ヨークシャーテリア完全ガイド|小さな貴族と幸せに暮らすための10のこと
- WANMART

- 6月1日
- 読了時間: 24分
更新日:8月14日

ヨークシャーテリアの魅力
小さな体に、キラリと光る気品。 サラサラと流れる絹のような被毛に、つぶらな瞳。
一度目が合ったら、もう目が離せなくなってしまう──それが、ヨークシャーテリアという犬種です。(通称:ヨーキー)
愛情深くて勇敢で、驚くほどの賢さと機敏さをあわせ持つヨーキーは、「小さなテリアの王様」とも呼ばれ、世界中の愛犬家を魅了し続けてきました。
見た目の可愛らしさはもちろんのこと、実はその内面にも、たくさんの魅力が詰まっているんです。
とはいえ、ヨークシャーテリアには飼育の際に注意すべき点もあります。
たとえば 華奢な骨格からくるケガのリスク。
頑固で自己主張が強めな性格。
そして繊細な消化器官──「可愛い!」だけで飛びついてしまうと、飼い主さんもワンちゃんも大変な思いをすることになりかねません。
だからこそ、ヨークシャーテリアの魅力だけでなく、実際に飼ううえでのリアルなポイントまでしっかりとお伝えします。
これから犬を飼いたいと考えている方も、すでにヨーキーと暮らしている方も
「なるほど!」
「うちの子にも当てはまる!」と感じるはず。
ヨークシャーテリアという犬種は、飼い主との関係がとても深くなる犬です。 上手に向き合えば、人生をともにするかけがえのないパートナーになってくれる存在。 そんな素敵な「ヨーキーとの暮らし」の入り口として、ぜひ最後まで読んでみてください。
ヨークシャーテリアってどんな犬?
ヨークシャーテリアは、「小さくて可愛い」だけでは語り尽くせない、奥深い魅力をもつ犬種です。 一見お人形のように愛らしく、フルコートの絹のような被毛をなびかせるその姿は、まさに“犬界のプリンセス”。 しかし、内面には驚くほどの活発さと大胆さを秘めており、そのギャップに心を奪われる飼い主さんも少なくありません。
体のサイズと特徴
小さなヨーキーにも“個体差”がある!体格タイプ別の特徴と注意点
ヨークシャーテリアは「超小型犬」というカテゴリーに分類されますが、実はその中でも体格には幅があります。
血統や育成環境によって異なり、体重1kg前後の“超ミニサイズ”から、3kg以上の“ややしっかりタイプ”まで個性はさまざまです。
ここでは主に3つの体型タイプに分け、それぞれの特徴・良い点・注意点を整理してみましょう。
【1kg前後】超小型の“ティーカップサイズ”ヨーキー
見た目のインパクトも抜群な「小さすぎるヨーキー」。
バッグにすっぽり入るようなサイズ感で、まるでぬいぐるみのような可愛さが魅力です。
メリット:
とにかく小さくて可愛い。外出時も軽くて楽
抱っこしやすく、室内でのスペースもあまり必要ない
SNS映え・フォトジェニックな存在感
デメリット・注意点:
骨がとても細く、骨折や落下事故のリスクが高い
低血糖になりやすく、こまめな食事管理が必要
免疫力や内臓が弱く、病気にかかりやすい傾向あり
「可愛さ重視」の繁殖で体質が弱いケースもある
向いている飼い主さん:
細かいケアが好きな方、体調管理をしっかりできる人
注意ポイント:
「小さい=高級」ではないことを理解し、健康重視の個体を選びましょう。
【1.8〜2.1kg】“理想的なショースタンダード体型”
ドッグショーなどで評価される、もっとも理想とされる標準体重域。
全体のバランスがよく、骨格や被毛の美しさが際立つタイプです。
メリット:
健康面・骨格の安定性ともにバランスが良い
被毛が豊かに伸びやすく、フルコートが美しく映える
活発に動けるのに軽量で飼いやすい
食欲・消化力も安定しやすい
デメリット・注意点:
小ささを求める人には“やや大きめ”と感じられることも
元気すぎて走り回り、家具への衝突などには注意
向いている飼い主さん:
健康的でスタンダードなヨーキーを望む方
注意ポイント:
元気な分、運動スペースやケガ防止に配慮を。
【3kg前後】しっかり体格の“がっしりヨーキー”
「ヨーキーにしては大きめだな」と思う子も実は珍しくありません。
こうした個体は成長期にやや大きくなったか、ミックスの血がわずかに入っている可能性もありますが、健康的にはむしろ好ましいケースも多いです。
メリット:
骨格がしっかりしており、骨折やケガのリスクが低い
食事の許容量が多く、低血糖になりにくい
寒さや刺激にも比較的強い
精神的にも落ち着きがあり、初心者に向いている傾向も
デメリット・注意点:
小型犬としては運動量が必要になるケースも
体格に合わせてフード量・運動量を適切に調整しないと太りやすい
美容面では“ミニサイズ”に比べて目立ちにくいと感じる方も
向いている飼い主さん:
健康重視、飼いやすさを最優先する方
注意ポイント:
体格に合わせた食事管理と健康診断を定期的に。

