない
万が一のために、ブドウ糖シロップを常備しておく(獣医の指導を受けて)
子犬期は食事の間隔が空くとすぐにエネルギー切れを起こすことがあるので、最初の数ヶ月は特に慎重な食事管理が必要です。
予防と観察がいちばんの治療
トイプードルは、しっかりとケアすればとても健康的に長生きできる犬種です。
しかし、油断してしまうと小さなトラブルが積み重なり、やがて深刻な病気へとつながることも。
だからこそ大切なのは、「ちょっとした変化に気づく目」と「日々の予防習慣」です。
足元のフローリングに滑り止めを敷く
定期的に歯をチェックする
目や耳を触って違和感がないか確認する
毎年の健康診断を受ける
こうした“ちょっとしたこと”の積み重ねが、大切な家族を守る第一歩になるのです。

飼い方のポイント
トイプードルは、その小さな体に知性・活発さ・繊細さを兼ね備えた魅力的な犬種です。 しかしそれだけに、健康で幸せな暮らしを送ってもらうためには、適切な飼い方・生活環境が欠かせません。
ここでは、トイプードルと暮らす上で押さえておきたい4つのポイントを詳しく解説していきます。
【1】食事:美味しさと健康を両立
体が小さい=栄養管理が重要
トイプードルは小型犬でありながら活動量が多く、筋肉量もそこそこあります。
そのため、高タンパクで消化に優れたフード選びが大切になります。
また、涙やけ・皮膚トラブル・毛艶の低下なども、食事内容が原因であることが多いため、「とりあえず安いフードで」という考え方はおすすめできません。
おすすめの食材・メニュー
ラム肉や馬肉などの高タンパク・低脂肪肉
βカロテンやビタミンが豊富な緑黄色野菜
鉄・亜鉛を含むレバー類(少量を適切に)
これらは皮膚・被毛の健康を保ち、免疫力を高めるのに役立ちます。
WANMARTのおすすめ商品
トイプードルの健康を考えるなら、生肉やふりかけトッピングによる“食事の質の底上げ”がおすすめです。
WANMART「国産本鮪ふりかけ」 良質なたんぱく源でありながら、涙やけ対策としても人気。 豊富なDHA・EPAが皮膚・被毛の健康にも◎。
WANMART「ラム肉ミンチ」 アレルゲンになりにくく、トイプードルの敏感な体にも優しい。 毎日のごはんのトッピングとして最適。
「いつものフードに少し混ぜるだけ」で、嗜好性も栄養価もアップ。 食が細くなりがちな子や、偏食気味な子にも好評です。
【2】運動:無理なく、でもしっかり!
トイプードルは活発な犬種です。
「小さいから運動はあまり必要ない」と思われがちですが、それは大きな誤解。
散歩や遊びを怠ると、ストレス・無駄吠え・肥満などの原因になります。
散歩の目安
1日2回、15〜30分ずつ
小型犬向けの公園や広場で軽く走らせると◎
雨の日は室内で知育トイを使った遊びでも代用可能
室内遊びのアイデア
知育トイ(おやつを中に入れて考えさせる)
かくれんぼ(おやつや飼い主が隠れる)
タオルやひもを使った「引っ張りっこ」遊び
特にトイプードルは知的刺激も求めるタイプ。 単に体を動かすだけでなく、“考える遊び”を取り入れると満足度が高くなります。

【3】被毛のお手入れ:美しさと健康を守る習慣
トイプードルの魅力でもある巻き毛。
美しく保つためには日々のお手入れと定期的なトリミングが欠かせません。
日常ケア
毎日〜2日に1回のブラッシング(毛玉・もつれ防止)
散歩帰りの足回りやお尻のケア
月1回のシャンプー(自宅でもOK)
トリミングの頻度
約4〜6週ごとにプロのトリミングを受けるのが理想
毛質や体質によっては、皮膚が乾燥しやすい子や、涙やけが出やすい子もいます。 そうした場合は、食事面の見直しと併せて、保湿ローションや涙やけケアシートなども活用しましょう。

【4】住環境:小さな体を守るための工夫を
トイプードルは関節が弱く、寒暖差にも敏感です。
だからこそ、生活する環境にも配慮が必要です。
安心・快適な住まいづくりのポイント
フローリングに滑り止めマットを敷く(パテラ予防)
段差のある場所にはステップやスロープを設置
夏の暑さ・冬の寒さに備えて、空調管理を徹底
さらに、トイプードルは「自分だけの安心できるスペース」を好みます。
クレートやベッドを静かな場所に設置
家族が集まるリビングにも“お気に入りクッション”を
これにより、不安を感じたときや一人になりたいときに自ら落ち着ける場所を確保することができます。

丁寧に、じっくり、愛をもって
トイプードルとの暮らしは、日々の小さな積み重ねがとても大切です。 ・健康を支えるごはん ・毎日の散歩や遊び ・スキンシップを兼ねたお手入れ ・安心して過ごせる環境づくり
こうした“当たり前のこと”をきちんと続けていくことで、トイプードルはその小さな体いっぱいに愛情を返してくれるでしょう。
そして、そんな毎日がきっと、飼い主さんにとってもかけがえのない宝物になるはずです。

