犬のうんちの色でわかること|黒・緑・白・黄色・赤色などを一覧で解説
- WANMART
- 10 時間前
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いつものお散歩中。
ワンちゃんがうんちをしたので、何気なく拾おうとしたら……
「えっ、今日のうんち、なんか色が違う!?」
そんな経験はありませんか?
黄色っぽかったり、緑色だったり、いつもより真っ黒だったり。
ましてや赤いものが混じっていたり、白っぽいうんちが出たりすると、
「何か悪いものを食べた?」「もしかして病気?」「すぐ病院に行ったほうがいいの?」
と、不安になりますよね。
でも、うんちの色がいつもと違う=すぐに病気とは限りません。
ワンちゃんのうんちは、食べたものや消化の状態によって色が変わることがあります。
一方で、黒いタール状の便や血が混じった便など、早めに動物病院へ相談したほうがよい変化もあります。
大切なのは、「色」だけを見るのではなく、形・硬さ・回数、そしてワンちゃん自身の様子を一緒に確認することです。
今回は、ワンちゃんのうんちを「色」からチェックできるように、茶色・黒・赤・黄色・オレンジ・緑・白・灰色など、それぞれ考えられる原因と注意したいポイントを一覧でご紹介します。
「うちの子のうんち、この色は大丈夫?」
そんなときに開いてもらえる、WANMART版・犬のうんち図鑑の第一歩です。
まず知っておきたい「健康的なうんち」の色
「何色なら正常なの?」
まずは、ここから見ていきましょう。
一般的にワンちゃんの健康的なうんちは、茶色〜こげ茶色がひとつの目安です。
ただし、ワンちゃんが食べているフードや食材によって、多少明るくなったり、濃くなったりすることはあります。
つまり、
「昨日より少し濃い」 「朝と夜で微妙に色が違う」
というだけで、すぐに異常とは限りません。
実際、WANMARTでも以前の記事でご紹介したように、うんちは直前に食べたものだけでできているわけではなく、食事内容や腸の動きなどによって見た目が変化することがあります。
だからこそ大切なのは、「理想の色」をひとつ決めることよりも、「いつものうちの子のうんち」を知っておくこと。
普段の色、硬さ、量、においを知っていると、小さな変化にも気づきやすくなります。

犬のうんちの色を一覧でチェック
まずは、気になる色からチェックしてみましょう。
考えられること | 特にチェックしたいこと | |
茶色〜こげ茶 | 一般的な範囲、食事による濃淡 | 形・硬さ・普段との違い |
黒 | 食べ物による色の変化、消化された血液など | タールのような黒さ・ベタつき |
赤 | 食べ物の色、肛門や消化管からの出血など | 鮮血の量・繰り返すか |
黄色・オレンジ | 食材の色、腸内を速く通過した便、消化状態の変化など | 下痢・脂っぽさ・嘔吐 |
緑 | 緑色の食材、着色されたおやつ、腸内を速く通過した便など | 軟便・下痢・体調不良 |
白・灰色 | 骨など食事の影響、消化吸収や胆汁に関わる問題など | 硬いか、軟らかいか、何日も続くか |
透明・白いゼリー状 | 大腸由来の粘液が増えている可能性 | 下痢・血液・繰り返すか |
ここで覚えておきたいのが、
「色だけで病気を判断することはできない」
ということです。
同じ黒いうんちでも、食べたものによる一時的な変化と、消化管からの出血による黒色便では意味が大きく異なります。
ここからは、それぞれの色をもう少し詳しく見ていきましょう。

黒いうんち|食事の影響?それとも出血?
黒いうんちを見ると、
「血が出ているのでは?」
と心配になりますよね。
ただし、黒っぽいうんちがすべて危険というわけではありません。
食事内容によって、普段より濃いこげ茶〜黒っぽく見えることもあります。
一方で注意したいのが、真っ黒で、タールのような見た目の便です。
「メレナ(黒色便)」と呼ばれる便は、消化された血液が混ざることで黒く見えることがあり、胃や小腸などの上部消化管だけでなく、口や呼吸器などから飲み込んだ血液が原因になるケースもあります。
黒色またはタール状の便は獣医師に相談すべきサインとして挙げています。
特に、黒い+ベタッとしている黒い+ぐったりしている黒い+嘔吐している黒い+食欲がないといった場合は、「食べ物のせいかな?」と長く様子を見ず、早めに動物病院へ相談しましょう。
黒いうんちについては、こちらでさらに詳しく解説しています。