「理想のサイズ」は人それぞれ。でも“健康”が一番大事!
どの体型にも、それぞれの魅力と注意点があります。
「見た目の小ささ」だけで判断せず、自分のライフスタイルやケアのしやすさに合った子を選ぶことが、幸せな暮らしへの第一歩です。
なお、WANMARTでは小さなヨーキーにもおやつとして安心して与えられる低脂肪・高タンパクのおやつを取り扱っています。
驚くほど賢くて、気が強い?
ヨーキーは元々、19世紀のイギリスでネズミ退治を目的に飼育されていた“ワーキング・テリア”。
そのため、小さくても非常に頭が良く、自立心が強いという性質を持っています。新しいルールを覚えるのも早く、しつけやトレーニングの習得スピードも優秀。
反面、「自分で判断したい」「納得しないと動かない」という頑固な一面もあるため、子犬期からの丁寧なしつけが必要です。
吠える?吠えない?性格に個体差アリ
ヨークシャーテリアは警戒心が強く、見知らぬ音や人に対して敏感に反応することがあります。 「よく吠える犬種」とも言われがちですが、これはあくまで一般論。 実際には、性格がおっとりしている子や、人懐っこくてほとんど吠えない子も多く見られます。 環境や育て方によっても変わるため、「ヨーキーだから吠える」と決めつけずに、その子に合った育て方をすることが大切です。

繊細な一面にも気を配って
ヨークシャーテリアは、見た目どおり非常に繊細な犬種です。 体が小さい分、寒さや衝撃にも弱く、骨折などのケガも起こりやすいため注意が必要です。また、ストレスにも敏感で、騒がしい環境や急な変化が苦手な子も多い傾向にあります。
その分、安心できる飼い主さんとの絆をとても大切にし、信頼関係が深まりやすいのも特徴です。
こんな人に向いている!
犬との密な関係を築きたい方
小型犬初心者でもしっかり勉強したい意欲がある方
被毛のお手入れを楽しめる方
賢い犬と一緒にトレーニングを楽しみたい方
室内での生活が中心の方
逆に、「静かにしててほしい」「抱っこだけしていればいい」など、犬にあまり手をかけられない人には、あまり向いていないかもしれません。 ヨーキーは「ぬいぐるみ」ではなく、しっかり意思を持ち、賢く活発なパートナーです。
歴史やルーツからわかる背景
華やかな見た目に反して、実はヨークシャーテリアのルーツは労働者階級の犬
19世紀のイギリス、産業革命の真っ只中──煙突の立ち並ぶ工業都市で、ヨーキーは「働く犬」として誕生しました。
起源はイングランド北部の繊維産業地帯。
ヨークシャーテリアという名の通り、そのルーツはイングランドのヨークシャー地方。
当時この地域では、綿工場や毛織物工場、炭鉱などが数多く稼働していました。
その工場や地下空間ではネズミの被害が深刻で、駆除のための小型で機敏な犬が求められていたのです。
こうして登場したのが、当時の労働者たちが交配して作り出した「スコティッシュ系テリア犬」たち。
代表的な交配候補は以下の通りです:
スカイテリア
ペイズリーテリア(現存しない品種)
マンチェスターテリア
マルチーズ
ダンディ・ディンモント・テリア
これらの犬たちの血を引いて生まれたのが、現在のヨークシャーテリアの原型。
中でも、ペイズリーテリアの長く絹のような被毛が強く受け継がれたとされています。
実は「ショードッグ」ではなく「ネズミ捕り」が原点
今でこそ可憐な姿でショードッグの常連となっているヨーキーですが、その起源はもっと泥臭く、たくましいものでした。
狭い配管の中や木箱の隙間をすり抜けては、素早くネズミを仕留める“ハンター”として活躍していたのです。
その俊敏さと勇敢さは折り紙付きで、「自分より大きな相手にも立ち向かう」ような気の強さは、今でも性格に色濃く残っています。
吠えやすさや警戒心の強さも、この時代の“職業病”の名残とも言えるかもしれません。

