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はじめてのワンちゃんお迎えガイド | 準備・育て方・お金のことまでまるっと解説!

  • 執筆者の写真: WANMART
    WANMART
  • 2025年6月13日
  • 読了時間: 23分

更新日:2025年6月25日

ワンちゃんを迎えたいと思ったあなたへ


「いつかワンちゃんと暮らしてみたい」 そんな想いを抱いたとき、心にふわっと温かいものが広がりますよね。 でも同時に、「何を準備すればいいの?」「どこから迎えたらいいの?」「ちゃんと育てられるかな…?」と、不安になることもあるはずです。

ワンちゃんとの暮らしは、たくさんの愛と喜びにあふれた素晴らしいもの。 けれど、それは同時に“命を預かる責任”をともないます。 この記事では、そんな「はじめの一歩」を踏み出すあなたのために、ワンちゃんの迎え方や子犬の選び方、暮らしの整え方、最初のトレーニングまでをわかりやすく解説していきます。

「知らなかった」では済まされない大切なポイントを、楽しく、そして丁寧に。 一緒に“最高の出会い”を準備しましょう!


赤ちゃんコーギー


ワンちゃんを飼いたいと思ったら

ワンちゃんとの暮らしを始めるには、まず「どこから迎えるか」を考えることが最初のステップです。

一口に“ワンちゃんを迎える”といっても、いくつかの選択肢があります。 それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分や家族の考えに合った方法を選びましょう。

1. ブリーダーから迎える

ブリーダーは特定の犬種にこだわって繁殖を行っている専門家です。 【メリット】

  • 親犬の性格や健康状態、育った環境を確認できる

  • 血統が明確で、将来のサイズや性質が予測しやすい

  • 飼育やしつけの相談に乗ってくれることが多い

【デメリット】

  • 地理的に遠い場所にいることも多く、直接見に行くのが大変

  • 繁殖にかかる手間がかかる分、価格はやや高め

  • 信頼できるブリーダーを見極める必要がある(見学必須)


ブリーダーの下で暮らす赤ちゃんハスキー達

▶ 信頼できるブリーダーは、「犬舎が清潔」「親犬が落ち着いている」「無理な販売をしてこない」などが特徴です。

2. ペットショップで迎える

街中で気軽に立ち寄れるのがペットショップの魅力です。 【メリット】

  • 実際に子犬を見て、その場で迎えるかどうかを決められる

  • 犬種が豊富で、見比べがしやすい

  • ショップによってはグッズや保険などのサポートが受けられる

【デメリット】

  • 生後すぐから展示されていることもあり、ストレスが多い

  • 繁殖・流通の背景が不透明な場合も(パピーミル問題)

  • スタッフの知識にバラつきがある

▶ 購入前には、犬舎の衛生状態や、接客時の説明内容もチェックポイントに。

3. インターネットを通じて迎える

近年では、ネットで犬を探す人も増えています。 【メリット】

  • 自宅で複数の犬を見比べられる

  • 希望する犬種や条件を絞って探しやすい

【デメリット】

  • 実物を見ずに迎えるのはリスクが高い

  • 詐欺サイトも存在。振り込み前に必ず信頼性を確認!

  • 健康状態や性格が事前に把握しにくい

▶ どうしてもネットを使うなら、動物取扱業者番号が明記されているサイトを選び、事前の電話や見学を忘れずに。

4. 保護犬を迎える

保健所や保護団体から迎える「里親になる」という選択肢も。 【メリット】

  • 命を救うという意味で非常に尊い選択

  • 成犬の場合、性格が安定しており、育てやすいことも

  • 費用が比較的安価(医療費・譲渡費用のみ)