赤いうんち|鮮血が混じっていたら要チェック
うんちの表面に、
「赤い筋が付いている」 「鮮やかな赤い血がポタッと付いた」 「下痢に赤い血が混じっている」
そんなときは、やはり驚きますよね。
鮮やかな赤い血が見える場合、肛門や大腸など比較的出口に近い部分からの出血が考えられることがあります。
ただし、血の色だけで出血場所や原因を正確に特定することはできません。
硬いうんちを出した後に少量の血が付くケースもあれば、大腸炎や感染症、消化管のトラブルなどが関係していることもあります。
特に、
血の量が多い
何度も血便を繰り返す
激しい下痢をしている
嘔吐もある
元気や食欲がない
といった場合は、早めに獣医師へ相談してください。
新鮮な血が混じる便や黒いタール状便は受診の目安とされています。
「血便が出た=すべて緊急」というわけではありませんが、だからこそ血の色・量・うんちの状態・ワンちゃんの様子をセットで見ることが大切です。

黄色・オレンジのうんち|食べ物と消化状態を確認
「今日のうんち、いつもより黄色い……」
黄色やオレンジ色のうんちも、飼い主さんから見るとかなり目立つ色ですよね。
まず確認したいのが、最近食べたものです。
カボチャやニンジンなど色の濃い食材を食べた後は、うんちの色がいつもより黄色〜オレンジっぽく見えることがあります。
一方で、下痢などで消化管の中を内容物が速く通過しているときにも、便の色が普段と変わることがあります。下痢は食事の急な変更、ストレス、寄生虫、消化管の炎症など、さまざまな原因で起こります。
見るポイントは、
「黄色いかどうか」だけではなく、うんちの質感。
形がしっかりしていて、ワンちゃんも元気。
最近カボチャなどを食べた心当たりがある。
そんな場合は、一時的な食事の影響ということもあります。
反対に、
黄色い軟便や下痢が続く
脂っぽく見える
嘔吐している
食欲がない
元気がない
といった場合は、消化器の不調が隠れている可能性もあるため、獣医師へ相談しましょう。
黄色いうんちの「様子を見やすいケース」と「注意したいケース」は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

緑のうんち|野菜?それともお腹の不調?
鮮やかな緑色のうんち。
初めて見ると、かなりびっくりします。
でも、まず思い出してみてください。
「昨日、緑色の野菜を食べなかった?」 「緑色のおやつやガムを食べなかった?」
食べたものの色が、うんちに影響することがあります。
また、黄色いうんちと同じように、下痢などで腸の中を内容物が普段より速く通過しているときにも、便の色がいつもと違って見えることがあります。
そのため、
緑色だけれど形はしっかりしている元気も食欲もある食べたものに心当たりがある
という場合と、
緑色の下痢が続いている何度も排便している嘔吐しているぐったりしている
という場合では、考え方が変わります。
緑色だから危険、ではありません。
でも、緑色だから大丈夫、とも限りません。
やはりここでも「色+うんちの状態+ワンちゃんの元気」を一緒に確認してあげましょう。

白・灰色のうんち|硬さや質感にも注目
白っぽいうんちには、いくつかの見え方があります。
たとえば、骨などを多く食べた後に、硬くて白っぽい、ポロポロした便になることがあります。
一方で注意したいのが、
白〜灰色っぽい状態が続く軟らかく、量が多い食欲低下や体重減少がある嘔吐や黄疸など、ほかの症状もあるといったケースです。
MSD Veterinary Manualでは、膵外分泌不全の犬で便が「淡い色・軟らかい・量が多い」といった特徴を示すことがあるとされています。
また、胆汁の流れが大きく障害される病気では、淡い色の便がみられる場合もあります。
もちろん、白いうんちだけで膵臓や肝臓、胆嚢の病気と判断することはできませんが、何度も続く場合は確認が必要です。
つまり、白いうんちを見たら、
「白い!」
だけでなく、
硬くてポロポロなのか?灰色っぽく軟らかいのか?最近何を食べたのか?
まで見てあげることが大切です。