犬種として正式に登録されたのは意外と最近
ヨークシャーテリアが犬種として公式に認められたのは、1870年代のこと。
初期は「ブロークン・ヘアード・スコッチまたはヨークシャーテリア」という、ややあいまいな名前で知られていました。
1874年にイギリスのケネルクラブが初めてヨークシャーテリアを犬種として登録し、その後徐々に人気が高まっていきます。
中でも“Huddersfield Ben(ハダースフィールド・ベン)”という1頭の名犬が血統の礎を築いたとされており、現在のヨーキーの祖先とされる伝説的存在です。
上流階級への“シンデレラストーリー”
面白いのは、労働階級で働いていたヨーキーが、次第に貴族や上流階級の婦人たちに愛される存在へと変貌していったこと。
小さくて可愛く、抱き心地が良く、さらに抜け毛が少ない。そんな特徴が貴婦人たちにウケて、上流階級の社交界にも招かれるようになりました。
やがてフルコートでリボンを結んだ優雅な姿が流行し、「ネズミ捕り犬」だった過去はすっかり忘れられ、“美の象徴”としてのヨーキー像が確立されたのです。
日本への渡来と人気の高まり
日本でヨークシャーテリアが注目され始めたのは、昭和後期〜平成初期。
そのころからトイプードルやチワワと並ぶ“定番の小型犬”としてペットショップでも見かけるようになりました。
とくに2000年代に入ってからは「アレルギーが出にくい犬種」としても注目され、室内犬ブームの波に乗って、多くの家庭で愛される存在となっています。
ヨークシャーテリアは“努力家の血統”
ヨークシャーテリアの歴史を知れば知るほど、「この犬は単なるお姫様じゃない」と思えてきませんか?
労働者たちの生活を支え、荒々しい環境を生き抜いてきたタフさ。 そして、自らの魅力で上流階級に登りつめた、まさに“努力型シンデレラ犬”とも言える存在なのです。
現在のヨーキーが持つ「芯の強さ」「賢さ」「気品」は、まさにこの歴史の積み重ねによるもの。
今も小さな体の奥底に、“働き者のスピリット”がしっかりと息づいているのです。

被毛や体型などの特徴とケア方法
絹のような被毛とコンパクトな気品
ヨークシャーテリアをひと目見て、「なんて美しい犬なんだろう」と感じた方は多いはず。その魅力の中心にあるのが、サラサラと流れるような被毛と、コンパクトながらも気品漂うスタイルです。
通常の犬種と異なり、ヨーキーの被毛は人間の髪の毛に近く、「抜ける」のではなく「伸び続ける」性質を持っています。
被毛の主な特徴:
シングルコート(アンダーコートがなく、1層だけ)
抜け毛が非常に少なく、アレルギー体質の方にも人気
毛質は柔らかく、手触りはしっとりとした絹糸のよう
通常はスチールブルーとタン(青灰色×黄金色)の2色に分かれる
※子犬の頃はブラックタンのような濃い色をしており、成長とともに美しいブルーとタンに変化していきます。

