ワンちゃんの本音、まだまだあります!知ってビックリ・笑って納得の10のギモン③
- WANMART

- 2025年7月4日
- 読了時間: 25分
更新日:2025年7月10日

そのしぐさ、実は“ちゃんと意味”があるんです。
「えっ、うちの子って本当に味わってるの?」
「おやつあげすぎかな…」
「さっきまで元気だったのに、急に散歩中に止まったけどなぜ?」──毎日一緒に暮らしていても、ワンちゃんの行動には「そういえば知らなかった!」がいっぱい詰まっています。
今回の「ワンちゃんの本音」シリーズ第3弾では、そんなちょっとした“気になる行動”を、行動学・獣医学・感覚器の研究などに基づきながら、楽しくわかりやすく深掘りしていきます!
「ワンちゃんは甘いものが好きって本当?」 「ひげって何の役に立ってるの?」 「耳ってどのくらい聞こえてるの?」
そんな素朴な疑問を、最新の研究や専門家の知見もまじえながら、“読みやすく面白く、でもしっかり正しく”解説していきます。
毎日の生活で見かけるしぐさの裏には、
「快適に暮らしたい」
「もっと伝えたい」
「あなたに気づいてほしい」──そんな小さな本音が隠れているかもしれません。
この記事を読めば、きっとワンちゃんを見る目がちょっと変わります。
そして、これまで以上に、「うちの子の気持ちがわかる!」と感じられるようになるはず。
さあ、ワンちゃんの世界をのぞいてみましょう。

ワンちゃんの味覚ってどうなってるの?
「ワンちゃんって、なんでもパクッと食べちゃうけど……味、ちゃんとわかってるの?」
そんな素朴な疑問、抱いたことありませんか?
実はワンちゃんにも、ちゃんと味覚はあります!
でも、その感じ方は私たち人間とはちょっと違うんです。
人間の舌には約9,000個の「味蕾(みらい)」があるのに対し、ワンちゃんはそのおよそ6分の1の1,700個ほど。
そのため、細かな味の違いを感じるのはあまり得意ではありません。
けれど、味覚がまったく劣っているというわけではなく、甘みには意外と敏感。 果物やかぼちゃを好むワンちゃんが多いのはそのためです。 逆に、塩味には鈍感。 これは肉中心の祖先・オオカミ時代の名残といわれていて、食材そのものに含まれる自然なナトリウムで十分だったため、強く“しょっぱさ”を求めないようです。

一方で、苦みや酸味には敏感。
これは「腐ったものや毒を避ける」ための本能によるものと考えられています。
食べたものをペッと吐き出したら、まずいからじゃなく「これは安全じゃない」と本能が教えてくれているのかも。
そして、ワンちゃんにはうまみ=アミノ酸の味を感知する能力もあることがわかってきました。
これはつまり、「肉の味がわかる!」ということ。
良質な生肉や内臓を使ったごはんは、ワンちゃんにとってまさに極上のごちそうなんですね。