【デメリット】

  • 犬によっては心に傷を抱えている場合も

  • 子犬に比べて慣れるまでに時間がかかることもある

  • 飼育環境のチェックや譲渡条件が厳しめなことも

▶最初の数週間は“焦らず・騒がず・見守る”ことが大切。 徐々に心を開いてくれる感動はひとしおです。


ケイジで眠る赤ちゃんチワワ

子犬の選び方を知る― 性格と身体のチェックポイント

ワンちゃんを迎えるとき、「どの子を選ぶか」はとても大切なステップです。 見た目の可愛さに目を奪われがちですが、性格や健康状態、将来の暮らしやすさに直結するポイントをしっかり確認しましょう。 ここでは、見逃してはいけない“チェックポイント”をご紹介します。

性格のチェック:「自分に合った子」を見つけよう

性格は生まれ持った気質に加え、育った環境や社会化の進み具合によって大きく左右されます。 見学の際は、兄弟犬と一緒にいるときの行動を観察してみてください。

  • 積極的な子:人にも犬にもすぐ寄ってくる子は社交的。しつけが入りやすい反面、やんちゃな一面もあるかも。

  • おっとりした子:人の手に委ねるように抱っこされる子は落ち着き型。ただし慣れるまで時間がかかることも。

  • 臆病すぎる子:隅で震えていたり、過度に逃げようとする場合は慎重に。社会化不足や過去のトラウマが影響している可能性があります。

性格には「正解」があるわけではなく、あなたのライフスタイルや経験、家庭環境との相性が重要です。

身体のチェック:「健康な体」を育てるために

健康状態を見極めるポイントも押さえておきましょう。 見学時には以下を要チェック!

  • :目やにが多かったり、にごっている場合は注意。クリアでうるうるしているのが理想です。

  • :乾きすぎや過度な湿りに注意。程よいしっとり感がベスト。

  • :耳の中がきれいで、臭いがないかを確認。赤みや汚れがあると外耳炎の可能性も。

  • お腹:ぽっこりしすぎていたら虫がいるかも。お腹を触って嫌がらないか、下痢をしていないかも大切。

  • 被毛と皮膚:毛並みはツヤがあり、フケや脱毛がないかをチェック。皮膚の赤みやかゆがる様子があれば相談を。

  • 歩き方:床の上で自然に歩かせてみて、足の運びや姿勢に違和感がないか観察しましょう。

親犬や育った環境を見るのも大事

できれば親犬にも会ってみましょう。 性格やサイズの予測材料になりますし、親犬が落ち着いていれば、子犬も穏やかに育っている可能性が高いです。

また、育った環境が清潔で、スタッフがきちんと対応してくれるかもチェックポイント。 病気予防やトレーニングへの姿勢は、ワンちゃんの将来に直結します。

子犬選びは「運命の出会い」でもありますが、同時に“これから何年も一緒に暮らす家族”を選ぶという大切な決断でもあります。 しっかりと観察し、信頼できる相手から、あなたのライフスタイルに合った最高のパートナーを見つけてくださいね。


元気そうな赤ちゃん柴犬

お迎えする前に準備するもの‐ 快適なスタートを切るために

ワンちゃんとの新しい生活を迎えるにあたって、まず大切なのは「環境を整えておくこと」です。 必要なアイテムを揃えておくことで、子犬も安心して新しい家に慣れることができ、飼い主さんも慌てずスムーズにスタートを切ることができます。 ここでは、お迎え初日からあると便利なグッズをまとめてご紹介します。


ブリーダーの下にいるラブラドールの赤ちゃんたち

1. サークル or クレート

子犬が安心できる「自分だけのスペース」は欠かせません。 クレートは移動用だけでなく、トイレトレーニングや落ち着くための場所としても大活躍。最初のうちは、サークル内にベッド・トイレ・お水を一緒に置いて、少しずつ生活リズムを覚えてもらいましょう。

2. 食器(フードボウル・水皿)

子犬の小さなお口でも食べやすい、底が滑りにくいタイプの器がおすすめです。 素材はステンレスやセラミックが衛生的で◎。 食器は1頭につき2つ(水用・ごはん用)用意しましょう。