被毛のスタイルいろいろ──カット次第で“印象が変わる”
ヨーキーの魅力は、トリミングスタイル次第で大きく印象が変わることにもあります。
【ナチュラルショート】
短く整えたスタイルで、活動的な子に多いカット。
毎日のブラッシングが楽で、毛玉になりにくい点が魅力です。
「うちはお散歩多めで元気っ子なので、ショートでスッキリ!」という飼い主さんにも好評。
【テディベアカット】
顔まわりを丸くカットする人気のスタイル。 ぬいぐるみのような愛らしさが際立ち、SNS映えも抜群です。 ※定期的なカットが必要です。

【フルコート】
ショードッグの王道。
足元まで美しく流れる被毛を維持するスタイルです。
まるでロングドレスをまとったような優雅さで、ヨーキーの真骨頂ともいえます。
フルコートに挑戦するなら?手入れのポイント
「せっかくヨーキーを飼うなら、一度はフルコートを見てみたい!」
そんな憧れを持つ方も多いですが、実はフルコートは見た目以上に手間がかかるスタイルです。
フルコートを維持するには:
毎日のブラッシングが必須 特に摩擦の起きやすい足や脇の下は毛玉になりやすいです。 毛並みに沿って、根元から優しくブラッシングを。
月1回以上のプロによるトリミング 毛先のカットや、耳まわり・足裏のカットも忘れずに。
専用のシャンプー・コンディショナーでケア 毛質が柔らかいぶん、乾燥や静電気にも弱いので、保湿成分入りがベスト。
お腹の毛は汚れやすいので要注意 お散歩後はお腹まわりのチェックを。必要に応じて拭き取りor部分洗いを。
フルコートは、まさに“生きた芸術品”。 美しさの裏には、毎日の丁寧な手入れと飼い主さんの愛情が隠れています。

被毛の色や質にも個体差がある?
実は、ヨーキーの中にも「ちょっとくすんだ色味」「毛が細くて絡まりやすい」など、個体差があります。 血統や成長過程の栄養状態、そしてお手入れの仕方によって、被毛の状態は大きく変わります。
そのため、健康的な被毛を維持するには、内側からのケアも重要です。
例えばWANMARTの馬肉シリーズは…
良質な動物性タンパク質が豊富
被毛の主成分「ケラチン」の生成に必要なアミノ酸がしっかり
低脂肪・高タンパクで体型キープにも最適
「最近ちょっと毛並みがパサついてきた…」と感じたら、まずは食事から見直してみるのもおすすめです。
性格としつけのコツ
小さな体に、大きな自我と愛情を〜
ヨークシャーテリア(ヨーキー)の性格をひと言で表すなら、「小さなボス」。
その見た目からは想像できないほど、自己主張がはっきりしていて、頭の回転も早い──つまり、「とても賢く、芯のある犬」なのです。
とにかく賢く、覚えが早い
ヨーキーはテリア系の中でも特に頭の良い部類に入る犬種です。 しつけやトレーニングの飲み込みが早く、「コツさえ掴めばすぐ覚える」タイプ。
「オスワリ」「フセ」「マテ」はもちろん、トイレトレーニングやルーティンの理解力も高く、生活の中でのルールをよく覚えます。
その反面、“飼い主が甘いとすぐに主導権を握ってしまう”という側面も。
「吠えればかまってもらえる」
「抱っこをせがめば思い通りになる」など、人の行動を読むのも得意なため、メリハリのある接し方が重要です。
プライドが高く、負けず嫌い
ヨーキーは見た目以上に気が強い性格をしています。
自分より大きな犬や、人見知りする相手にも吠えて主張することが多く、「臆病」とは真逆の、堂々とした性格の持ち主。
これはもともと、ネズミを相手に動き回っていた“テリア魂”の名残ともいわれています。
こんな行動が見られるかも:
インターホンの音にワンワン吠える
自分のおもちゃを他の犬に触られると怒る
気に入らない相手に対しては距離を取る
「うちの子、ちょっと生意気かも…」と感じたとしても、それはヨーキーの個性のひとつ。無理に抑え込まず、ルールの中でのびのびと自己主張できる環境を整えることが大切です。