とはいえ──ワンちゃんが本当にごはんを楽しむ鍵は、じつは“嗅覚”にあります。
ワンちゃんの嗅覚は、人の数万~数十万倍ともいわれるほど優秀!
味覚がやや鈍いかわりに、香りで食べ物を楽しんでいるといっても過言ではありません。
だからこそ「鼻がつまって食欲が落ちる」「あたためたら食べ始める」なんて現象が起こるんです。
獣医師の間でも「嗜好性=健康とは限らないが、食べてくれなければ栄養は届かない」とされ、“おいしさ”と“栄養”のバランスがとても大切。
だから、WANMARTのように素材本来の香りと風味を大切にした自然派ごはんが、食いつきだけでなく健康面でも信頼されているんですね。
味覚がシンプルだからこそ、香りや食感、そして食事の“楽しさ”が何よりのごちそう。
ワンちゃんにとっての「おいしい」は、五感を使って感じるものなんです。
ごはん、ちゃんと噛んでるのかな?
「うちの子、毎回一瞬で完食するけど……ちゃんと噛んでるの?」 そんな疑問、ワンちゃんと暮らしていると一度は思いますよね。
結論から言うと──多くのワンちゃんは、ほとんど噛んでいません!
でも、それで問題ないようにあらかじめ設計されているのが市販の総合栄養食(ドライフード)なんです。
噛まずに飲んでもOKなドライフードの工夫
総合栄養食のドライフードは、ワンちゃんの「丸飲みしがち」な食べ方に合わせて作られています。
粒の硬さ・形・成分は、消化されやすく吸収効率も高いように設計されているので、噛まなくても胃でしっかり分解できるようになっているんですね。
ただし、だからといってどんな粒でもいいというわけではありません!
小型犬・大型犬・子犬・シニアなど、体のサイズや顎の力に合った粒の大きさや形を選ぶことがとても大切です。
合わない粒だと…
丸飲みして喉に詰まらせる
食べづらくて食欲が落ちる
噛まずに早食いしすぎて胃に負担がかかる
といった問題も。
フードのパッケージには「超小粒」「小型犬用」「シニア向け」などの表記があるので、愛犬にぴったりのものを選びましょう。
手作り食や生肉のときはどうする?
また、手作りごはんや生肉を与えるときは、ワンちゃんが丸飲みしやすいからこそ「切り方の工夫」が大切です。
たとえば…
小型犬には細かく刻んで与える
歯が弱い子にはやわらかめ&小さめに
大型犬には「噛んで食べる満足感」が出るやや大きめのカットも◎
つまり、「どうせ噛まないから」と適当にカットするのではなく、“飲み込みやすさ”と“楽しみやすさ”のバランスを意識してあげると、ワンちゃんの満足度はグッと上がります!

噛むおやつで刺激をプラス!
主食ではあまり噛まなくても、おやつやガムなどで噛む機会を作るのもおすすめ。 噛むことは…
ストレス解消
顎や歯の健康維持
脳への良い刺激
と、心身ともに良い影響があります。
無添加ジャーキーなども、“噛んで味わう時間”として最適ですね。
「噛んでいない=悪」じゃない。でも、合った工夫で“もっと楽しい食事”に!
ワンちゃんがあまり噛まないからといって、すぐに心配する必要はありません。
ただし、体に合ったフード・大きさ・形を選んだり、手作り食やおやつで適度な噛み応えをプラスすることで、食事の満足感や安心感は確実にアップします。
「早食いで心配…」 「あまり楽しそうに食べないな」と感じたときこそ、ほんのひと工夫が、ワンちゃんの“ごはん時間”を幸せなひとときに変えてくれるかもしれませんよ。

おやつってどれくらいまでOK?
「ついつい目が合うと、あげちゃう…」 「可愛い顔で見つめてくるから、ついもう一つ…」──ワンちゃんと暮らしていると、“おやつ無限ループ”に陥った経験、ありますよね。
でも、気になるのは「どこまでがOKで、どこからが“あげすぎ”なのか?」というライン。
結論から言えば、“1日のカロリー摂取量の10%以内”が目安です。
おやつの“適量”ってどれくらい?
ワンちゃんの1日のカロリー必要量は、体重や年齢、運動量によって変わりますが、 たとえば:
5kgの小型犬 → 約350kcal/日
10kgの中型犬 → 約550kcal/日
その10%なら、
小型犬で約35kcal程度(=ボーロ5粒+ジャーキー少々)
中型犬で約55kcal(=りんごのスライス+ガム1本)
ということに。思ったより少ない!と感じた方も多いのでは?
「おやつをあげすぎてご飯を食べなくなった」
「体重は増えてないけど、なんとなく動きが鈍い」
そんなときは、知らず知らずのうちに“カロリーオーバー”になっているかもしれません。