3. ベッド・ブランケット

柔らかくてぬくもりを感じられるベッドは、子犬がリラックスできる場所になります。 洗濯しやすい素材や、季節に応じた通気性・保温性も要チェック。 母犬のにおいがついた布などを一緒に置くと安心する子もいます。


4. トイレ用品(トイレトレー・ペットシーツ)

最初は失敗もつきもの。 トイレトレーやシーツは多めに準備しておくのが安心です。 おしっこ成功を褒めて覚えさせるスタイルが主流なので、掃除しやすくシンプルな構造のものが◎。 ニオイ対策として消臭スプレーもあると便利です。

5. フード(元の施設と同じものを用意)

環境が変わるだけでも子犬はストレスを感じます。 食べ慣れたフードを事前に聞いて用意し、数日〜1週間は切り替えずに与えるのがベター。少しずつ自宅のスタイルに移行していきましょう。 ※ワンちゃんがこちらの生活にすっかり慣れてきたら、ふりかけなど香りづけに便利なアイテムもおすすめ。


国産青魚ふりかけ
購入する

グラスフェッドビーフふりかけ
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6. おもちゃ・知育グッズ

甘噛み防止やストレス解消に、おもちゃは必需品! ぬいぐるみタイプやロープ、知育トイなど、さまざまな種類を用意しておくと飽きにくくなります。 誤飲を防ぐため、大きさや素材の安全性もチェックして。

7. お手入れ用品

  • ブラシ(毛質に合ったもの)

  • 爪切り

  • 歯磨きセット

  • シャンプー(子犬用・低刺激)

など、健康を守るためのアイテムも準備しましょう。 すぐには使わなくても、慣らしていくことが大切です。

8. 首輪・リード(&迷子札)

まだお散歩は先でも、慣らし始めるために準備を。子犬用は軽くて柔らかい素材を選びましょう。万が一に備えて、迷子札やマイクロチップの確認も忘れずに。


ワンちゃんのお迎えグッズ一例
ワンちゃんのお迎えグッズ一例

ワンちゃんが暮らしやすい家に

ワンちゃんにとって、家は安心できる“自分のテリトリー”。 でも、人間目線で整えた家が、必ずしもワンちゃんにとって快適とは限りません。 安全で快適、そして愛情を感じられる空間をつくるには、ちょっとした工夫と配慮が大切です。 ここでは、ワンちゃんがのびのびと暮らせる住まいづくりのポイントをご紹介します。

1. 誤飲・ケガを防ぐ「安全第一」な環境づくり

子犬は何でも噛んで確かめようとする時期。 床に物を置きっぱなしにしないことはもちろん、コード類や小物は見えないようにまとめておくことが基本です。 また、滑りやすいフローリングは足腰に負担がかかるので、マットやタイルカーペットで“滑らない床”にしてあげましょう。 階段やソファからの転落にも注意を。 特に小型犬はちょっとの段差でも大けがにつながることがあります。

2. 「安心できる居場所」を作る

ワンちゃんには、自分だけの落ち着けるスペースが必要です。 リビングの一角など、家族の気配を感じつつも静かに過ごせる場所にクレートやサークルを置きましょう。 この空間は「寝る」「休む」「安心する」ための場所。 騒がしいテレビの前やエアコンの風が直撃する場所は避け、暗めで静かなエリアを選ぶのが理想です。 家族が触れすぎない“聖域”として守ってあげることも大切です。


クレートで寛ぐ子犬

3. 温度・湿度管理も忘れずに

犬種によって暑さ・寒さへの強さは異なりますが、基本的には人が快適と感じる温度が目安 夏は熱中症対策としてエアコンやサーキュレーターを活用し、冬は床からの冷えを防ぐためにベッドの下に断熱マットを敷くと効果的。 湿度は40〜60%が理想で、乾燥しすぎると皮膚トラブルの原因になることも。