飼い主に一途で甘えん坊
気が強い反面、ヨーキーは飼い主に対する愛情が非常に深い犬でもあります。
「ツンデレ」ともいえるギャップがあり、強気な態度を見せつつ、実は常に飼い主のそばにいたがる甘えん坊。
こんな様子がよく見られます:
飼い主がトイレに行くとドアの前で待機
スマホを触っていると、「かまって〜」と前足でツンツン
外出時、玄関でずっとお見送り or 帰宅時に大はしゃぎ
このような一途さは「分離不安」につながることもあるため、一人で過ごす時間に慣れさせる工夫も必要です。
活発で遊び好き。でも無理は禁物
ヨーキーは小さな体でも運動能力が高く、遊び好きな犬種です。
おもちゃを追いかけたり、トンネルをくぐったりする遊びが大好き。
知育玩具にもよく反応するので、室内でも頭と体を使った遊びができます。
ただし、骨が細いためジャンプや高い段差には注意が必要です。
ソファやベッドの上り下りにはステップを設けるなど、ケガ予防の対策を忘れずに。
ヨーキーの性格まとめ
特徴 | 内容 | 対応ポイント |
賢い | 覚えが早く、ルールを理解できる | しつけは“甘やかさない”姿勢で |
気が強い | 自分の意思をしっかり持っている | メリハリのある接し方を |
甘えん坊 | 飼い主大好き!離れたくない | 分離不安対策も忘れずに |
活発 | 小さくても元気いっぱい | 骨折や段差に要注意 |
このように、ヨークシャーテリアは“わがまま”ではなく、頭がよくて自立心の強い犬。
正しく向き合えば、家族の中でも最も意思疎通が取りやすいパートナーになること間違いなしです。

しつけのコツ
小さな賢者と、心を通わせるトレーニング
ヨークシャーテリア(ヨーキー)は、小さな体に大きな自我を秘めた犬。 そして、飼い主の感情や行動を読む力に長けており、良くも悪くも“人を見て行動する”犬種です。
だからこそ、しつけにおいて大切なのは、
「ダメなことはダメ」
「褒める時は思いきり褒める」という“愛のある一貫性”。
ここでは、ヨーキーに合った具体的なしつけの方法やポイントをまとめます。
1. 甘やかしすぎない「主従関係」をつくる
ヨーキーは非常に賢いため、甘やかされるとすぐに“自分が上”と認識してしまいます。
それが吠え癖や我がままの原因に。
小さくて可愛い見た目に負けず、「リーダーは飼い主だよ」と教えることが第一歩です。
実践アドバイス:
「要求吠え」にすぐ応えない(例:抱っこしてほしくて吠える → 無視して静かになったら褒める)
食事やおやつは「アイコンタクト+おすわり」の後に与える
ソファやベッドの乗せ降ろしは飼い主の許可制にする
「お願いすればもらえる」ではなく、「ルールを守ればもらえる」構図に変えることがポイントです。