あげ方にもコツがある!
おやつは量だけでなく、“あげ方”にも工夫を加えるとワンちゃんの満足度はぐんとアップします。
トレーニングのご褒美に分けて使う 1粒をさらに小さくちぎって「あげる回数」を増やす 硬めのおやつで「噛む時間」を長くする
ノーズワーク(嗅覚遊び)や知育トイに入れて楽しませる
こうした工夫をすることで、「ほんの少量のおやつ」でも、しっかり満足感を得られるんです。
注意したいおやつの選び方
「おやつ=お楽しみ」だからこそ、安全性や素材の質にも気を配りたいところ。 獣医師やペット栄養士も、
無添加・保存料不使用
高タンパク・低脂肪
原材料が明確に表示されている
といった点をポイントにあげています。
素材そのものの風味と栄養を活かしたおやつなら、体に優しく、安心して日常的に取り入れることができますね。
「少なく、でも豊かに」がおやつの極意!
おやつはたしかに「ご褒美」ですが、“愛情の代わり”ではないというのが専門家の共通見解です。 一緒に遊んだり、褒めたり、目を見て話しかけたり──それだけで、ワンちゃんはちゃんと満たされる存在なんです。
だからこそ、「ちょっとの量でも、大切に」「その瞬間を一緒に楽しむ」そんな意識を持てば、おやつの時間は“より深いコミュニケーションのひととき”になります。

ワンちゃんってどのくらい水を飲むの?
「うちの子、今日ほとんど水を飲んでないけど大丈夫かな?」
「逆に、やたらと飲むけど…病気のサインじゃない?」──毎日当たり前に置いてある“お水”だからこそ、意外と見落としがちな疑問ですよね。
でも、実はワンちゃんにとって「水分をしっかり摂ること」は、命にかかわるほど大事なことなんです。
1日にどれくらい飲めばいいの?
健康なワンちゃんが1日に必要とする水分量は、体重1kgあたり約50〜60mlが目安。 つまり…
5kgの小型犬 → 約250〜300ml
10kgの中型犬 → 約500〜600ml
30kgの大型犬 → 約1.5L前後
もちろん、これはあくまで目安で、季節や運動量、食事内容によっても変わります。
たとえば、ドライフード中心の食生活なら水分摂取量は増える傾向にありますし、夏場やお散歩後は自然と飲水量も多くなります。

水を飲まない=問題?
ワンちゃんが水をあまり飲まない場合、いくつかの可能性が考えられます。
・ウェットフードや生肉中心で、食事からの水分が十分足りている
・新しい水皿が気に入らない(ステンレスの反射やニオイ)
・水の温度や置き場所が好みでない
・体調不良(口内炎、腎臓病など)
特に、極端に飲まない・まったく飲まない日が続く場合は、要注意!
脱水状態はあっという間に命に関わるので、早めに動物病院へ相談を。
水を飲みすぎるのも心配?
逆に、「最近やけに飲む量が多いな…」と感じたときもチェックが必要です。
以下のような症状と併せて見られる場合は、糖尿病や腎臓病、副腎機能障害などの可能性もあります。
・トイレの回数が増えた
・尿が薄く、大量・食欲や元気に変化がある
いつもより明らかに「増えたな」と感じたら、1日の飲水量を測ってみるのもおすすめです。
水分補給の工夫、できていますか?
「うちの子、あまり水を飲まないんだよね〜」という方には、水分補給の工夫も有効です!
・生肉やウェットフードを取り入れる(自然な水分補給)
・ごはんにぬるま湯をかけて「ふやかし食」に
・氷やヤギミルクなどの“特別な水分ご褒美”を活用
・お散歩後にはこまめな給水タイムを
ホールフード系の生肉フードは、水分含有量が多く、嗜好性も高いため、自然と“おいしく水分補給”ができる頼れる存在です。
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「ちゃんと飲んでるか」は見てあげるべき“愛情ポイント”
ワンちゃんは「喉乾いたー」とは言ってくれません。
だからこそ、お水の減り具合や飲み方を“毎日の健康チェック”にすることが大切です。
水を飲むという行為は、私たちが思っている以上に、その子の体調・生活環境・ごはんの内容を映す“鏡”のようなもの。
「今日もちゃんと飲んでるね」 「あれ、ちょっと多い?」そんなちょっとした気づきが、大切なサインを見逃さないきっかけになるのです。