4. 子犬時代は「出入り制限」も有効

家じゅうを自由に歩けるのは大人になってからでも遅くありません。 初めのうちは行動範囲をサークルや部屋に制限し、少しずつ慣らしていきましょう。 キッチンや洗面所など、危険が多い場所にはベビーゲートを活用するのもおすすめ。 安心して過ごせる範囲を少しずつ広げることで、ワンちゃんの自信にもつながります。

5. 音やにおいにも配慮を

ワンちゃんは人間よりもずっと敏感な聴覚と嗅覚を持っています。 大きな物音、強い香水、芳香剤などはストレスのもとになることも。 掃除機や洗濯機の音に驚いてしまう場合は、徐々に慣らしていく“社会化トレーニング”と並行して進めましょう。 あなたの家が、ワンちゃんにとって“安心できる場所”になれば、それだけで毎日が幸せでいっぱいに。


ごはんを待つ柴犬

家族でルールを決めておこう

ワンちゃんを迎えるということは、新たな家族が増えるということ。 でも、その新入りは「人間の言葉」を理解できません。 だからこそ、家族全員で“伝え方”や“接し方”のルールを事前に統一しておくことが大切です。 言っていることが毎回違うと、ワンちゃんが混乱してしまいます。

1. 名前や指示語の統一を

名前の呼び方がバラバラだと、ワンちゃんは混乱してしまいます。 たとえば、「ココちゃん」「ココたん」「ココ」など、家族内で統一しておくのがベスト。また、「おすわり」「すわれ」「座って」など指示語も統一しましょう。 しつけは“シンプルかつ一貫性”がカギです。

2. 食事・散歩・お手入れの担当決め

毎日のごはん、トイレの片付け、お散歩、ブラッシング…最初は“みんなで楽しく”でも、次第に「誰がやるの?」問題が浮上します。 これを防ぐために、事前に役割分担を決めておくと安心です。 担当をローテーションするのも良い方法。 小さなお子さんでも“声かけ係”などで参加できます。

3. NG行動のルールも共有

「人間の食べ物はあげない」「ソファには乗せない」「テーブルに足をかけたら無視する」など、“やってほしくないこと”への対処法も家族で話し合って決めておきましょう。 たとえば誰かが怒って、誰かが笑ってしまうと、ワンちゃんは「どっちが正しいの?」と混乱。 ルールは紙に書いて冷蔵庫などに貼っておくのもおすすめです。

4. スキンシップの仕方にも配慮を

「撫でる場所」「遊ぶときのルール」も大切です。 しっぽや耳、足先は敏感な部分。 小さなお子さんが強く引っ張ってしまうなどのトラブルもあるので、触れてよい場所・タイミングを話し合って共有しておきましょう。 ワンちゃんが「この家族は一貫していて安心できる」と思えることが、人との信頼関係を深めるカギになります。


じゃれる子犬

5. 定期的にルールを見直そう

ワンちゃんが成長するにつれて、必要なルールも変化します。 最初はOKだったことがNGになったり、その逆も。 月に1回くらい「ワンちゃん会議」を開いて、暮らしを振り返るとトラブルも防げます。

家族みんなでワンちゃんにとっての“優しい先生”になれるよう、ルールの共有は大切な準備です。 さあ、ここからは、家族みんなでワンちゃんと“チーム”になっていく時間の始まりです!


頭を撫でられて喜ぶ子犬

お迎え当日の過ごし方

ワンちゃんをお迎えする日は、ワンちゃんにとって人生の大きな転機。 これまでいた場所から、まったく知らない環境に移るのは、大人でも不安なことです。 ここでは、できるだけストレスを少なく、安心してもらうための過ごし方をご紹介します

1. 移動中は“静かに&安心感を”