しつけのコツ
トイプードルは「しつけがしやすい犬」とよく言われます。 それは確かに正しく、賢くて人の指示を理解する力に長けている犬種だからです。
けれど、だからといって“放っておいてもいい子に育つ”わけではありません。 むしろ賢いからこそ、人間の感情や態度を敏感に読み取るため、しつけ方を間違えると逆効果になることも。
トイプードルに合ったしつけの基本と、気をつけるべきポイントを具体的にご紹介します。
「褒めて伸ばす」が鉄則
トイプードルは怒られるのがとても苦手な犬種です。
強く叱ると萎縮してしまい、やる気をなくしたり、飼い主との信頼関係が壊れることもあります。
効果的なしつけの基本
良い行動を見逃さず、その場で褒める
目を見て、笑顔+優しい声で伝える
ごほうび(おやつやおもちゃ)を上手に使う
たとえばトイレを成功した瞬間に「えらいね!」「いい子だね!」と褒めながらおやつをあげる。
これだけで、ワンちゃんの中に「やったらいいことが起きる」と記憶されていきます。
WANMARTの「国産鰻ふりかけ」や「緑イ貝ふりかけ」などは、トレーニング用のご褒美としても最適。
ほんのひとふりで食欲が増し、しつけが楽しくなるアイテムです。
“タイミング”が命
しつけの成否を分けるのは、「伝えるタイミング」です。
犬は「今の行動」に対する結果を学習するため、数秒後に褒めても伝わりにくいのです。
タイミングの例
「おすわり」→ お尻が床についた瞬間に「そう!えらいね!」
「ハウス」→ 入りきった瞬間に「よくできたね!」
特に子犬期は集中力も短いため、「1回1分以内・1日数回」を目安に、短時間×高頻度のトレーニングが効果的です。
「要求吠え」を育てない
トイプードルは賢くて感受性が強いため、「こうしたら飼い主がかまってくれる」という行動をすぐに学習します。
そのため、「吠えたら抱っこしてもらえた」「おやつがもらえた」といった経験を重ねると、吠えること=目的を達成する手段として覚えてしまいます。
NG対応例
吠えている最中に声をかける(「うるさい!」も含む)
鳴き声に負けてすぐに対応してしまう
正しい対応
吠えても無反応を貫く(視線も合わせない)
静かになったタイミングで褒める・かまう
「おすわり」や「ふせ」など、落ち着いた行動に切り替えさせる
最初は少し根気が要りますが、これが“無駄吠えを予防するいちばんの近道”になります。
「お留守番」は小さな練習から
トイプードルはとても寂しがりやで、分離不安になりやすい犬種です。
急に長時間のお留守番をさせると、不安から吠えたり破壊行動に出ることもあります。
お留守番トレーニングの進め方
飼い主が部屋を出る練習から(数分〜数十分)
クレートやケージに慣らして「安心できる空間」にする
帰宅時は興奮をあおらず、静かに対応する
外出前に知育トイやコングにおやつを詰めるなどの工夫も効果的です。
「飼い主がいない=退屈な時間」ではなく、「楽しいことが起きる時間」に変えてあげましょう。
子犬期が“ゴールデンタイム”
トイプードルのしつけにおいて、生後2〜4ヶ月(社会化期)は特に重要な時期です。
この時期に「音」「他の人や犬」「さまざまな環境」などに慣れさせることで、怖がりになりにくく、穏やかな性格に育ちます。
掃除機やチャイムなど、日常の音に慣れさせる
優しく接してくれる人と会わせる(過剰なスキンシップはNG)
散歩デビュー後は安全な範囲で他の犬と触れ合う
しつけと並行して、こうした“経験を積むこと”自体が社会性の育成になります。
一貫性と「家族全員でのルール」
賢いトイプードルは、人によって態度を変えることもあります。
家族でしつけ方にばらつきがあると、「この人には通じるけど、あの人には通じない」という“ズル賢さ”が育つことも。
一貫性を持たせるコツ
コマンドの言い方を統一(例:「おいで」「カム」などブレさせない)
家族でルールを共有(例:「ソファに乗せるのはOKかNGか」など)
どんなときに褒めて、どんなときは無視するかを確認し合う
小さな違いが、トイプードルには大きな混乱になります。 だからこそ、家族全員が同じ方向を向くことが、成功の秘訣になります。
しつけは「信頼を育てる時間」
トイプードルにとって、しつけとは「命令を守らせること」ではありません。 それは、“この人と一緒にいると安心できる”という信頼を築いていく過程なのです。
怒鳴ったり、無理に従わせたりしなくても、 やさしく語りかけて、褒めて、寄り添っていく中で、自然とお互いに理解し合える関係が生まれてきます。
そしてその関係は、トイプードルという特別な犬種だからこそ、より深くて、温かくて、かけがえのないものになるでしょう。

最後に
トイプードルは、ぬいぐるみのような愛らしい見た目と、賢さ・人懐っこさを兼ね備えた魅力あふれる存在です。
一方で、毎日のブラッシングやトリミング、繊細な心への配慮など、飼い主の手間や気配りが必要な犬種でもあります。 簡単ではありません。
それでも、その苦労さえも忘れてしまうほどの喜びを、トイプードルは日々私たちに与えてくれます。
だからこそ大切なのは「可愛いから」だけでなく、「この子を幸せにしてあげたい」という想いを持つこと。
愛情と責任を持って接すれば、トイプードルはきっと、かけがえのないパートナーになってくれるはずです。

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