2. 吠え癖対策には「無視」と「指示」の使い分け
ヨーキーは警戒心が強く、音や動きに敏感なため、「吠える」ことで外界に対応しようとすることが多いです。
ただし、これは「しつけられる行動」なので、焦らず根気強く対応を。
実践アドバイス:
インターホンで吠える → 無視&静かになった瞬間に「いい子!」と褒める
お散歩中に他犬に吠える → 距離を取り、注目が戻ったら褒めておやつ
逆に、「静かにできた瞬間を見逃さずに褒める」ことが最重要!
NG対応:「ダメ!」「うるさい!」など人が声を出すと、“参加してもらえた!”と勘違いしてしまいます。
3. トイレトレーニングは「成功体験」を積ませる
ヨーキーはきれい好きな子が多く、トイレトレーニングも比較的スムーズな犬種。
ただし、褒めるタイミングを間違えると覚えません。
実践アドバイス:
成功直後に褒める(排泄中や終わってすぐ!)
トイレの場所はなるべく固定。リビングや寝床から少し離した位置に
失敗しても叱らない。無言で片づけて、成功時に集中して褒める
トイレトレーニングにはにおい対策も重要。
失敗場所ににおいが残っていると、繰り返す要因になります。

4. 「ふせ」「まて」は“心を落ち着かせる魔法のコマンド”
ヨーキーは頭の回転が速く、感情の起伏もはっきりしているため、「落ち着く動作」を覚えさせることが非常に効果的です。
とくに「ふせ」や「まて」は、興奮しやすいヨーキーにとっての“スイッチ切り替え”の役割を果たします。
実践アドバイス:
「ふせ」を教える際は、おやつを手に持って鼻先から下にスライドし、床についた瞬間に褒める
「まて」はアイコンタクト重視。1秒から少しずつ時間を伸ばす
興奮時(おやつの前、お客さんが来たときなど)に使うと◎
“ふせ→まて→解除”という流れを習慣にすると、日常生活でのコントロールがぐっと楽になります。
5. ごほうびを「使い分ける」と効果アップ!
ヨーキーは「これは好き」「これはそうでもない」と好みがはっきりしている子が多いです。
そこでおすすめなのが、WANMARTのご褒美ふりかけシリーズなどを活用して、レベル別に報酬を調整する方法。
例:
日常的なおすわり→ドライフード1粒
成功率が低いトリック練習→鴨肉ふりかけ+チキンキューブ
吠えずにがんばったら→馬肉ふりかけでテンションアップ!
「これが出たら嬉しい!」というごほうびを用意することで、ヨーキーのやる気スイッチがぐっと入りやすくなります。
食事や生活環境で気をつけたいこと
食事のポイント~小さな体に、健やかな栄養を
ヨークシャーテリアは、華奢な骨格と小さな胃袋を持つ犬種です。
見た目はお姫様のようでも、体の内側はとてもデリケート。
だからこそ「何を食べさせるか」は、健康を守るうえでとても大切なテーマです。
基本は「市販の総合栄養食」が安心
ヨーキーに限らず、家庭で犬を飼ううえでまず基本になるのは、「総合栄養食」と表示された市販のドッグフードです。
これは1日の必要な栄養素がバランス良く含まれており、「これだけで健康を保てる」と栄養設計されたもの。
ヨーキーにおすすめなのは、小粒サイズで高タンパク・低脂肪設計のフード。
ヨーキーは運動量がさほど多くない反面、脂肪がつきやすく、関節にも負担がかかりやすいため、体重管理がとても重要です。
選ぶ際のポイント
粒が小さく、歯にやさしい設計
高タンパク・低脂肪
香料や着色料が少ないもの
シニア期に入ったら消化しやすい設計へ切り替え
トッピングやおやつに「ひと工夫」でごはんが楽しく
とはいえ、毎日同じフードでは食が進まなくなることも。 そんなときに便利なのが、ふりかけやジャーキーといったトッピングです。
WANMARTでは、小型犬にも安心して与えられるナチュラル素材のアイテムが充実しています。
ふりかけシリーズ(緑イ貝・本マグロ・鰻・牡蠣など)
→ 毎日のごはんに少量ふりかけるだけで、食欲UP+栄養強化! 特にシニア期の関節ケアには緑イ貝ふりかけが人気です。
クッキー・ジャーキー類(馬肉・鹿肉・鴨肉など)
おやつやトレーニング時のごほうびにぴったり。
高タンパク・無添加設計で、健康志向の飼い主さんにも安心です。
与えすぎには注意 おやつ・トッピングは1日のカロリーの10%以内が目安です。 肥満が気になる子は、フードの一部をトッピングに置き換える形にして、総カロリーで調整するのがコツです。