嗅覚がすごいっていうけど、どれくらい?
「ワンちゃんの鼻ってすごいんでしょ?」──よく耳にするけれど、じゃあどれくらい“すごい”のか、正直ピンとこないですよね。
でも実は、ワンちゃんの嗅覚は人間の約1万倍〜数十万倍とも言われていて、私たちが想像もできないほど“においで世界を感じ取っている”んです。
鼻の中に“においセンサー”がぎっしり!
ワンちゃんの鼻の奥には、約3億個の嗅細胞が詰まっています(人間はたったの500万個)。 これだけでもすごいのですが、さらにその脳内では“においの情報”を処理する嗅球(きゅうきゅう)という部分が、なんと人間の約40倍の大きさ!
つまりワンちゃんは、においを「強く感じる」だけでなく、「分析する力」もケタ違いに発達しているのです。

どんなことがわかるの?
ワンちゃんにとって“におい”は、単なる刺激ではなく、 ・誰がそこを通ったか ・今どういう気持ちか ・健康状態はどうかといった
まるで“においのSNS”のような情報網なのです。
散歩中にずっと地面のにおいを嗅いでいるのも、「昨日通った柴ちゃん、ちょっとテンション高かったみたい」なんて感じ取ってるかもしれません。
嗅覚で「病気」までわかる!?
その能力のすごさは、医療の現場でも注目されています。 近年の研究では、ワンちゃんががん・糖尿病・てんかんの発作などをにおいで察知できるという報告も。
実際に、医療探知犬や介助犬として活躍している子たちは、訓練によりわずかな化学変化を感知し、命を救う存在として期待されています。
鼻の湿り気にも意味がある!
「ワンちゃんの鼻が濡れてるのは健康の証」なんて言いますが、この“湿り気”も、においをキャッチするための大切な機能。 においの分子は湿った粘膜によく吸着するので、濡れた鼻=空気中のにおいを効率よくキャッチできる状態なのです。
さらに、呼吸と嗅ぎ分けを同時に行える「特殊な鼻構造」も持っていて、まさに“においの達人”。

ワンちゃんの世界は“におい”でできている
私たちが視覚中心で世界を認識しているのに対し、ワンちゃんは嗅覚が主役の生き物。
見えないことも、聞こえないことも、においで感じ取っているのです。
だからこそ── ・引っ越し直後に落ち着かない ・知らない人を警戒する ・大好きなおやつを一発で見つける
これらすべて、「におい」という目には見えない世界を、彼らなりに受け止めている証拠なんですね。
においの力を、生活に活かす!
素材そのものの香りを活かしたフードは、嗅覚重視のワンちゃんにとって“おいしい=わかりやすく幸せ”な食事。 また、嗅覚遊び(ノーズワーク)やおやつ探しゲームは、ストレス解消&脳の活性化にもぴったりです。
ワンちゃんの鼻はまるで、世界を読み解くスーパーセンサー。 だからこそ、私たちも「においの世界」に少しだけ意識を向けてみましょう。 ──きっと今より、もっと深くワンちゃんの気持ちが見えてくるはずです。

鼻が長いと嗅覚もいいの?
ダックスフンドやボルゾイのような“スラリと長い鼻”のワンちゃんを見て、「なんだか鼻が利きそう…!」と思ったこと、ありませんか?
実はこれ、あながち間違っていません。
ワンちゃんの嗅覚の鋭さには、「鼻の長さと構造」が大きく関係しているのです。
長い鼻は“においセンサー”の土台!
ワンちゃんの鼻の奥には、においを感じ取る「嗅上皮(きゅうじょうひ)」という粘膜があります。
この嗅上皮の面積が広いほど、においの粒子をキャッチできる数も増えます。
そして──この嗅上皮は、鼻の“奥行き”に沿って折り重なるように配置されているんです。つまり、鼻が長ければ長いほど、においセンサーの“設置面積”も広がる=嗅覚が鋭くなるというわけ。
代表的な“鼻が利く”犬種は?
嗅覚が鋭いことで知られる犬種には、以下のような「ロングノーズ組」が勢ぞろい。
ブラッドハウンド:世界一の嗅覚を持つとされ、捜索犬の代表格
ビーグル:検疫探知犬として空港でも大活躍
ジャーマンシェパード:警察犬・災害救助犬など多方面で活躍
ラブラドールレトリバー:医療探知犬や盲導犬など、“鼻の万能選手”
彼らに共通するのは、鼻の構造が深く、嗅上皮の面積が広いこと。
そのため、においを細かく分析したり、遠くからでもにおいの元を特定したりする能力に長けているのです。