  • ワンちゃんはクレートに入れて移動しましょう。人の膝ではなく、安全で揺れない場所に固定。

  • 車内は静かに、音楽や会話は控えめに。車酔いしやすい子もいるので、長時間のドライブは避けて。

2. 家に着いたら…まずは自由にさせすぎない

  • すぐに抱っこや遊びはせず、まずは用意しておいたサークルやクレートに入れて落ち着けるようにします。

  • ご家族全員で一気に囲むのはNG。人見知りの子犬は圧倒されてしまいます。そっとそばにいるくらいがちょうどいいです。

3. 食事と水は“焦らず”提供

  • 到着から1〜2時間ほどして落ち着いてきたら、食事と水を用意しましょう。

  • 緊張で食べない子もいますが、焦らず。水だけはこまめにチェックを。

4. 初日から始めたい「トイレ・クレート」トレーニング

ワンちゃんは初日に「ここがトイレ」「ここが寝床」といった“暮らしのルール”を覚え始めます。最初が肝心ですので後の章で詳しく解説いたします。


トイレトレーニングする子犬

お迎え後はできるだけ早めに健康診断を

環境が変わると、隠れていた病気の症状が出ることもあります。 ワンちゃんの健康状態を把握し、ワクチンプランを立てるためにも、お迎えから1週間以内には動物病院で健康診断を受けましょう。 ブリーダーやペットショップでワクチンを1回打っている場合も、2回目以降のスケジュールは要確認です。

ワクチン接種スケジュール(子犬の場合)

以下の表をご覧ください。 ワンちゃんの免疫が不安定な子犬期には、計画的な接種が欠かせません。 ※表はあくまで一般的な例で、詳細は動物病院での診断が必要です。


時期

ワクチン内容

備考

生後6〜8週

1回目:混合ワクチン(5種〜8種)

母犬からの免疫が切れる時期に合わせて接種

生後9〜11週

2回目:混合ワクチン(1回目の種類と同じ)

初回の効果を定着させるために追加接種

生後12〜14週

3回目:混合ワクチン(必要な場合)

動物病院での判断により実施

生後6ヶ月以降

狂犬病予防接種(義務)

生後91日以降に登録と同時に義務接種

年1回

混合ワクチン・狂犬病(毎年)

動物病院の健康診断と一緒に行うのが一般的

補足ポイント

  • 混合ワクチン(5〜8種):ジステンパー、パルボ、アデノウイルス、パラインフルエンザなどの感染症予防

  • 狂犬病ワクチン:日本では生後91日以降に接種が義務。市区町村への登録と一緒に行う

  • 健康診断と同時に接種するのが安心で効率的!


メディカルチェックあお受ける子犬

きたばかりの子犬の食事

子犬の食事は、健康な成長を支えるとても大切な要素です。 生後2〜3ヶ月頃までは1日3〜4回に分けて、消化にやさしいフードを与えましょう。 食事内容は、子犬専用の総合栄養食(ドライフード)が基本。 ふやかしてあげると食べやすくなります。 お迎え初日は、もともと食べていたフードと同じものを用意し、急な変更は避けましょう。

ご飯を食べる子犬

また、嗜好性が低い場合は、WANMARTの自然派ふりかけのような香りづけアイテムもおすすめ。 ワンちゃんの食欲がぐっと上がることもあります。


国産本鮪ふりかけ
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馬うまふりかけ
購入する

水はいつでも飲めるように新鮮なものを用意し、間食や人の食べ物は避けましょう。体重や便の状態を見ながら、食事量を調整していくことが大切です。

最初に教えるべきトレーニング

子犬にとっての初めてのトレーニングは、生活の中での「ルール」を教えることが目的です。 まず覚えてほしいのは、「トイレ」と「クレート(ハウス)」、そして「名前を呼ばれたら反応する」こと。 この3つができるだけでも、日々の暮らしがぐっと楽になります。

トイレトレーニングのコツ

子犬のトイレトレーニングは、「成功体験」を積み重ねることが何より大切です。 焦らず、怒らず、正しいタイミングと場所で「できたね!」を繰り返してあげましょう。

成功のタイミングを見極めよう

トイレをしやすいタイミングには以下のようなパターンがあります:

  • 朝起きた直後

  • ごはんを食べて10〜20分後

  • 遊び終わったあとや興奮から落ち着いたとき

  • クレートから出た直後

これらのタイミングで静かにトイレへ誘導し、ちゃんとできたら「いい子だね!」「おりこう!」と声をかけ、ごほうびをすぐに与えます。 褒めるタイミングは“用を足している最中または直後”がベストです。

失敗しても叱らない

子犬がトイレを失敗するのは“当たり前”です。 失敗を叱ると、ワンちゃんは「トイレをすると怒られる」と勘違いしてしまい、隠れて排泄したり、我慢しすぎて体調を崩すことも 失敗したときは無言で片付け、臭いをしっかり取り除きましょう。 次の成功に向けて気持ちを切り替えることが大切です。

設置場所にも工夫を

  • 落ち着ける場所(人の出入りが少ない場所)

  • サークル内に設置し、空間を分けることで認識しやすくする

  • 成功しやすいように“トイレシーツの範囲を広めに”取っておくと安心



クレートトレーニングのコツ

クレートは「安心して落ち着ける自分の部屋」として機能する最高のアイテムです。 うまく活用すれば、外出や病院、災害時にも大きな助けになります。

安心できる空間として認識させよう

  • クレートの中にはふわふわの毛布やタオル、お気に入りのおもちゃを入れて、“入ると嬉しいことがある”空間に

  • ごはんやおやつを中で与えるのも◎。自然と入りたくなる習慣がつきます。

扉は最初から閉めない

無理に扉を閉じてしまうと、「閉じ込められた!」と感じてしまうことも。 最初は扉を開けたまま、自由に出入りできる状態で慣らしましょう。

  • 入ったら静かに褒める

  • 長くいられたらごほうびをあげる

  • 少しずつ滞在時間を延ばしていく

寝る時間・休憩時間に使うことで習慣化

クレートを「寝る場所」「お留守番する場所」「落ち着きたいときの避難所」に使うようにすると、「ここに入ると安心できる」と学習してくれます。 ポイントは、“クレート=怖い場所・罰の場所”にしないこと。 怖い音や叱られたあとに閉じ込めるのはNGです。

トイレやクレートの練習は、「成功を褒める」が基本。 名前を覚えてもらうには、目が合ったときにやさしく呼びかけ、ごほうびをあげることから始めましょう。

また、「おすわり」「まて」などの基本指示は、生活の中で遊び感覚で教えていくと◎。

いずれもしつけというより“楽しいコミュニケーション”として進めることで、ワンちゃんもストレスなく学べるようになります。 短く、繰り返し、楽しくがコツです。


クレートトレーニングする子犬

ワンちゃんの社会化トレーニング

「社会化」とは、ワンちゃんが人間社会のさまざまな刺激(音、人、物、環境)に対して、落ち着いて対応できるようになるための経験を積むことです。 特に子犬期(生後3週〜14週)に経験したことは、一生の性格を左右すると言われており、この時期を「社会化期」と呼びます。

何を“社会化”するの?

以下のような刺激に慣れておくことが大切です:

  • 他の人間(大人・子ども・男性・女性・帽子・マスクの人など)

  • 他の犬(さまざまな年齢や犬種)

  • 新しい場所(散歩道、公園、動物病院、カフェなど)

  • 生活音(掃除機、インターホン、車の音、テレビの音など)

  • 乗り物(車や自転車、カートなど)

  • 触られること(足先、口元、耳など)

実践のポイント

① 怖がらせない・無理をさせない 

「慣れる=我慢する」ではありません。 ワンちゃんの様子をよく見て、怖がっているようなら一歩引いて、また挑戦しましょう。

② おやつを使ってポジティブに! 