手作り食をする場合の注意点
「大切な家族だから、手作りで栄養管理したい」と思う方もいるかもしれません。
もちろん手作り食にはメリットもありますが、ヨーキーのような小型犬は必要量が非常にシビアなため、慎重さが必要です。
よくある手作り食の落とし穴
カルシウム・リンのバランスが崩れる
タンパク質量が足りない
ビタミン・ミネラルが不足しがち
脂質が多すぎて肥満・膵炎リスクが上がる
手作りを始めたい場合は、必ずブリーダーや獣医師、ペット栄養士に相談しながら、個体ごとの設計をしましょう。
「美味しく、健康に」がヨーキーのごはんの合言葉
ヨークシャーテリアは見た目の華奢さに反して、食にこだわりを持つ子も多い犬種。
食が細い子もいれば、好き嫌いが激しい子、すぐ太りやすい子など個体差が大きいのも特徴です。
だからこそ、「ただ与える」だけでなく、「その子に合った食べ方」を工夫することが、長く健康に過ごすカギになります。
WANMARTの商品はそんな飼い主さんの想いに寄り添い、ナチュラルで栄養価が高く、しかも食いつきの良いラインナップを揃えています。 まずはフードにふりかけをちょい足しするところから、はじめてみてはいかがでしょうか?

室内での生活環境づくり:小さな体を守るために
ヨークシャーテリアは超小型犬ゆえ、ちょっとした段差や温度変化も体に大きな負担となります。
健康で快適に暮らすためには、室内環境の細やかな配慮が欠かせません。
まず注意したいのは床材。
滑りやすいフローリングは、関節や股関節に負担がかかりやすく、骨折や膝蓋骨脱臼のリスクが高まります。
リビングには滑り止めマットやコルクマットを敷くのがおすすめです。
次に段差対策。
ソファやベッドからのジャンプはNG。
小さな体にとっては高すぎるため、ステップやスロープを設置して安全に上り下りできるようにしましょう。
また、室温の管理も重要です。 ヨーキーは寒さに弱く、夏の暑さにも敏感です。 エアコンやサーキュレーターを活用して、常に20〜26度前後を保つように意識してください。
さらに、誤飲事故を防ぐための整理整頓も忘れずに。 床に小さなおもちゃやアクセサリー、薬などを置かないよう気をつけましょう。
ヨーキーが安心して過ごせる空間は、飼い主の工夫と気配りでつくることができます。 「うちの子サイズの暮らし」を整えてあげることが、何よりの愛情表現になりますよ。

散歩と運動のポイント
動きすぎなくてOK。でも動かさないのはNG!
ヨークシャーテリアは「たくさんの運動を必要としない犬種」とよく言われます。
確かに、ボーダーコリーのように何時間も走り回る必要はありません。
しかし、「じゃあ家でずっとゴロゴロしててもいいよね?」というのは、大きな誤解です。
運動不足は、ストレス・肥満・問題行動の原因になりかねません。
ヨーキーの心と体の健康を守るには、“その子に合ったちょうどいい運動”を取り入れることが大切です。
毎日のお散歩は“リズムをつくる時間”
ヨーキーにとって、散歩は運動というより“生活のスイッチ”のようなもの。
朝に軽く歩くことで交感神経が働き、夜の眠りも深くなる…そんな“1日のリズム”が整います。
運動量の目安:
成犬:1日20〜30分程度の散歩を1〜2回
子犬:体力がつくまでは短めに(10〜15分)+室内遊び
シニア犬:無理をさせず、ゆったり散歩。段差・足元に注意
地面の熱に注意!ヨーキーは地面に近い分、夏のアスファルトの照り返しで熱中症になりやすいです。
早朝や夕方の涼しい時間帯を選びましょう。
散歩中のしつけにも注目!
散歩はただ歩くだけではもったいない!
実は、社会性・集中力・アイコンタクトの練習にもなる絶好のチャンスです。
おすすめの散歩中しつけアクション:
出発前に“おすわり・マテ”で扉を開ける練習 → 興奮しすぎる子に落ち着きスイッチを。
人のペースに合わせて歩く練習 → 常にリードを張らずに歩けたら「いい子!」と褒めておやつ。
他の犬に吠えずにすれ違えたらすかさずご褒美 → 「静かにできたら褒められる」成功体験を積み重ねましょう。
引っ張り癖や拾い食いにも注意 ヨーキーは好奇心旺盛な子が多く、落ちているものにすぐ反応します。 「リーダーウォーク」や「ツケ歩き」ができるようになると、散歩の質もぐっと上がりますよ。