短い鼻の子は、嗅覚が弱いの?
では、パグやフレンチブルドッグのような短鼻種はどうでしょう? 実は、嗅覚はそこまで弱くありません。
嗅上皮の面積こそ狭くなるものの、においを強く感じる力=感度はそれなりに高く、“好きなにおい”や“ごはんの香り”にはしっかり反応します。
ただし、鼻が短いと「空気の流れ」が十分に確保できないため、長時間のにおいの追跡や、細かな識別作業は少し苦手。
また、暑さや運動時の呼吸効率にも影響するため、負担をかけすぎないよう注意が必要です。
鼻の長さだけじゃない“嗅覚のすごさ”
嗅覚の良し悪しは「鼻の長さ」だけでなく、
・遺伝的な能力(犬種による差)
・経験(子犬期の刺激の多さ)
・訓練や学習の有無など、いろんな要素が組み合わさって決まるとされています。
つまり、たとえ鼻が短くても、ノーズワークや遊びの中で刺激を与えてあげれば、“嗅覚力”はぐんぐん伸びるんです!
嗅覚を活かした遊び、してますか?
ワンちゃんの嗅覚を活かすなら、 ・フードを隠して探させる ・におい付きおもちゃで遊ぶ ・ノーズワークマットを活用するなど、 “においで楽しむ時間”を取り入れてあげるのが◎。

WANMARTのふりかけシリーズのように素材そのものの香りを活かした自然派ごはんも、嗅覚で「おいしさ」を感じ取るワンちゃんにはぴったりです。
鼻の長さは、ワンちゃんの個性。 でもその奥には、数えきれない情報を読み取る“スーパーレーダー”が隠れているのです。
その小さな鼻が、世界のすべてを感じ取ってる──そう思うと、ますます愛おしくなりませんか?

ひげって、何のためにあるの?
「ワンちゃんのひげ、なんとなくあるけど、これって何の役に立ってるの?」
普段あまり意識されない“ひげ”。
でも実はこのひげ、ワンちゃんの体の中でもトップクラスに敏感なセンサーなんです。
ひげ=ただの飾りじゃない!
まず、ワンちゃんのひげは正式には「触毛(しょくもう)」と呼ばれ、他の毛とはまったく違う構造をしています。
ひげの根元には大量の神経と血管が集まり、わずかな空気の流れや物の接触を感じ取る高性能センサーのような働きをしているのです。
人間でいうなら、指先や唇の感覚に近いと言われていて、ひげを通じて「空間認識」や「周囲の状況」をつかんでいます。
どんな時に使ってるの?
例えば──
・狭い場所を通るとき
・暗がりで物にぶつからないようにするとき
・他の動物の動きを察知したいとき
・風や空気の流れの変化を感じ取るとき
ひげはまるで、“目に見えない触覚のアンテナ”のような存在。
特に暗闇や視界の悪い環境では、このひげが大活躍しているのです。