「インターホンが鳴った=おやつがもらえる」など、ポジティブな印象づけをすることで苦手意識を防げます。


お菓子をもらって喜ぶ子犬

③短時間×繰り返しが効果的 

1日で全部やろうとせず、数分からでOK。

1つひとつを楽しみながらゆっくり進めていきましょう。

おうちの中での社会化に慣れてきたら、次は外の世界にチャレンジしましょう。


ただし、ワクチンがすべて終わるまでは地面に降ろすのはNG

抱っこやキャリーバッグに入れて、外の景色や音、においに慣れさせる“抱っこ散歩”から始めましょう。


例えば、以下のような体験が効果的です:


  • 道路の車の音や自転車の通過

  • 公園で遊ぶ子どもたちの声

  • ベンチに座る人との軽いふれあい

  • 風や木の葉が揺れる様子


スーパーの前や駅前など、にぎやかな場所の空気


ワンちゃんが怖がったら、すぐに離れるかその場で落ち着くまで休憩を。

外出=楽しい体験として覚えてもらうことが大切です。


飼い主に抱っこされる子犬

こんな子に育ちます!

社会化トレーニングをきちんと行ったワンちゃんは、人や犬との付き合いが上手になり、日常のちょっとした変化にも動じない“頼れる子”になります。 逆に社会化不足のままだと、散歩中に吠える、来客に怯える、外出を嫌がる…といった行動が出ることもあります。


触られることに慣らす― ケアも抱っこも“好き”にさせよう

ワンちゃんにとって「体を触られる」という行為は、本能的に少し警戒を伴うもの。 とくに口元、耳、足先、お腹、しっぽなどの部位は敏感で、慣れていないうちに無理に触ると「嫌なこと」として覚えてしまうこともあります。

しかし将来的に、爪切り、歯磨き、ブラッシング、動物病院での診察や注射など、体を触られる場面はたくさんあります。 そのため、子犬のうちから“触られる=楽しい”と感じてもらう練習がとても重要です。


お腹を見せて喜ぶ子犬

慣らすコツ

ステップ1:まずは「撫でられること」に慣れる

毎日少しずつ、静かな環境でスキンシップの時間をつくりましょう。

  • 胸 → 首 → 頭 → 背中 → 足先 → しっぽ → お腹 の順に

  • 嫌がらなければ、1部位ずつ軽く撫でて

  • 撫でながら「いい子だね」と声かけ+おやつをプラス

「触られると嬉しいことがある」と覚えてもらえれば成功です。

ステップ2:少しずつ道具に慣らす

  • 歯ブラシを見せる → 舐めさせる → 歯にちょんと当ててみる

  • ブラシを体にあててみる → 毛を一方向に撫でるように動かす

  • 足先を軽くつまんで、爪切りの“音だけ”聞かせる

すべては“焦らず・無理せず・ポジティブに”が合言葉です。

嫌がったときは?

  • 嫌がったらすぐに中断し、その後は何事もなかったように接しましょう

  • 「嫌がった=やめてくれる」と学習すると、かえって触られるのが苦手になります

  • 少しでも触らせてくれたら、たくさん褒めて終えるのがベスト

毎日1〜2分の“タッチ練習”を継続することで、ワンちゃんの不安を取り除き、信頼関係もぐっと深まります。


口を触られてる子犬

ワンちゃんの生涯にかかるお金

ワンちゃんとの暮らしは、心豊かでかけがえのないものですが、そのぶん経済的な責任も伴います。 実際にどれくらいの費用がかかるのか、「ざっくり全体像」を知っておくことは、安心してお迎えするためにもとても大切です。

ただしこれは、あくまで平均的な目安です。 たとえば小型犬と大型犬ではフードや医療費が違いますし、保険の加入やケアの頻度、選ぶフード(市販 or プレミアム or 生食)でも費用は大きく変動します。

初期費用:約7万〜

費用項目

価格目安

補足

ワンちゃん本体価格

0〜20万円以上

保護犬なら0円〜、人気犬種は高額

ワクチン・健康診断

約1万〜2万円

2〜3回の混合ワクチン+診察料

登録・狂犬病接種

約5,000円

市区町村への登録と注射

サークル・クレート

約5,000〜2万円

サイズによる

ベッド・トイレ用品

約5,000〜1万円

シーツ・トイレトレーなど

食器・おもちゃなど

約3,000〜8,000円

基本グッズ

首輪・リード

約2,000〜5,000円

散歩デビュー時に使用

合計:約7万〜25万円程度(犬種や購入元による)