室内運動も立派な“トレーニング”!
雨の日や暑い季節、あるいは足腰の弱ったシニア期のヨーキーには、室内での軽い運動がおすすめです。
室内でできる遊び例:
おもちゃ投げ&持ってこい(フローリングにはマットを)
知育玩具やトリーツボールで頭を使う遊び
バランスディスクなどでゆるやかな筋トレ
遊びながら「おすわり」「まて」などの指示を織り交ぜることで、運動としつけを同時に行えるので一石二鳥!
運動は“楽しく、適度に”が合言葉
ヨーキーのような小型犬は、ほんの少しの運動でも影響が大きいのが特徴です。
ちょっとした遊びや散歩の工夫が、日々の健康維持やストレス発散に直結します。
無理にたくさん動かす必要はありませんが、「今日は全然動いてないな…」という日は、5〜10分でもいいので室内でコミュニケーションを兼ねた遊びを取り入れてあげてくださいね。

実際に飼っている人の声
WANMARTスタッフより
ヨークシャーテリアは、とても感受性が豊かで、食の好みも繊細な子が多い印象です。 「最近食べムラがあって…」 「栄養は足りてるのか心配…」というご相談もよくいただきます。 そんなときにおすすめしているのが、低脂肪で香りが豊かなふりかけや、素材そのままのジャーキー類です。 特に緑イ貝や馬肉のふりかけは、嗜好性が高いだけでなく、関節ケアや筋肉維持にも役立つので、シニア期の子にも安心して使っていただけます。 「ごはんの時間が楽しみになった」と言っていただける瞬間が、私たちの何よりの喜びです。
ヨーキー飼い主・30代女性より
うちのヨーキー(3歳)は、すごく気分屋でごはんを食べたり食べなかったり…。 試しにWANMARTの鮭ふりかけをあげてみたら、びっくりするくらい食いつきが変わりました! 最初は「ただのトッピングでしょ?」と思ってましたが、毎日のごはんに少し加えるだけで、香りが立って一気に完食するように。 今は鰻と交互に使ってます。 ごはんをしっかり食べてくれると、健康面も安心できますね。
最後に
ヨークシャーテリアは、小さな体にたくさんの魅力を詰め込んだ特別な存在です。
絹のような被毛、気品ある立ち姿、そして意外にも芯の強いテリア気質──そのすべてが合わさって、「ただ可愛い」だけでは語りきれない奥深さがあります。
確かに、ヨーキーとの暮らしには手がかかる場面もあります。
食事に気を遣い、被毛を整え、しつけにも根気が必要です。
でもそのぶん、目を見て気持ちを通わせられるような、一対一の信頼関係を築けたとき、あなたの人生はきっと、今まで以上に豊かなものになるはずです。
そんなヨーキーたちがもっと健康で、もっと幸せに過ごせるよう、素材にこだわった食事やおやつを通じて、飼い主さんとワンちゃんの毎日を応援しています。
このブログが、ヨークシャーテリアとの暮らしを検討している方や、すでに一緒に暮らしている方にとって、ほんの少しでもヒントや安心につながる情報となれば嬉しいです。 愛情と工夫で、世界でたった一匹の“うちの子”との毎日を楽しんでくださいね。






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