ひげで“気持ち”もわかる?
注目したいのは、ワンちゃんのひげが感情によって動くという点。
・興奮しているとき → 前にピンと張る ・リラックスしているとき → 横や下に垂れる ・怖がっているとき → ぴたっと縮まる
これらは個体差もありますが、ひげの“向きや動き”が気持ちのバロメーターになることもあるのです。
ひげは切ってもいいの?
「トリミングでひげをカットするのはどうなの?」という質問もよくあります。
実際、ショー用の犬や見た目重視のカットではひげを整えることもありますが、ひげには感覚器としての役割があるため、なるべく残しておくほうが安心です。
特にお年寄りのワンちゃんや、目が悪くなってきた子は、ひげのセンサーを頼りに生活していることも多いため、生活の質に関わることもあるのです。
あなどれない“顔まわりの知覚力”
口元や眉のあたりのひげは特に敏感で、「においをかぎながら、顔を近づけた時に相手の動きを察知する」など、ワンちゃん社会での“あいさつ”にもひげが役立っていると考えられています。
そう、ひげはただの飾りじゃない。
見えない世界を感じ取る、ワンちゃんの大切な“第六感”ツールなのです。
ひげを知れば、ワンちゃんの見ている世界が変わる
私たちには見えない空気の流れや、すぐ近くの物の存在、そして相手のちょっとした動きまで──ワンちゃんは、ひげを通じて敏感に感じ取っているのです。
次にワンちゃんの顔をじっと見たとき、ふわっと揺れるそのひげにも、ちょっと注目してみてください。 そこには、気づきと安心を生み出す“小さなアンテナ”の本音が、きっと隠れているはずです。

ワンちゃんって算数できるってホント?
「1+1は?」 「ワンワン!」 ──そんな芸達者なワンちゃん、テレビで見たことありませんか? 飼い主が「答えは?」と聞くと、尻尾を振って何回か吠えたり、前足でポンポンと床を叩いたり。
「えっ、もしかしてウチの子も計算できるの…?」
と思いたくなる気持ち、わかります。
でもちょっと待って──それ、本当に“算数”してるんでしょうか?
実は“飼い主のヒント”を読んでるだけかも?
有名な例に「聡明なハンス(Clever Hans)」という馬の話があります。
20世紀初頭、ドイツで“計算ができる馬”として話題になったハンスは、人間が出す算数の問題に、前足の打数で正解を答えることができたのです。
でもその後の科学的調査で、実は飼い主の表情や姿勢の“微妙な変化”を読み取っていたことが判明しました。 つまり、「この辺りで止めると喜ばれるな」という“無意識の合図”に反応していたんですね。
これと同じように、テレビで見る“計算ワンちゃん”も、訓練や人間のジェスチャーを手がかりに答えている可能性が高いとされています。

じゃあ、数字はわからないの?
実際には、“数字そのもの”を理解しているわけではないと考えられています。
ただし!それでもワンちゃんたちは、「量の違い」にはかなり敏感なんです。
動物行動学の研究によると、ワンちゃんは次のようなことができるとわかっています:
2つの容器のうち、おやつが多く入っているほうを選ぶ
一度に与えたフードの量をなんとなく覚えている
「3つ与えるよ」と言われた後、2つしかもらえなければ違和感を持つ
つまり、“1個より2個”“少ないより多い”といったざっくりした数の感覚=数量認識は、ちゃんと持っているんです。
数の“感覚”で生き抜いてきた本能?
この「数量の認識」は、もともと野生動物にもあるとされる本能的な能力です。
たとえば──
・どの群れに合流すれば安全か ・どの獲物の群れが少なくて狙いやすいか ・仲間が足りない、増えたといった変化に気づけるか
こういった状況判断は、「1、2、3…」と数えるのではなく、感覚的に“多い・少ない”を判断する力に支えられています。 ワンちゃんもまた、その本能を今もちゃんと引き継いでいるというわけです。