透明・白いゼリーが付いている|粘液便の可能性
これは厳密には「うんちの色」とは少し違いますが、うんち図鑑としてぜひ覚えておきたい変化です。
うんちの表面に、
「透明なゼリーみたいなものが付いている」 「白っぽい膜に包まれている」 「ネバネバしたものが混じっている」
そんな場合は、粘液便の可能性があります。
少量の粘液は腸で作られていますが、目に見えるほど増えている場合は、大腸が刺激を受けている可能性があります。
食事の変化やストレスなど一時的な原因もありますが、繰り返す場合や、下痢・血液・嘔吐などを伴う場合は注意が必要です。
WANMARTでは、この不思議なゼリー状の便についても詳しく解説しています。

うんちの色が変わったときに確認したいこと
愛犬のうんちがいつもと違う色だったとき。
慌てて色だけを検索する前に、まずは次のポイントを確認してみてください。
① 最近、何を食べた?
フードを変えた。
新しいおやつを食べた。
カボチャやニンジン、緑色の野菜を食べた。
骨をいつもより多く食べた。
まずは直近の食事を思い出してみましょう。
② うんちの形や硬さは?
同じ色でも、
しっかり形のある便なのか、
ドロドロの下痢なのか、
硬くてポロポロなのか、
タールのようにベタッとしているのか。
この違いは、とても重要です。
③ 1回だけ?それとも続いている?
一度だけ色が変わり、次のうんちでは元に戻ることもあります。
反対に、同じ異常な色が何度も続いている場合は、体の中で何らかの変化が続いている可能性があります。
④ ワンちゃんは元気?
食欲はある?
いつも通りお散歩に行きたがる?
嘔吐はしていない?
ぐったりしていない?
うんちだけでなく、ワンちゃん自身を見ることが何より大切です。
⑤ 写真を撮っておこう
「病院に行ったころには、もう次のうんちが出てしまった」
そんなこともあります。
気になるうんちが出たら、スマートフォンで写真を撮っておくと獣医師に状態を伝えやすくなります。
受診するときは、可能であれば新鮮な便のサンプルを持参することも診断の助けになります。

こんなうんちは早めに動物病院へ
うんちの色だけで緊急性を判断することはできません。
ただし、次のような場合は早めに動物病院へ相談しましょう。
真っ黒でタールのような便が出た
鮮血が混じっている、または血便を繰り返す
異常な色の下痢が続いている
嘔吐もしている
食欲がない、ぐったりしている
白〜灰色の便が繰り返し続く
いつもと明らかに違う便が続いている
Cornell大学獣医学部では、黒色・タール状の便、新鮮な血液を含む便、嘔吐や食欲低下を伴う場合などを獣医師へ相談する目安としており、軟便・下痢が長引く場合についても受診をすすめています。
「このくらいで病院に行っていいのかな?」
と迷うこともあると思います。
でも、普段から一番近くでワンちゃんを見ている飼い主さんが感じる、
「なんだか、いつもと違う」
という感覚も、とても大切なサインです。
心配なときは自己判断で長く様子を見ず、かかりつけの獣医師に相談してください。

まとめ|うんちの色は「答え」ではなく、体から届くヒント
茶色、黒、赤、黄色、緑、白……。
ワンちゃんのうんちは、毎日同じ色とは限りません。
食べたものによって変わることもあれば、腸の動きや消化状態によって変化することもあります。
だからこそ、
「黒だから危険」 「黄色だから消化不良」 「緑だから病気」
と、色だけで決めつける必要はありません。
見るべきなのは、
色・形・硬さ・回数・続いている期間、そしてワンちゃん自身の様子。
このすべてを合わせて考えることが大切です。
毎日見るうんちは、ワンちゃんの体から届く小さなお便りのようなもの。
昨日までとの違いに気づけるのは、獣医師でも、ペットショップのスタッフでもありません。
毎日一緒に暮らしている、飼い主さんです。
「今日のうんち、いい感じだね」
そんな何気ないチェックの積み重ねが、ワンちゃんの小さな体調変化に気づくきっかけになるかもしれません。
WANMARTではこれからも、黄色いうんち、緑のうんち、黒いうんち、血便、粘液便など、ワンちゃんの「うんち」にまつわる疑問をひとつずつ掘り下げていきます。
気になる変化を見つけたら、まずは慌てずに「いつものうちの子」と比べてみる。
そして心配なサインがあれば、早めに獣医師へ相談する。
うんちは、ワンちゃんの体の声。
毎日の小さな変化を見逃さず、大切なワンちゃんの健康を一緒に見守っていきましょう。