【ワンちゃん1か月あたりの費用目安】

費用項目

小型犬(月)

中型犬(月)

大型犬(月)

備考

フード代

約3,000円

約5,000円

約8,000円

市販の良質フード使用時。生食や特別食は+α

おやつ・日用品

約1,000円

約1,500円

約2,000円

トイレシーツ、おもちゃ、ケア用品など

医療費(平均)

約1,000円

約2,000円

約3,000円

年間の予防医療費を月割り。治療費は別途発生あり

保険料

約2,000円

約2,500円

約3,000円

プランによって差あり

トリミング

約3,000円

約4,000円

約5,000円

毎月ではなく2ヶ月に1回程度の換算(犬種による)

月にかかる費用の幅は → 約7,000円〜30,000円以上

  • 最も多いのは月1万円台(10,000〜18,000円)

  • 大型犬や持病のある子、ケアにこだわる場合は月3万円超えも十分あり得ます

年間費用(継続的な費用):約10万〜30万円

費用項目

年間目安

補足

フード代

約3万〜10万円

小型犬→月3千円、大型犬→月1万前後など

医療費(予防)

約1万〜2万円

ワクチン・フィラリア・ノミ予防など

医療費(治療)

約0〜5万円

突発的なケガや病気で変動

トリミング

約0〜6万円

必須な犬種(トイプー・シュナウザーなど)あり

ペット保険

月2千〜5千円程度

年間で約2〜6万円

雑費(おやつ・日用品)

約1万〜2万円

シーツ・ケア用品など


生涯トータル費用:120万〜400万円以上も

犬の平均寿命は【小型犬で14〜16年】【大型犬で10〜13年】。 ※最新の研究では室内飼育+健康管理で長寿傾向に。

犬種

平均寿命

生涯費用の目安

小型犬(チワワ等)

15年

約150万〜250万円前後

中型犬(柴犬等)

13年

約180万〜300万円前後

大型犬(ラブラドール等)

11年

約200万〜400万円以上

費用を左右する要因まとめ

要因

高くなるケース

犬種

大型犬(食費・医療費が高い)

食事

プレミアムフード・手作り食・生肉食など

トリミング頻度

被毛の手入れが必要な犬種

持病や高齢期の介護

医療費・通院・サポートグッズなど

保険未加入

突発的な高額医療費

ワンちゃんとの暮らしには、初期費用で7万〜25万円、年間で10〜30万円、生涯では100万円以上の出費が想定されます。ただしその金額は、“命を預かる責任と愛情”の重みと喜びを受け止めるための目安でもあります。


おもちゃで遊ぶ子犬

最後に― ワンちゃんとの暮らしは、準備から始まる幸せ

ワンちゃんを迎えるということは、ただ「可愛いペットがやってくる」だけではなく、新しい家族を迎え入れるということ。 初期準備から健康管理、トレーニング、日々のケアにいたるまで、やるべきことはたくさんあります。 でもそのひとつひとつが、ワンちゃんとの信頼を育てる大切な時間です。

もちろん、最初はうまくいかないこともあるでしょう。 トイレの失敗や、夜鳴き、ちょっとしたいたずら…。 けれど、そのすべてが「家族になるためのプロセス」です。

「準備しておいてよかった」「知っていたから慌てずに済んだ」と思えることが、ワンちゃんにとっても、飼い主さんにとっても安心感につながります。

この記事が、あなたとこれから迎えるワンちゃんの幸せなスタートを応援する一助になれば嬉しいです。 どうか、たくさんの愛情と笑顔に包まれた、素敵な毎日をお過ごしください


気持ちよさそうに眠る子犬

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