“できる子”に見えるのも、観察力がすごいから
ワンちゃんは、私たち人間の表情・声・目線・動作を驚くほどよく見ています。
飼い主が「そろそろ答えてくれるかな…?」と目を細めただけで、それに反応して行動を合わせる。
そんな“人間理解能力”が高いからこそ、“天才犬”に見えるのかもしれません。
数はわからない。でも、心はちゃんと読んでる
だからといって、「じゃあウチの子、算数できないんだ〜」とがっかりしないでください。ワンちゃんにとっては、数字の正確さより、飼い主との信頼関係や空気の読み取りのほうがよっぽど得意で大切なこと。
「1+1=2」はわからなくても、「あなたの気持ち+大好きなご褒美=最高の時間!」これだけは、確実に理解してくれているはずです。
耳はどれくらい聞こえてるの?
「うちのワンちゃん、冷蔵庫の音には反応しないのに、遠くで誰かがドッグフードの袋を開けたら飛んでくるんです!」 そんなエピソード、よく聞きませんか?
実はワンちゃんの耳、私たち人間よりもずっと広い範囲の音を、ずっと繊細にキャッチできるすごい器官なんです。
聴力の基本スペック、人間と比べてみよう!
私たち人間が聞こえる音の周波数は、およそ20Hz~20,000Hz
一方、ワンちゃんはなんと、65Hz〜50,000Hzもの音を感知できます。
つまり、人には聞こえない“高い音”もバッチリ聞き取れる!
これが「犬笛(ドッグホイッスル)」の仕組み。
人間には無音に思える音でも、ワンちゃんにはちゃんと届いているんですね。
また、音の強弱や方向の判別能力も高く、私たちが気づかない「かすかな足音」や「小さなドアのきしみ」なども、ピタッと耳を動かしてキャッチできるのです。
耳が立ってる子は、特にすごい?
実は、耳の形や動きも聴力に関係しています。
立ち耳の犬(シェパード、コーギーなど)→ 音の方向を察知しやすく、遠くの音にも反応しやすい。

垂れ耳の犬(ビーグル、キャバリアなど)→ 周囲の音を少し拾いづらいが、嗅覚を使う猟犬に多く、におい優先で行動する傾向も。
さらに、ワンちゃんは耳の筋肉が発達しているため、片耳ずつ別の方向に向けることもできる! これは人間には不可能な芸当ですよね。
子犬とシニア犬では聞こえ方も違う?
聴力の鋭さは年齢とともに変化します。 子犬の頃はまだ耳の機能が完全ではなく、生後3週間ごろから徐々に音に反応し始めます。一方、シニアになると加齢性難聴(ヒトと同じ!)が起こることも。
「名前を呼んでも振り向かない」
「大きな音にびっくりしなくなった」などが見られたら、単に“わがまま”なのではなく、耳が聞こえにくくなっているサインかもしれません。
聞こえてる“音”だけじゃなく、“意味”もわかってる?
さらに驚くことに、ワンちゃんたちは単に音を聞いているだけではなく、“音に意味がある”ことも学習しているのです。
たとえば──
・お散歩リードのカチャッという音
・冷蔵庫が開く音=おやつのチャンス!?
・飼い主の「う~ん」というつぶやき=構ってほしいサイン?
こうした“生活音”に反応するのは、聴覚だけでなく経験や感情の記憶がリンクしているから。 耳はまさに、ワンちゃんの感情アンテナでもあるんです。
音のストレスには注意!
聴覚が鋭い分、音によるストレスにも敏感なのがワンちゃん。 大きな音や高周波、テレビの低音、掃除機、雷や花火などにはとても強いストレスを感じてしまうことも。
・静かな空間で休ませる ・音慣れトレーニングをする ・怖がったら無理に近づけない
といった配慮が、ワンちゃんの「安心できる耳の世界」を守るポイントです。
「聞こえてるかも?」に気づけるのは、飼い主だけ
ワンちゃんの耳は、私たちが想像するよりずっと多くの音を拾って、世界を感じ取っています。 でも、加齢やストレス、病気でその“耳の窓”が閉じかけているとき、最初に気づけるのは、いつもそばにいる飼い主の“観察力”なのです。 音に反応するその耳の動きに、ぜひ今日からちょっと注目してみてください。 きっと、あなたにだけわかる“ワンちゃんの本音”が聞こえてくるはずです。

散歩中に急に止まるの、なんで?
「さっきまでノリノリで歩いてたのに…急にピタッ!」 「一歩も動かなくなって、にらみ合い状態…」そんな“お散歩あるある”、経験ありませんか?
この「急ブレーキ」、実はワンちゃんの“意思表示”のひとつ。その理由は、1つじゃありません。
「イヤ!」のサインかも?
最もわかりやすいのは、
「その先に行きたくない!」という意思。
ワンちゃんは言葉を使えないぶん、体全体で気持ちを伝えようとします。
・怖い音が聞こえた ・苦手なワンちゃんや人が近くにいる ・道の先にトラウマの場所がある(病院とか…) ・単純に「もう疲れた」
これらの“拒否サイン”を、「止まる」という行動で伝えている可能性があります。
また、子犬期や保護犬に多いのが、環境の変化への不安や警戒心。 新しい場所、知らない匂い、人通りの多さ──それらに圧倒されて、“止まるしかできない”というケースも少なくありません。

自分でコースを決めたいのかも?
さらに見逃せないのが、「今日はこっちに行きたい」という自己主張。 ワンちゃんにはお気に入りのルートや、“今日はこっちが気になる!”という感覚があるのです。
止まってじっと見つめてきたり、別の方向に行こうと踏ん張る様子があれば、「今日は自分でコースを決めたいのかも?」と受け取ってみてもいいかもしれません。
お散歩はただの運動ではなく、ワンちゃんにとっての冒険や選択の時間でもあるのです。
情報収集中の「止まり」もある!
ワンちゃんにとってお散歩とは、“においの世界を旅する時間”でもあります。
道端の電柱、草むら、他の犬のおしっこ跡──そこには「誰が通ったか」「どういう気持ちだったか」など、まるでSNSのような情報がにおいとして残っています。
その情報を真剣にチェックしているとき、ワンちゃんは自然と「立ち止まる」のです。 まさに、“においで情報収集中。今、集中してます!”の状態。
このとき無理に引っ張ると、ワンちゃんのストレスになってしまうことも。可能な範囲で「におい読み時間」も尊重してあげたいですね。
反抗じゃなくて“確認中”のことも
「散歩中に止まる=わがまま」と思われがちですが、実は“確認しているだけ”ということもあります。
・道が分かれるところで「どっちに行く?」と迷っている
・飼い主の歩調に合わせようとして止まった
・周囲の様子を観察している
特に賢い子ほど、“考えてから動く”傾向があります。
だから、「止まる=反抗的」ではなく、むしろ「周囲をよく見て行動している」ともいえるのです。
シニア犬や体調不良のサインかも?
そして見逃してはいけないのが、年齢や体調による“止まり”のサイン。
・関節に痛みがある ・足裏に違和感がある ・暑さや寒さに負けてる ・内臓や心臓に不調がある
「いつもと違う止まり方」や「歩き出してもすぐまた止まる」といった場合は、体のSOSの可能性もあるので、注意深く観察し、必要があれば獣医師へ。
止まった理由に“気づける”のは、あなただけ
ワンちゃんが突然立ち止まったとき──「またか〜」と思う前に、その理由に目を向けてみてください。
・におい? ・不安? ・考え中? ・それとも「今日はもう帰ろう」の合図?
ワンちゃんの足元には、私たちの想像以上に深い世界が広がっています。 その“沈黙のストップサイン”に気づけたとき、あなたとワンちゃんの散歩は、もっと心が通う時間になるはずです。

まとめ:行動の奥にある“本音”に気づこう
今回も、ワンちゃんたちのちょっと不思議な行動や、普段見過ごしがちな感覚の秘密に迫ってきました。
味覚、嗅覚、聴覚、そして行動の意味──どれをとっても、私たち人間の感覚とはちょっと違っていて、それでいてとっても愛おしい“ワンちゃんならでは”の世界が広がっていましたね。
例えば、「算数ができるの?」という問いに対しては、数字は理解していなくても量の違いには気づいていたり、「散歩中に急に止まる」ことも、ただのわがままではなく、“考え中”や“観察中”だったり。
こんなふうに、一見謎めいた行動の裏にも、ワンちゃんの立派な理由=“本音”があるんです。
私たちが少し視点を変えてみるだけで、
「なんでこんなことするの?」が「なるほど、そうだったのか!」に変わります。
そしてその気づきが、ワンちゃんとの信頼や絆をより深くしてくれるのです。
ワンちゃんの世界は、いつでも正直でシンプル。でも、だからこそ奥深く、知れば知るほど魅力があふれます。
これからも、そんな“ワンちゃんの本音”をひとつずつ読み解きながら、もっともっと幸せな共生のヒントを一緒に見つけていきましょう!

※参考文献:藤井康一『いぬ大全304』(新星出版社、2021年)





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